高田本山専修寺唐門

高田本山専修寺唐門
高田本山専修寺唐門

 如来堂の正面に建つ門で、文化6年(1809)に木挽きが始まり、文政10年(1820年)に地築き、天保15年(1844)に棟上げをしている。
 屋根は檜皮葺で、正面と背面の軒に大きな唐破風があることから唐門と呼ばれる。控柱4本が腰長押から下で、斜め外に踏み出した形になっているのは注目される。材料はすべて欅造りで、厳しく吟味された品位の高いものを入念に施工している。腰長押と飛貫との間、扉、その脇の小壁、欄間には勢いのある菊、ぼたんの透かし彫が彫られ、他の部分にも親子の獅子や力士の彫刻がされるなど、全体に華麗で複雑な構造をした門である。造営時に配られたと思われる木版刷りの立面図が残っていて、それによると始めは檜皮葺と本瓦葺の2案が考えられていたらしい。
 大工の棟梁は近江国八幡(滋賀県近江八幡市)の高木作右衛門光規、同光一の2代で、光規は如来堂を建立した人物の孫にあたる。

県建・1棟・1960/05/17(S35)・江戸・専修寺

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詳細情報

住所
津市一身田町2819
電話番号
059-236-5701 (高田本山専修寺進納所)
営業時間
お堂が15:30にしまるため、できれば15:00頃までにお越しください。
公共交通機関でのアクセス

JR一身田駅から徒歩3分
JR・近鉄津駅から「一身田」「三重病院」行きバス
15分「本山前」下車すぐ

車でのアクセス

伊勢自動車道津ICより15分
伊勢自動車道芸濃ICより15分

駐車場

JR一身田駅近くに大駐車場(バス可)があります。

※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

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