あなたにおすすめコンテンツ

海の見える眺望良好なルート・始神峠道を紹介します【熊野古道を歩いてみよう②】

三重県で唯一の世界遺産でもある『熊野古道』。 伊勢神宮から熊野本宮大社へと続く【熊野古道伊勢路】の各スポットのうち今回は、紀北町にある「始神峠道(はじかみとうげみち)」と呼ばれるルートを紹介していきます。 ここは熊野古道伊勢路の中でも、素晴らしい景色が見れる“景勝の峠”として有名となっている場所でもあり、ハイキングに慣れていない人にも歩きやすくておすすめのコースとなっています。 この峠道を、熊野古道の近くに住み、いくつもの熊野古道を歩いてきた筆者が紹介・解説していきます^ ^

h-23

始神峠の見どころ

『始神峠』とは、熊野古道伊勢路を歩いていく際に通る、紀北町という町の海沿いに近い場所にあるコースになっています。

 

ここの見どころは三つ。

  • 世界遺産にも指定されている石段の道
  • ゴールである始神峠の眺望
  • 歩いていて気持ちの良い小径

これらを中心に紹介していきます^ ^

h-22

始神峠は歩きやすい?

ハイキングやウォーキングを始めた人が気になるところとして、「歩くのが大変じゃないだろうか…」というところではないでしょうか?

 

今回始神峠を実際に歩いてきた私の感想は

三段階評価でいうと『★★(二つ星)』となります。

 

〜メモ〜
★(一つ星)→距離も短く、道もそれほど勾配はない
★★(二つ星)→3キロほどの距離で、少し勾配がある
★★★(三つ星)→5キロ以上の長い距離で、歩きごたえがある

 

もちろん、歩きやすい・歩きにくいの感覚は人それぞれ違うと思いますが

  • 約3キロちょっとで歩ける、程よい距離
  • コースの勾配もきつくない

といった部分から、私は初心者の人にも歩きやすいコースではないかなと思いました^ ^

 

《参考までに》
始神峠は、サンショウウオを意味する “椒(はじかみ)” が名前の由来になっています。

 

h-01

ルートの紹介

今回のルートの俯瞰図になります。

それでは始神峠を目指していきましょう!

海の近くからスタート

今回のルートは「始神さくら広場」をスタートして、世界遺産の石段の道を進みながらゴールの始神峠へ。

帰りは明治道と呼ばれる道を歩きながら始神さくら広場に戻るルートとなっています。

 

h-02

「始神さくら広場」

こちらには車が数台停められる駐車場と、トイレも設置されているので便利です^ ^

また、近くにバス停もありますのでバスを利用される人にもアクセスしやすい熊野古道となっています。

 

h-03

始神さくら広場から東に少し歩くと、始神峠への標識が出てきますので、示す方向に向かって歩を進めていきます。

 

h-04

h-05

歩くこと5分ほどで、始神峠への入り口に到着します。

 

h-06

h-07

なだらかな道と、時おり出てくる木造の橋を渡りながら歩いていくと、車が通る音が聞こえてきます。

 

h-08

写真右端に車が写っているのがわかりますか?

熊野古道という1000年以上前から歩かれていた道のすぐ横では、文明の発達した未来の道が通っているという、過去と未来を同時に体験ができるのも熊野古道の特徴かもしれませんね。

 

h-09

石段を歩いて始神峠へ

30分ほど歩くと、石段が続く“つづら折り”の登りの道があらわれます。

 

ここは世界遺産になっている場所でもあり、冒頭で『見どころ』として紹介しましたが、ルートの中では一番苦労するポイントでもあります。

ですが、ここを越えればゴールの始神峠は目の前です。

h-10

「始神峠」

 

スタートして50分ほどで今回の目的地・始神峠に到着です。

TAKA お疲れさまでした!

h-11

冒頭で紹介した『見どころ』の二つ目がここの眺望になっています。

山並みと海を見渡せる眺望は一見の価値があります^ ^

 

 

その昔この辺りには茶屋があったそうな。。

峠の周りにはベンチが複数置かれていて、休憩するのにちょうど良い場所にもなっています。

 

時代を越えて、今も昔も休憩場所となっているようですね。

 

