高田本山専修寺庭園(雲幽園) ウンユウエン

高田本山専修寺庭園
高田本山専修寺庭園

両御堂の背面に接しているこの庭園は「雲幽園(うんゆうえん)」と呼ばれ、中ノ島をもつ北寄りの池庭と、二つの小島をもつ南の池庭からなり、これを折れ曲がった配置とし、中央の細い流れをもってつないでいる池泉回遊式の庭園である。一面の杉苔、種々の竹木の間を通って、茅葺の屋根をもつ惣門を抜け左に折れると短冊形をした石橋がかかり、ここから飛石づたいに茶席「安楽庵」に至る。作庭年代は、南北朝時代以前とする説があるが、石橋の形式は江戸中期のものである。
 茶席は本席と略席の二棟からなり、本席を安楽庵と称する。二畳半に半畳の鱗板を入れた少人数の席で、主人と客席との間に太鼓張りの襖を入れるなど、珍しい趣向が凝らされている。これについては、千利休の長男道安と織田信長の弟有楽齋の合作のためといわれ、安楽庵の名前もこの二人の名前から取られた、との言い伝えもある。また、万治元年(1658)窪田山に建立した席を移築したとも言われるが、いずれにしても江戸時代初期の名席とされている。

県史名     1937/09/28(S12) 江戸 専修寺

※案内所にて要予約。
※茶席の中は見ることができません。

選択したスポットを周遊する観光ルート(マイプラン)を表示・編集できます。

現在選択中のスポット数:...

詳細情報

住所
津市一身田町2819 
電話番号
059-232-4171 (専修寺)
営業時間
9:00~16:00(事前予約をお願いします。)
休業日
無休
料金
拝観料:志
公共交通機関でのアクセス

JR一身田駅から徒歩3分 
JR・近鉄津駅から「一身田」「三重病院」行きバス15分「本山前」下車すぐ

車でのアクセス

伊勢自動車道津ICより15分
伊勢自動車道芸濃ICより15分

駐車場

JR一身田駅近くに大駐車場(バス可)があります。

※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

Page Top