三重県の奥座敷、御在所岳の冬の楽しみ方！ロープウェイで向かう山頂は『スキー場』も『絶景』も大満喫！

記事制作 / みえ旅アンバサダー「Saygo」

▼ 目次

• 御在所岳ってどんな山？
• 御在所岳の冬ならではの魅力
• 氷の芸術『氷瀑』
• 御在所岳の『樹氷トンネル』
• 小さいお子様も遊べる御在所スキー場
• 初心者ゲレンデ
• 第一そりゲレンデ
• 第二そりゲレンデ
• スノーシューコース
• スキー場マップ
• スキー用品のレンタル
• スキー場エリアへの行き方
• 展望レストラン ナチュール
• おすすめ絶品メニュー
• 御在所ロープウエイが実はすごかった
• 新型のゴンドラ『ルミエール』
• ロープウェイの乗車運賃のご案内
• 御在所ロープウエイまでのアクセス情報
• 周辺のおすすめ観光スポット
• 四季ごとに楽しめる御在所岳

御在所岳ってどんな山？

御在所岳は、三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市にまたがる県境の山です。三重県の北勢エリアにあたります。

アルペン的な山容で、東海エリア（三重県・愛知県・岐阜県）では登山やハイキングに圧倒的に人気のある鈴鹿山脈の主峰となっています。また御在所岳そのものが花崗岩の山のため、ロッククライミングの聖地ともなっています。

このように登山者に人気の山ですが、実は御在所ロープウエイで山上公園まで行くこともできます。山頂からは快晴な日は富士山まで眺望できます。さらには伊勢湾や三河湾、南アルプスまで眺望できる大パノラマを楽しむこともできます。

御在所岳の冬ならではの魅力

三重県で唯一のスキー場がある御在所岳では、冬でないと見られない風景や魅力があります。

特にぜひ見てほしい風景や体感してほしい魅力が、氷の芸術『氷瀑』と、『樹氷』です。樹氷は山形県の蔵王や青森県の八甲田山が有名ですが、三重県でも見ることができるんですよ！

氷の芸術『氷瀑』

御在所岳の冬の風物詩として氷の芸術『氷瀑』があります。

氷瀑は寒さが厳しい冬にしか見ることができません。そして、ゆっくりと時間をかけて凍りつくため、時が止まっているように見えて、とても幻想的な雰囲気を醸し出しています。一つとして同じものはないため、その冬にしか見ることのできない『御在所岳の氷瀑』をぜひ、見に行ってみてください。

氷瀑は御在所スキー場内にありますが、入場料は不要で見に行くことができます。

• 場所：第二そりゲレンデ（旧カモシカセンター跡地）

御在所岳の『樹氷トンネル』

御在所岳の冬のもう一つの風物詩に『樹氷』があります。

樹氷は標高1,000m以上の場所で、そして気象条件が揃いやすい12月下旬から3月上旬ごろまでに見ることができる自然の造形物です。寒さが厳しい、しかも高い山でしか見ることができませんが、御在所岳なら、御在所ロープウエイがあるため、見に行きやすいんです。私が取材した時も、スニーカーで来ていた観光客の方が数人いました！！
でも本当は、登山靴で安心・安全を確保して訪れてください。持っていないよ、という方はゲレンデのすぐ隣にあるスキーハウスでレンタルもできます。

さらに御在所岳の樹氷は、散策路が整備されている山上公園内で見れるため、初めての方でも比較的安心して見ることができます。散策路では木が路を覆うようになっているため、樹氷のトンネルの中を歩いているように感じちゃいます！

小さいお子様も遊べる御在所スキー場

御在所スキー場は、標高1,200mに位置する、三重県唯一のスキー場です。場内は主に、次の3つのエリアに分かれています。

　・スキーゲレンデ
　・そりゲレンデ
　・スノーシューコース

雪山を楽しむだけではなく、どのエリアからも絶景を楽しむことができます。空気が澄んだ快晴の日は、スキーゲレンデからは遠くは北アルプスや琵琶湖を望むことができます。そりゲレンデとスノーシューコースからは、鈴鹿山脈はもちろん紀伊山地や遠くは知多半島を見ることもできます。

