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鈴鹿の「椿大神社」は猿田彦大神を祀る神社の総本宮⛩️芸事や経営の神様、龍神様も。 椿まいりを楽しむコツ教えます!

鈴鹿山脈の麓に鎮座する広大な聖域「椿大神社」(つばきおおかみやしろ)。三重県でも参拝者の多い神社の一つで、様々な神様が祀られています。 このレポート記事では、椿大神社が大好きなみえ旅アンバサダーMarikoが、見どころいっぱいの椿大神社の御利益や気になる御朱印、さらにグルメや名物なども一緒にご紹介します!

▼ 目次

取材・制作 みえ旅アンバサダー Mariko

椿大神社とは?

三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を主神としてお祀りする神社です。

猿田彦大神を祀る神社は全国で二千社余りありますが、実はその総本宮が椿大神社鈴鹿やその周辺では、親しみを込めて「椿さん」と呼ばれています。私は、お正月や節分、夏越の大祓などの神事の際など、定期的に椿さんにお参りしています。木々の豊かな境内に一歩入ると空気が変わり、ここが聖域であることが実感できます。

 

主神は猿田彦大神

本殿には三十二柱の神様が祀られていますが、主神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。

天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、天照大神の命により九州の高千穂に降臨する際、途中で天孫一行の道案内をしたのが猿田彦大神であると伝えられています。 

そのため、万事良い方向に導いてくださる「みちびきの神様」とよばれています。

椿大神社の御朱印は4種類

椿さんで頂ける御朱印は、「椿大神社」、「椿岸神社」、「寿老神」、「三社龍神」の4種類。「三社龍神」の御朱印は紙での拝受となります。今回私は「椿大神社」の御朱印を頂きました。

別宮 椿岸神社(つばききしじんじゃ)

本殿を後にして少し左側へ下りると、別宮椿岸(つばききし)神社があります。

こちらで主神としてお祀りされているのは、猿田彦大神の妻神である天之鈿女命(あめのうずめのみこと)。

椿岸神社は、芸能や縁結び、夫婦円満などにご利益があるとされ、多くの方に参拝されています。

MARUIKE TEA WORKS (マルイケティーワークス)

願いが叶う⁈ かなえ滝

椿岸神社のすぐ隣にあるのは「かなえ滝」。

小さな滝ですが、参拝者の間ではパワースポットとされ、たくさんの参拝者が滝の周りに集まっています。特に女性に人気があるように見受けられます。

滝の水が流れ落ちる音を聞いているだけでとても心地よく、心が洗われるようです。実は、このかなえ滝の写真を携帯電話の待ち受けにすると、願いが叶うと言われているんですよ。

あの経営の神様が寄進した茶室 鈴松庵(れいしょうあん)

椿さんの境内に、本格的な茶室があるのをご存知でしたでしょうか?

 

実は、鈴松庵は、経営の神様と呼ばれた今のPanasonicグループの創始者である松下幸之助氏から寄進されたものなんです。椿大神社の先代宮司と松下幸之助氏との間に交流があったそうです。

和菓子とお抹茶で一服

鈴松庵の広間では、地元の和菓子屋が作るお菓子と、お抹茶を頂きながら一服することができます。

広間の横には立礼席(いす席)もあります。呈茶は税込800円で、お菓子の小皿付き。なんと、小皿は持ち帰ることができるんです。

小皿は下に敷かれている懐紙に包んで持ち帰ることができますが、私は、緩衝材(プチプチ)の小さいものとビニール袋をあらかじめ準備して持って行き、さらにそれに包んで持ち帰っています。こちらに立ち寄ることが分かっていれば、何か入れ物を用意しておくと安心ですね。

ちなみに、小皿は美濃焼で、色や形も数種類あるそうです。今年は丸いピンクのお皿が使われています。記念に頂けるのは嬉しいですね。

ぜひお参りして欲しい「松下幸之助社」

その名の通り、松下幸之助をお祀りするお社。

松下幸之助氏は、生前にもその偉大な実績から 「経営の神様」と呼ばれていましたが、没後はこのお社にて、神様としてお祀りされています。

商売繁盛や仕事運向上にとてもご利益がありそうですね。

松下幸之助社は、鈴松庵から少し進んだ左側にありますが、気付かずに前を通り過ぎてしまう参拝者が多いように思います。椿さんと深い縁があった経営の神様にも、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。

2024年は辰年!龍神様にもお参りを🐉

2024年の干支は辰です!毎年お正月には干支にちなんだ神社やお寺を参拝する方が増えてきていますね。

椿さんには龍神様をお祀りする社がなんと三ヶ所もあり、龍神三社巡りを行うことができるんです。ここからは椿さんの龍神三社を紹介します。

庚龍(かのえりゅう)神社

一の鳥居のすぐそばにある、境内に入ると初めに目に留まるお社。

御祭神は、「金龍龍神」、「白龍龍神」、「黒龍龍神」。樹齢400年とされる大木に龍神様が宿り、神域を守ったと伝えられています。

龍蛇神両地(りゅうじゃじんりょうち)神社

御祭神は、「龍蛇神」。

水に住む龍の信仰から、火難・水難除け、地上に住む蛇の信仰からは、土地の災難除けにご利益があるとされています。「両地」とは、猿田彦大神のことを意味しています。

龍蛇神両地神社は、かなえ滝のすぐ奥にありますよ。

椿立雲龍(つばきたちくもりゅう)神社

御祭神は、「立雲龍神」。

子育て、虫封じ、腫れもの除去にご利益があるとされています。弓道場「椿自彊館」斜め向かいの行満堂広庭にあります。

2024年は辰年🐉。初詣にぜひお参りしたい神社でもあります。椿さん参拝の際には、龍神三社も巡ってみてくださいね!

