みえの推し活!【鈴鹿サーキット】 アトラクションだけじゃない!レーシングコースの魅力を体感しよう!

掲載日:2025.09.02

F1や鈴鹿8耐などで有名な「鈴鹿サーキット」。今回はアトラクションではなく、「レーシングコース」に着目して紹介します!

▼目次

「みえの推し活!」とは

この企画では、三重県内の観光を支える事業者、観光協会、市町などで構成される、三重県観光連盟「事業企画・宣伝委員会」の皆さんが紹介する、“中の人”たちの「推し」を深堀り取材。

中の人だからこそ知りえる情報や熱い想いを通じて、三重県の新たな魅力を発見していきます!

第2弾は鈴鹿サーキット!

今回紹介するのは鈴鹿サーキット。F1日本グランプリや鈴鹿8耐が開催される「レーシングコース」として有名ですが、普段来場される多くのお客さんはアトラクションに乗ったり、プールを利用したりしていると思います。そんななかで、1人でも多くの方に、世界的にも有名な「レーシングコース」を体感していただきたい!そんな思いを持っているスタッフさんが鈴鹿サーキットにいます。

今回紹介してくれるのは、伊藤さん。

ご家族がレース好きだったことから、ご実家にはレース関連のグッズが多く飾られていたそう。その影響もあり、小学校高学年の頃からF1やスーパーフォーミュラなどに興味を持ち始め、学生時代からレース観戦をしていたそうです!

そういった影響もあり、2022年から鈴鹿サーキットで働いています。

推しエリア① F1挑戦の歴史がわかる!「Honda RACING Gallery」

レーシングコースと最も近いエリア「GPフィールド」には、出入り自由の屋内施設があります。その名は「Honda RACING Gallery」(以下:レーシングギャラリー)。伊藤さんは普段レーシングギャラリーで働いています。

レーシングギャラリーは、2024年にオープンした展示施設で、鈴鹿サーキットなどで開催されているモータースポーツの最高峰である「F1」を中心に、Hondaのレースへの挑戦の歴史がわかるマシンやエンジンが展示されている施設です。実はHondaが初めてF1に挑戦したのは、1964年!なんと60年以上も前なんですね。初期に走っていたマシンをはじめ、1991年に「アイルトン・セナ」が運転し、優勝した当時のF1マシンやそのヘルメットなど、HondaのF1の歴史が見えるマシンなどが展示されています。

推しポイント① 展示されているマシンは本物!?

レーシングギャラリーで働いている伊藤さんだからこそ知っている秘密を教えてくれました。実はレーシングギャラリーに展示されているマシン、一部を除き大半が実際に走行していたマシンだそうです!これは世界的にも珍しく、実際にF1が行われる鈴鹿サーキットだから見られる貴重な展示品なのかもしれませんね。

また、2006年、EU(欧州連合)がF1におけるタバコ広告を全面禁止したことから、海外で展示されているマシンは、古いマシンであってもタバコ広告が掲載されていないことが多いそう。レーシングギャラリーでは当時のマシンがそのままの形で展示されているため、海外のお客さんもよく訪れるとか。レーシングギャラリーは、入園すれば出入り自由なので、見逃し厳禁ですね!

推しポイント② 市販の車、バイクからレース車に!?

レーシングギャラリーは2階建てになっており、2階は主にF1関連のマシンなどを中心に、1階は数ヶ月で展示内容が切り替わる企画展エリアとなっています。取材時(2025年8月6日)は市販の四輪車と二輪車、レースで走った四輪車と二輪車がそれぞれ展示されていました。写真の白い四輪車は市販のもの。実は、Hondaのレースマシンはこの市販車をベースにマシンを設計し、レース参戦しているものもあるそう!これも知る人ぞ知る、驚きポイントの1つですよね!

推しエリア② F1開催時は1席60万円以上!「サーキットビューラウンジ VIPスイート」

次はレーシングコースに視点を移します。レースのスタートやゴールがある「メインストレート」に隣接された観戦スタンドを「グランドスタンド」といいます。その最上部に設置された屋内スペースである「サーキットラウンジ VIPスイート」は、F1開催時だと「60万円」以上もする観戦席だそう!

そんなVIPスイートは今までレース開催時にしか入れない貴重なエリアでしたが、2025年の4月より一般向けに開放されることに!入園料とは別で利用料(2025年8月現在:2,500円)を支払うことで、1日中好きなだけ利用できるラウンジとして利用できます。

推しポイント① まさに絶景!レーシングコースが見渡せるラウンジ!サーキットの歴史を感じられるギャラリーも!

サーキットビューラウンジ VIPスイートは、空調が完備され、レーシングコースのおよそ半分が一望できる観戦スペースです。利用時には、室内に用意されているドリンクやアイス(※夏季限定)が自由に飲食できます。

また観戦スタンドの最上部に設置されているため、2025年4月にNHKの「ブラタモリ」で紹介された「コース内に残された溜め池」も一目で分かりますね!

廊下には、鈴鹿サーキットの「レーシングコース」の歴史がわかるギャラリーも!F1や鈴鹿8耐などの歴史、コーススタンドの変遷などがわかります。

パネルに掲載されている二次元コードを読み取ると、詳しい解説が読めますので、ぜひ現地でお読みください!

推しポイント② 運がよければ、本物のレーシングマシンが見られるかも!?

レーシングコースではほぼ毎日、レースマシンが走っています。取材日には未来のレーシングドライバーを養成するホンダレーシングスクールの生徒らが走っていました。

本来のレースでは、チケットを購入し、大勢のファンが集まる中で観戦をする必要があります。しかし、運が良ければ本物のレーシングマシンが走る様子を見られるチャンスがあります。

これは見逃せないですよね!

鈴鹿サーキットに来たらパークだけでなく、ぜひレーシングコースへ!

いかがでしたか。今回はレースが好きな伊藤さんに、レーシングギャラリーやVIPスイートを紹介してもらいました。このほかにも、レーシングコースのスタンドは出入り自由になっているなど、実は鈴鹿サーキットのレーシングコースは気軽に立ち入りやすい場所なんです!

鈴鹿サーキットの今回の取材を通じ、本番さながらのスピード感やエンジン音を体感でき、なぜ今までレーシングコースに行かなかったのだろうと後悔してしまいました。

この記事をみた皆様も鈴鹿サーキットへ遊びに来たら、ぜひレーシングコースやレーシングギャラリーをご見学ください!

名称

鈴鹿サーキット

住所
〒510-0295 鈴鹿市稲生町7992
電話番号
059-378-1111 (鈴鹿サーキット)
料金

公式ウェブサイトをご確認ください。

営業時間

10:00~17:00(土日祝日・季節・イベントにより変動あり)

休日

不定休
※設備点検のための休業あり。(1月下旬、2月上旬、6月中旬)

駐車場

3,500台
乗用車:1,000円/1台、バイク500円/1台
※開催レース、イベント期間により異なる

公共交通機関でのアクセス

近鉄白子駅から三重交通バス20分、鈴鹿サーキット下車

車でのアクセス

東名阪自動車道・鈴鹿ICから南東へ13km

観光三重 編集部の画像

観光三重 編集部

今後も、「みえの推し活!」では、三重県内の観光を支える事業者、観光協会、市町などで構成される、三重県観光連盟「事業企画・宣伝委員会」の皆さんが紹介する、"中の人"たちの「推し」を深掘り取材。
中の人だからこそ知るディープな情報や熱い想いを通じて、三重県の新たな魅力を発信していきます!
乞うご期待ください。

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