不思議な石群に驚き&伊勢志摩の海と山の展望に感動♪南伊勢町の「龍仙山」を紹介

山の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、登山している時に海が見えたり、地球の歴史を感じられるような石群が見られるような山に登ってみませんか?今回は「龍仙山」という南伊勢町にある山を解説していきます。 2024年の干支でもある「龍」がついた山としても知られており、街の中から見ただけでは味わえない「これぞ伊勢志摩の風景!」と思わせる景色を味わえるはずです。この山の特徴やルート、下山後におすすめの美味しいグルメなどを実際に歩き、食べてきました。三重県にある、いくつもの山に登った私TAKAのリアルな体験レポートをぜひご覧ください。

記事制作 / みえ旅アンバサダー TAKA

 

【登山するにあたって注意しておきたいこと】
登山は自然を相手にするので、不確定な要素、予期せぬ事態が起こる可能性が十分あります。準備をしっかりと、余裕を持った計画をして楽しみましょう。

① 登山をする際は時間に余裕をもって行動し、自分の経験や体力に見合った山を選んで出かけましょう。
② 事前に登山計画を立て、当日までに最寄りの警察署か登山ポストに登山届を出しましょう。当日は地図やコンパスなども忘れずに。
③ 熊やスズメバチなど、危険な野生動物と遭遇する可能性があります。クマ鈴など対処できる装備を持参しましょう。
④ 事前に気象情報を確認した上で行動しましょう。山は気候の変化が激しいです。雨具をはじめ、急な気温の変化にも対応できる服装を用意しましょう。
⑤ 水分や携帯食を持参し、熱中症対策と適度な休憩を心がけましょう。
⑥ 冬場に登頂する際はアイゼンなどの雪山の登山道具を必ず持参しましょう。麓に雪が無くても山頂付近に雪や氷が残っている可能性があります。
⑦山や山の周辺地域にゴミのポイ捨てなどはせずに持ち帰り、マナーを守って登山を楽しみましょう。

 

〜目次〜

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龍仙山ってどんな山?

龍仙山とは、伊勢市の南部・南伊勢町の近くにある、標高402mほどの山になります。

 

龍仙山の特徴はこの二つ

  • 山頂から望む五ヶ所湾の眺望
  • 神龍石(こうごいし)と呼ばれる列石群

南伊勢町の山の特徴として、五ヶ所湾の綺麗な眺望が山頂から望めるところに魅力があり、「観光三重」で以前に紹介した『馬山』もそうでした。

 

※以前に体験した『馬山』のレポート記事はこちら

TAKA それぞれ違った角度からの五ヶ所湾が見られていいですよ♪

 

神龍石とは何か

「神龍石」と書いて「こうごいし」と読みます。

名前からして何かしらのパワーをもらえそうな気がするのは私だけではないはず^ ^

 

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龍仙山を登ると不意に現れる不思議な石群、これが神龍石です。

 

龍仙山の一帯は龍仙山層群と呼ばれていて、近隣の山とは違う、特徴的な地質構造を持った地域のようです。

長い年月をかけて自然が作り出した列石(ドビロの列石ともいう)があれば、昔の人がこの神龍石の神秘に魅了され真似た列石などもあったりするようで、それらを見分けながら歩くのもまた楽しいかもしれませんね^ ^

 

龍仙山は初心者でも登れますか?

知らない山を歩くのは誰だって不安なものですよね。。

そう思いましたので(笑)皆さんに変わって私がこの龍仙山を歩いたうえで、「登りやすい山なのか」とか「道はわかりやすいだろうか」といった疑問を解決していきたいと思います!

 

今回紹介する龍仙山をデータから見ていくと

  • スタート地点の船越公民館を往復するルートで約5キロほどの行程
  • 活動時間としては約3時間ほど

となっていて、距離や活動時間からすると本格的な山という感じではないのですが、しっかりと登る箇所もあるので、全く山を歩いたことのない初心者の人は大変に感じるかもしれません。

 

 

『登るときのポイント』として

  • 登りの急な勾配まで体力温存
  • ルートは分かりやすく目印もあるので、見落とさずに

龍仙山は登りやすい山とはいえ自然を相手にするのが登山ですから、細心の注意を払って登ってもらえればと思います。

 