お昼ごはんは名物グルメ「椿とりめし」を味わおう!

参道沿いにある椿会館1Fのレストラン「つばき」では、とりめしがセットになった色々なメニューを味わうことができます。

つばきの営業時間は10:00~16:00(ラストオーダーは15:30、椿とりめしはなくなり次第終了です。)

※写真のメニューはとりめし定食(梅)

とりめしとお吸い物、小鉢、お漬物がついて税込770円とお得!

とりめしは優しい味付けですが、具も多く旨みがしっかりと感じられてとても美味しいんです。お米の炊き具合もちょうど良い!

その昔、先代宮司の奥様が、遠くから長時間かけて訪れる参拝客にとりめしを振る舞ったことから椿さんの名物グルメになったそうです。

茶そば定食もおすすめ

私は、椿さんを訪れた時、いつもとりめし定食を頂いていますが、今回は人気メニューの一つということで、茶そば定食(税込1,100円)を食べてみました。

茶そばの麺はモチモチとしていて、ふわっとお茶の風味を感じました。つゆもとても美味しく、とりめしも付いているので、人気メニューである理由がわかります。また食べたくなる味です。

お土産には「椿草もち」を

こちらもぜひ味わって頂きたい、椿名物「椿草もち」。国内産のもち米と小豆が使われています。こしあんと粒あんの2種類があり、1パック5個入りで650円(税込)。

椿草もちは、椿大神社の麓にある和菓子屋「春泉堂」さんが作っています。

お餅は本当に柔らかくて舌触りが滑らか。草もちってこんなに伸びるお餅だったかと、口に入れた瞬間驚く美味しさです。2つ3つと手が出てしまいます。

賞味期限は2日で、買った翌日でも柔らかさは健在でした。

「椿とりめし」と「椿草もち」は椿会館1Fで販売していますが、境内に入ってすぐ左の研修・休憩施設「惟神椿道場・参集殿」でも販売されています。とりめしをはじめ、麺類などの軽食も頂くことができますよ。

売店では、椿こんにゃくや鈴鹿で栽培されているかぶせ茶なども販売されており、お土産には困りません。

椿大神社・椿会館のアクセスなど基本情報

椿大神社は、鈴鹿山麓に位置しています。そのため、新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC」と東名阪自動車道「鈴鹿IC」からとても近く、車でのアクセスが便利です。

新名神の鈴鹿PAスマートICは、ETC積載車しか通行できないのでご注意ください!

このICがある鈴鹿パーキングエリアは、一般道からも入って利用できます。

椿大神社

〇住所       三重県鈴鹿市山本町1871
〇電話番号 059-371-1515
〇参拝時間 11月~4月 5:00~18:00    
      5月~10月  5:00~19:00
  ※御朱印・授与所は17:00まで。
 ご祈祷やその他詳細については椿大神社のサイトで確認してください。
〇公式HP   https://tsubaki.or.jp/ 

 

椿会館

〇住所       三重県鈴鹿市山本町1871
〇電話番号 059-371-1039
〇営業時間 8:30~17:00   ※1Fレストランつばきは10:00~16:00
〇公式HP   https://tsubaki.or.jp/kaikan/index.html (https://tsubaki.or.jp/kaikan/index.html)

 

〇車でのアクセス 
 椿大神社・椿会館の駐車場 約500台(無料)
・東名阪自動車道「鈴鹿IC」より車で約10分
・新名神高速道路「鈴鹿PAスマートIC(ETC積載車のみ通行可能)」より車で約3分

〇公共交通機関でのアクセス
・近鉄四日市駅より、三重交通バス椿大神社行、終点「椿大神社」下車(所要時間約55分)※運行は2時間に1本程度
 三重交通バス時刻表(外部サイトに遷移します)

・近鉄平田町駅より鈴鹿市コミュニティバス(C-BUS)平田→椿まわり「椿大神社」下車(所要時間約1時間) 
 ※運行は1時間に1本程度
 鈴鹿市コミュニティバス(C-BUS)時刻表(外部サイトに遷移します) 

周辺スポット 椿大神社から車で10分!一緒に立ち寄りたいエリア、四日市市水沢

また、椿大神社から車で10~15分ほどの所に、「かぶせ茶」の主産地である四日市市水沢(すいざわ)地区があります。茶農家さんが営むかぶせ茶が味わえるカフェなどがあり、おすすめです。

私みえ旅アンバサダーMarikoが水沢茶の魅力について紹介した記事があります。詳しくは以下のリンクをチェックしてみてください。

 

いかがでしたか?

最後までご覧くださりありがとうございます。

三重県といえば伊勢神宮が有名ですが、三重県鈴鹿市にある椿大神社についても知って頂きお越し頂けたら嬉しいです。

その際は、みなさんの椿参りが楽しく良いものとなりますように🙏⛩️

Marikoの画像

Mariko

三重県の北勢地域で生まれ育った三重人。観光協会で働いていた経験も活かし、穴場スポットや三重の産業や文化などの情報も含めて紹介していきます。

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