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取材レポート

MieMu開館5周年記念特別展「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」で、ジブリアニメの貴重な資料を見てきました!

掲載日:2019.08.03

ジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚い信頼を得ていた日本屈指のアニメーター、近藤喜文さんの貴重な資料がたくさん展示!ジブリ作品「耳をすませば」「魔女の宅急便」「もののけ姫」等の原画や絵コンテが見られるとあって、早速行ってきました。ジブリグッズもたくさん買えますよ♪

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

スタジオジブリ名作の数々を支え、高畑監督、宮崎監督からも厚い信頼を得ていた日本屈指のアニメーター、近藤喜文さん。
いまなお多くのアニメーターの方に影響を与え続けています。

そんな近藤さんの貴重な資料がこの目で見られるなんて、行かない理由がない!というわけで、この先にどんな世界が広がっているのか…はやる気持ちを抑えて、いざ入場!
(そして音声ガイドも忘れずに借りました。)

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

始まりはルパン三世、峰不二子のキャラクターデザインから。
今とは少しデザインが違いますが、その妖艶さは変わらないのですね。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

名作劇場テレビシリーズ「赤毛のアン」。
キャラクターデザイン案が展示されています。表情やしぐさなど、各キャラクターの特徴が丁寧に描かれています。
この細かい設定が、キャラクターが魅力的な存在感を持つ秘密なのかもしれません。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

名作劇場テレビシリーズ「トム・ソーヤーの冒険」からコケるシーンの2枚。
頭から地面について、次に足が慣性の法則(?)で前に反り出して…何気ない仕草も、アニメは一枚一枚の止め絵の連続なので、こういうときはこういう動きをする、とちゃんと理解しておかないと自然な動きにはならないんですね。
観察力とそれを絵にする画力、双方あって表現出来る動きの面白さ…動かすって、すごい。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

未完のまま終わった、企画ボード集。
これって、あまり見られない貴重なものでは…!?
女の子がとってもかわいい。実際に制作されていたら、どんな物語になったのでしょうか。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

擬人化した動物キャラクターが魅力的な「名探偵ホームズ」。
まさかイメージボードの原画を見られるなんて…感動で泣きそうでした。
一枚絵の完成度もさることながら、見ているだけでワクワクしちゃいます。
どの場面も、今にも動き出しそう!

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

日米合作の「リトル・ニモ」。
共同作業の難しさから、メインスタッフが次々と降板、近藤さんも監督を解任されてしまいます。

キャラクターや物語の舞台など、リトル・ニモの世界観を表現しようと大量のイメージボードが描かれています。
世界観を構築するまで様々なアプローチが必要なんですね。このイメージ力の多彩さに、近藤さんの頭のなかをのぞいてみたいと思いました。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

ここでは、リトル・ニモのパイロット(試作)フィルムが見られます。
3分30秒の短さなんですが、すごい。もう目が離せない。作画が半端ない。まさしく世界最高峰のクオリティ。
どうすごいのかは実際に見に来てください!あまりお目にかかれない超貴重な映像ですよ〜!

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

さあ、スタジオジブリ時代が始まります。
「おもひでぽろぽろ」「海がきこえる」「耳をすませば」「もののけ姫」など。
貴重なキャラクターデザインや原画がたくさん。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

こちらは、1993年のジブリ作品「海がきこえる」。
いろんな書き込みがあって興味深いですね。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

「魔女の宅急便」で、近藤さんは作画監督をつとめられました。
カラフルなイメージボードが大量に展示されています。
映画には出てこないシーンもたくさんあるので、「魔女の宅急便」ファンなら必見です!

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

近藤さん初監督作品「耳をすませば」。
天沢聖司に恋した女子も多いはず。カントリーロードが勝手に脳内再生されます♪

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

「耳をすませば」の絵コンテ。
どのシーンか分かりますか?
カットごとに細かく指示が描かれた絵コンテは、監督の頭の中をのぞくようで、見ているだけで楽しいですね。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

日常をスケッチした作品集も展示されています。
近藤さんの観察力と表現力には度肝を抜かれますね。何でもない日常も魅力的に見えてきます。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

こちらは、近藤さんが実際に使用されていた机と道具類。
この机の上で、ジブリ作品が作られてきたと思うと、感慨深いものがあります。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

原画をパラパラめくれるコーナーもあります。
アニメって、この一枚一枚の積み重ねなんだと実感。
動いてる!感動!!

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

天沢聖司くんやムーンと一緒に撮影できるコーナーも♪
「耳をすませば」の世界に入り込んじゃいましょう!恥は捨てて、雫になりきるべし!

この男がジブリを支えた。近藤喜文展:MieMu開館5周年記念特別展

会場を出ると、ジブリ映画のかわいいグッズがたくさん!破産しそうです。
図録は必ずやゲットしてほしい!近藤さんの絵がぎっしり詰まっています。ポストカードもたくさん買いました。

近藤さんは1998年、ご病気により47歳という若さで亡くなってしまうのですが、もし現在もご存命なら、どんな絵を描かかれていたのかなあと、色々想像を巡らせてしまいました。
仕事にかける情熱や、アニメーションの楽しさが伝わる、とてもすばらしい展覧会でした。これから作品を観る目が変わりそうな気がします。

この近藤喜文展は、ここ三重県総合博物館(MieMu)が最後になります。
会場でしか見られない貴重な資料もたくさんありますので、ぜひお越しください!

【展覧会詳細】
近藤喜文は、高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられていた日本屈指アニメーターで、急逝前に手がけた唯一の長編監督作品「耳をすませば」は、今もなお多くの人に愛されています。
本展では、原画やイメージボード、スケッチ等多数展示し、清潔な人柄と温かな眼差しから生まれた近藤喜文が描き出すジブリ作品の世界をお楽しみいただきます。
期間中はギャラリートークなども開催します。
ぜひご家族やお友達とお越しください。

第24回企画展・開館5周年記念特別展 この男がジブリを支えた。近藤喜文展

・開催期間:2019年7月6日(土)から9月16日(月・祝)
 ※休館日は毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
 ※8月13日(火)は開館します。

・開催時間:9時から17時まで(土日祝は19時まで)
 ※入場は閉場の30分前までとなります。

・会場:三重県総合博物館(MieMu)3階 企画展示室
(津市一身田上津部田3060)

・観覧料:一般1,300円、大学生800円、小中高生500円

カテゴリー
季節イベント 雨の日
エリア
中南勢

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