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ルート紹介

今回のルートの俯瞰図です。

船越公民館から龍仙山を登り、再び公民館へと戻ってくるルートを紹介します。

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スタートは船越公民館から

船越公民館に車を停めさせてもらいます。

公民館の前にはバス停もあり、公共交通機関でもアクセスしやすいのではないでしょうか。

■住所
〒516-0109
三重県度会郡南伊勢町船越1781-1

 

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公民館から東に少し進むと龍仙山への案内板が見えてきます。

南伊勢町が用意した地図もありますので参考にしましょう。

 

ここからは民家の中を少し進んでいきます。

 

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振り返って一枚。

今はまだチラっと見えてる五ヶ所湾ですが、これからどんどんと標高を上げていくに従って視界全体に広がっていきますのでお楽しみに^ ^

 

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登った時期が冬だったのですが、少しだけ花を見ることができました。

12〜3月の寒い時期に花を咲かせるヤブツバキという花ですね。

 

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歩き進んでいくとパッと開けた場所が現れ、これから登る龍仙山を見ることができます。

 

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ルート上にはこのように道標も設置されています。

ちょっとしたことかもしれませんが、こういった配慮が登山初心者の方にはありがたく、とても嬉しいことだと思いました。

 

「道に迷わないかなぁ」というのが初心者さんが心配することの一つですから、その不安を取り除く作業をしてくれている南伊勢町の方々には感謝です^ ^

 

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龍仙山山頂への二つのルート

舗装路を進んでいくと、写真のような分岐に到着します。

どちらも龍仙山へ向かうルートになっているのですが、今回は看板(黄色の丸印)が示している青ルートの方から登っていき、帰りはその反対の赤ルートからこの場所に戻ってくるという予定で行きます。

 

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横目に五ヶ所湾を眺めながら歩き進めていくと、大きな貯水槽が見えてきます。

 

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ルートは、この貯水槽を回り込みながら進んでいくようになっているので、標識を見落とさずに進んでいきましょう。

 

TAKA ここで舗装路は終わり、山道に入っていきますよ。

 

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急坂を経て山頂へ

山道に入ると同時に急な登り勾配に突入していきます。

歩幅を狭め、ペースを少し落として歩き進めていきましょう。

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息をあげながら登ること数十分、ぽつんと建つ鳥居が見えてきたら山頂はもうすぐですよ。

 

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鳥居をくぐると「不動尊」か「龍仙山山頂」かの選択を迫られます。

不動尊はこの分岐から少し歩くだけなのでちょっと覗きに行ってもいいですし、「椿山」という、近隣の山に縦走する場合は不動尊から先の道を進んでいくことになります。

 

が、今回の目的地は龍仙山。

なので不動尊を少し覗くだけにしておきましょう。

 

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神龍石でしょうか?石群に囲まれた中に不動尊がありました。

この不動尊の目線の先にある景色もなかなか素晴らしいので、気になる方は見に行ってみてもらえればと思います^ ^

 

TAKA ベンチもあるので休憩するのにもいいですよ

 

では、龍仙山へ向かいます。

先ほどの鳥居からちょっとだけ歩きますが、最後の一踏ん張りということで頑張りましょう!

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公民館をスタートしてから約2時間ほどで龍仙山山頂に到着です。

お疲れさまでした!

 

 

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五ヶ所湾が一望できるこの景色、この日は天気も良く、海がキラキラ輝いていて素晴らしかったです♪

ここにもベンチが置かれているので、のんびりとコーヒーでも飲みながら眺めているのもいいですね^ ^(私はそうやって15分ほど過ごしていました・笑)

 

神龍石(こうごいし)へ

山頂でまったりしたので、次は龍仙山の名物(?)とも言われている『神龍石(こうごいし)』を見に行こうと思います。

 

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今回帰り道として選んだ“東ルート”上に神龍石があるので、戻りながら探してみましょう。

 

〜注意点として〜
帰りに使った東ルートも急な傾斜の道になってますので、下りに使う場合は慎重に下りていくようにしましょう。

 

 

しばらく下っていくと出てきました。

 

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神龍石です。

 

『ドビロの列石』と呼ばれる大小さまざまな石群ですが、正直ここまで規模が大きいとは思ってなかった私は、いい意味でビックリさせられました(笑)

 

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TAKA 自然のアート作品ですね♪

 

標高400mほどの山ですが、海が見れたり列石が見れたりと、たくさんの見どころがあった面白い山行となりました^ ^

 

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龍仙山がある南伊勢町ってどんな町?