 

h-12

明治道を歩いて始神さくら広場へ

始神峠を少し進むと写真の分岐に着きます。

右方向の明治道というコースを辿って始神さくら広場へ帰ります。

 

h-12

明治道は、落ち葉の絨毯が敷かれたような道なので歩いていて気持ちが良いですが、道沿いにはロープが張られた斜面もありますので、滑ってしまわないように注意して歩きましょう。

 

h-13

h-14

冒頭の『見どころ』の三つ目の場所がこの「うぐいす小径」と呼ばれる場所で、写真の看板にも書かれている「幸を感じさせる小径」という言葉がわかるような、そんな素敵な道でした♪

始神峠を歩かれる際はぜひ立ち寄ってもらえたらと思います^ ^

 

h-15

始神峠から歩くこと30分ほどで山道が終わり、道路を渡った先がスタート地点の始神さくら広場となっています。

 

お疲れ様でした!!

 

h-16

熊野古道スタンプラリーについて

熊野古道伊勢路の各所に写真のような木箱が設置されているのですが、これは何かご存じでしょうか?

 

この木箱には「熊野古道伊勢路を楽しく歩くための二つのコンテンツ」が用意されています。

 

一つは『スタンプを押していきながら熊野古道を歩き進めていく』手形スタンプタイプ。

もう一つは『スマホにスタンプを取り込みながら熊野古道を歩き進めていく』QRコードタイプとなっています。

 

どちらも熊野古道伊勢路を楽しく歩いてほしいという思いから用意されました^ ^

 

今回熊野古道伊勢路を紹介していくなかで、こちらのスタンプを完成させていこうと考えています。

 

私がやっているのは、スマホにスタンプを取り込んでいくQRコードタイプ。

このスタンプラリーは完成するのか、また、各地点にはどんなスタンプが用意されているのか、それらを含めて今後紹介していく熊野古道の記事をご覧いただけたら嬉しいです^ ^

 

 

「スマホdeスタンプラリー」についてはこちらをご参照ください(注・スタンプラリーの参加はパソコンからはできませんのでご注意ください)

 

スマホdeスタンプラリー

 

 

「手形ラリー」についてはこちらをご参照ください。

 

手形ラリー

 

h-17

今回歩いた始神峠のスタンプ、しっかりGETしました〜^ ^

 

おすすめの周辺スポットを紹介

始神峠の近くにある、おすすめのスポットを二つ紹介したいと思います。

 

始神さくら広場

今回の始神峠ルートのスタート地点でもある「始神さくら広場」

この地域では桜の名所の一つとして有名な場所でもあります。

h-18

※写真は引用しました

春頃に桜を愛でながら始神峠を歩かれるのもいいかもしれませんね^ ^

始神テラス

紀勢自動車道の紀北パーキングエリアにある『始神テラス』。

車で三重県南部に来たことのある方でしたら一度は目にしたことのある場所かもしれませんね。

h-19

お魚が美味しいことで有名な三重県南部地域の特徴を生かした食材やお土産があったり、施設の中にはレストランもありおすすめです。

 

h-20

個人的には「始神峠」と書かれた このどら焼きが、今回紹介した熊野古道・始神峠とマッチしてていいかなと思いました(笑)

もちろんお味も申し分なく、素材にもこだわりを持って作られています(日本一の清流としても名高い「銚子川」の水を使って作られているとのこと)

 

熊野古道の道中やドライブのお供にいかがでしょうか^ ^

 

おわりに

今回は熊野古道伊勢路のなかでも5本の指に入るくらい、峠からの景色が素晴らしいことで知られる始神峠のルートを紹介しました。

始神峠は、ハイキングに慣れていない人にもおすすめできますし、古道の雰囲気や眺望もきっと満足してもらえるのではないかなと思います^ ^

 

h-21

もし、熊野古道でどこを歩こうかと考えているのでしたら、ぜひこちらの始神峠を候補に入れてもらえればと思います。

 

近くのイベント

TAKAの画像

TAKA

山に川に、自然あふれる三重県でアクティブに活動中。自然の景色はもちろん大好きですが、それと同じくらい三重県の美味しいものをいただくことも大好きです!

Page Top