眺望良好な獅子ヶ岳を解説！家族でも楽しめる、森の散策コースも紹介♪

記事制作 / みえ旅登山部 TAKA

【登山するにあたって注意しておきたいこと】

登山は自然を相手にするので、不確定な要素、予期せぬ事態が起こる可能性が十分あります。準備をしっかりと、余裕を持った計画をして楽しみましょう。

〜目次〜

• 獅子ヶ岳とはどんな山？
• 獅子ヶ岳の登山ルートについて
• 日の出の森登山ルートを解説
• 登山後におすすめしたいスポットを紹介

獅子ヶ岳とはどんな山？

獅子ヶ岳の標高は733m。

標高だけ聞くと「私に登れるかなぁ…」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、登山口がある駐車場の標高は530mほどあり、残り約200mを登るだけなのでそんなにハードルは高くないかなと思います^ ^

三重県南部の温暖な気候のおかげで、北部が雪で覆われる冬でも比較的登ることができる山としておすすめできますよ。

注意点として

駐車場が標高の高いところにあるため、路面の凍結には注意が必要です。

また、獅子ヶ岳の魅力の一つに『眺望の良さ』があります。

頂上の眺望がいいのはもちろん、なんと駐車場からでもこれだけの気持ち良い景色を味わうことができますよ♪

登山道からも太平洋や三重県の山々を望むことができ、楽しみながら登れるのではないでしょうか^ ^

獅子ヶ岳、その山名の由来

獅子ヶ岳、とてもカッコいい山名がついてますよね！

この山名については度会町のHPにこのような記載があります。

「山頂部の岩の部分が、猪の鼻先のように見え「獅子ヶ鼻」と呼ばれており、山名となった」

イノシシの”シシ”が“獅子”となった、そんな感じのようですね。

獅子ヶ岳の登山ルートについて

※ルートマップは度会町観光案内のHPから引用しました

獅子ヶ岳の登山ルートは主に三つ。

①小萩(こはぎ)ルート

②日の出の森ルート

③注連指（しめさす）ルート

になります。

今回は山頂まで約2キロ/80分ほどで到着でき、初心者さん向けでもある「日の出の森ルート」を、写真をまじえて解説していきます。

登山口へのアクセスと駐車場

日の出の森駐車場へ行く際、ナビゲーションでは検索できない可能性がありますので、駐車場までの道順をご紹介します。

【日の出の森駐車場までの道順】

(1)度会町麻加江の旧中川小学校前の信号機がある交差点から林道に入る。

(2)林道を2km進むと、「獅子ヶ岳」の標示があり左折する。

(3)林道麻加江小萩線の坂道を20分ほど進むと、駐車場に到着。

【駐車場へのアクセスで気をつけていただきたいポイント】

・駐車場へは山道の狭い場所を進んでいくので対向車などに注意しましょう

・冬場は路面の凍結が起こる可能性があるので慎重に走りましょう

大駐車場にはトイレもあって、とてもありがたいですね^ ^

今回はこの大駐車場に車を停め、日の出の森散策コースを歩きながら獅子ヶ岳を目指したいと思います。

日の出の森散策コースとは

※コースマップは度会町観光案内のHPから引用しました。

豊かな自然林が満喫できる散策道として度会町観光協会にも紹介されている場所になっています。

9つの散策道があり、山頂広場から先に獅子ヶ岳への登山道が続いています。

日の出の森登山ルートを解説

大駐車場からまず山頂広場を目指していきましょう！

散策コースの『太平洋を望む小径』から『天然林の風小径』を通っていくルートを進みます。

コースタイムとしては、行きで約1時間15分ほど。　

帰りで約1時間ほどとなりますので参考にしてもらえればと思います。

それでは、写真とともに解説していきましょう。

[1] 太平洋を望む小径

大駐車場から小駐車場へと伸びる車道のすぐ横にこの小径があります。

葉っぱが風にサラサラ揺れる音が心地よい、そんな木々の中を歩く道となっていますよ^ ^

一部倒木などで道が分かりにくい箇所もありますので注意してください。

[2]天然林の風小径

この小径の先から本格的な登山道になります。

一部舗装路を通っていくんですが、ルートは間違っていませんのでご安心を^ ^

舗装路の突き当たり、青い矢印のようにルートが続いています。　

[3]九町〜十四町

「九町」の標識がふと出てきます。

この先は「これでもかっ！」ってくらいに下っていきますので、帰りのことを思うとちょっと憂鬱になるかもしれませんが（笑）頑張って進みましょう！

再び舗装路が出てくるので、少し登りながら進んでいくと、「十四町」という小さな標識が出てきます。

上の写真のように標識のところから山の中へ再び進んでいきます。

[4]テープを見落とさないように

開けた場所は道迷いに十分注意して、慎重に歩くのが大事です。

ピンクテープを頼りに進みましょう。

獅子ヶ岳山頂と書かれた標識が出てきたら、あと15分ほどで到着です^ ^

[5]眺望が良くておすすめの獅子岩

獅子ヶ岳登山の最後に待っているのは、山名の由来でもある『獅子岩』（別名・獅子ヶ鼻）の登り。

岩の斜面はそこまで急ではありませんが、滑らないよう慎重に登っていきましょう。

ちょこんっと飛び出た岩（おそらくこれが獅子岩？）から見る大パノラマは見事！

思わず「ここが山頂でいいのでは？」と思ってしまうくらい気持ちの良い景色が広がっていて、きっとここでのんびり休憩される方も多いでしょう。

もちろんワタシもここで休憩しました^ ^

[6]山頂へ

獅子岩から歩くこと数分で獅子ヶ岳の山頂に到着します。

ここからの景色も開けてておすすめです♪

山頂周りはちょっとしたスペースがありますので休憩にもいいですよ。

登山後におすすめしたいスポットを紹介

登山の楽しみのひとつに、「美味しいごはん」「お風呂」もあるかなと思います^ ^

それがセットで楽しめる場所が、多気町にある日本最大級の商業リゾート施設『VISON（ヴィソン）』です。

ここには70店舗を超える施設が入っていて、お寿司や天ぷらのような本格的な食事から食べ歩きができるお店までいろいろあり、若い方からご年配の方まで幅広く楽しめる、そんな場所ではないでしょうか。

日帰りの入浴施設もあるので、登山で疲れた体をここで癒しましょう♪

VISON（ヴィソン）について詳しく解説した記事はこちら！

日の出の森駐車場からVISON（ヴィソン）へのアクセスについて

度会町麻加江の旧中川小学校前の信号機がある交差点まで戻り県道709号から国道42号の交差点へ。

国道42号を勢和多気インターチェンジ方面へ約10分ほど走ればVISON（ヴィソン）に到着します。

おわりに

いかがでしたか。

今回は度会町にある獅子ヶ岳という、かっこいい名前の山を紹介しました。

ここの山の良さは、山頂を目指すもよし、駐車場を拠点にしてその周りを歩ける散策コースを歩くのもよしと、自分のスタイルに合わせて選べるところにあります。

ぜひご自身の好きなスタイルで歩いてみてはいかがでしょうか^ ^

山を歩くと気持ちがほんとに癒されます。

ぜひ今度の休みにでもちょっとだけ足を運んでみてください♪

私が撮影した獅子ヶ岳の登山動画です。頂上の眺望など、獅子ヶ岳の魅力を1分にまとめましたのでこちらもぜひご覧ください♪

【獅子ヶ岳】みえ旅カメラ部TAKAがその魅力に迫る！