南伊勢町は伊勢市南部の海沿いに位置しており、今回紹介した龍仙山があるところは、伊勢神宮のちょうど真南付近になります。

町域の約6割が伊勢志摩国立公園に指定されている海に面していて、リアス海岸の独特の地形は車で走っていても面白く、「社会の時間に習った、リアス海岸がこれか〜」とワクワク(?)してしまうのではないでしょうか。

TAKA 私はワクワクしてしまいました・笑

 

南伊勢町の特産・名物として紹介されているものとして、以下ものがあります。

ご存知のものはありますか^ ^

 

  • 大伊勢海老

→ 400グラム以上の伊勢海老であり、熊野灘で獲られたもので南伊勢町の漁港に水揚げされたものをこう呼ぶそうです。

このサイズのものは縁起物として使われることが多く、神社等へ奉納されるものがほとんどということから希少価値の高いものとなっています。

 

 

  • 内瀬みかん
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→南伊勢町の内瀬と呼ばれる地域で生産された温州みかんのことをいい、美味しいのはもちろん、薄皮で食べやすいという特徴もあります。

近隣の地域では年末の贈答用として広く認知されているとのこと。

 

 

  • 伊勢まぐろ

→ クロマグロの稚魚を南伊勢町神前浦で養殖したものを「伊勢まぐろ」として出荷。

この地域の山々からのミネラルをたっぷりと含んだ海域で育った伊勢まぐろは、きめ細やかで身の締まった良質なものとなるそうです。

 

南伊勢町に来た際にこれらのことを知っていると楽しみ方がグンと増えるのでおすすめです^ ^

 

 

おすすめの周辺スポットを紹介

龍仙山周辺のオススメしたいスポットを、実際に訪れてきましたので紹介させていただきますね。

 

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土宮(つちのみや)

南伊勢町では「知る人ぞ知る」パワースポットとなっているのが、天照大御神の乳母のご神体が流れ着いたと言われる、こちら土宮(つちのみや)です。

主に妊娠中の方で、安産を願ってこちらの神社に来られることが多く、また、妊活の方以外にも夫婦円満や婦人病予防などを祈願してお参りするようです。

■住所
三重県度会郡南伊勢町船越

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私たち夫婦も今回こちらでお参りさせていただきました^ ^

 

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丸魚食堂

この地域で採れた魚介類をいただける、こちらの「丸魚食堂」さん。

龍仙山のスタート地点でもある船越公民館からも近いことから、山服を来たお客さんも来られることが多いそうです(!)

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新鮮な刺身の定食やエビフライ定食などがあるなか、今回私たちはマグロのどんぶりとアジのどんぶりをいただきました♪

酢飯なのか醤油なのかわかりませんでしたが、甘めの味付けで食べやすく、もちろんお魚も新鮮で美味しかったです^ ^

 

詳細情報

営業時間
10:30~14:30
定休日
毎週水曜日と第1・第3火曜日 (祝日は営業)
住所
三重県度会郡南伊勢町船越2818-5
TEL
0599-66-1222
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パティスリー・LA RICHE-TERRE

伊勢市にある洋菓子店屋さんが、姉妹店として南伊勢町にオープンしたのがこちらの『パティスリー・LA RICHE-TERRE(ラ・リシュテール)』さんです。

 

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お友達へのプレゼントなどにも喜ばれそうな可愛らしい洋菓子がズラリ。

旬の果物を使ったケーキもあり、私たちが伺ったときはイチゴたっぷりのケーキで溢れていました♪

 

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イートインスペースもあるので、その場でいただくこともできますよ^ ^

 

 

詳細情報

営業時間
10:30〜18:00
定休日
月・火曜日
住所
三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦941-15
TEL
0599-77-3914

おわりに

リアス海岸の綺麗な景色が一望できる、南伊勢町にある標高402mの龍仙山を紹介しました。

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山の上から海を眺める、この辺りならではの体験をぜひ一度味わっていただけたらと思います。

 

TAKAの画像

TAKA

山に川に、自然あふれる三重県でアクティブに活動中。自然の景色はもちろん大好きですが、それと同じくらい三重県の美味しいものをいただくことも大好きです!

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