それぞれのエリアを詳しくご紹介しますね。

ロープウェイだから、寒さを感じずにスキー場まで行けます。小さいお子さんでも、ワクワク♪まだかな〜、なんて言いながらロープウェイでスキー場にたどり着けます！

初心者ゲレンデ

初心者ゲレンデは、ゆっくり滑ることができるなだらかなゲレンデとなっています。

小さいお子さんでもスキーできるほどに整備されていて、初心者の方のための練習にはもってこいです。と言っても、最長滑走距離は210mもあるため、中級者や上級者の方でもスキーを楽しむことができます。

第一そりゲレンデ

スキーゲレンデとは別に設けられている、『そり専用』のゲレンデです。

ロープウェイの山上公園駅から、一番最初に行くことのできるゲレンデになります。『そり専用』のゲレンデとなっているため、小さなお子さんはもちろん、親子一緒にそり滑りを楽しむことができます。平均斜度はそれほど高くないですが、人工雪も交えているためとても滑らかに、そしてスピード感あるそり遊びが楽しめます。また、目の前がひらけていて伊勢湾を見ながら滑るため、爽快感も抜群です！

第一そりゲレンデは、スキーハウスの目の前にあります。こちらの広場では様々な自然体験イベントが開催されます。取材に伺ったこの日は、大きなシャボン玉遊びが催されていました。大空に舞う大小さまざまなシャボン玉を見ると、子供も大人も歓声をあげて楽しんでいましたよ！

第二そりゲレンデ

第一そりゲレンデとは別に設けられている、もう一つの『そり専用』のゲレンデです。

第一そりゲレンデよりも比較的、人が少なく、落ち着いて楽しめるゲレンデとなっています。そのため、そり遊びだけでなく追いかけっこや雪合戦、雪だるま作りなど、雪遊びが存分に楽しめます♪

また、御在所岳の冬の風物詩『氷瀑』はこの、第二そりゲレンデに隣接して作られています。晴れた日の見応えは抜群です。美しい氷と空のコラボは本当に「うわーっ！」と声が出るほどです。

スノーシューコース

山上公園内西側の雪が積もった散策路をスノーシューで巡るコースです。

公園内の散策路は整備されているため、はじめての方も楽しく公園内を散策できます。また冬の山の特徴でもある『澄んだ綺麗な空気』が身体にも心にも充満していく感じで、穏やかな気持ちになれますよ♪

スノーシューコースを歩いていると、鈴鹿山脈や琵琶湖などを眺望できる、こんな絶景にも巡り会えます。

スキー場マップ

スキー場マップもぜひご確認ください。
下記をクリックすると、PDF表示されます。
PDF

スキー用品のレンタル

第一そりゲレンデにあるスキーハウスでスキー用品やそりなどのレンタルもできます。
ゲレンデにあるためレンタルしてすぐに遊べるのも魅力の一つですね♪

パパ、ママ、早く〜！
そんな声がとても楽しそうです♪

スキー場エリアへの行き方

スキー場エリアの初心者ゲレンデには“観光リフト”を使うことでとてもスムーズに行くことができます。

観光リフトは、ロープウエイ駅から『カモシカ駅』まで行くと初心者用ゲレンデに到着。
そして『カモシカ駅』から『頂上駅』まで行くと上級者用ゲレンデへ到着します。

（注：2024年度は設備改修のため、上級者用ゲレンデはお休みです）

展望レストラン ナチュール

ロープウェイを降りてすぐ、第一そりゲレンデに行く手前にあるのが『展望レストラン ナチュール』です。スキーやそり遊びで疲れた身体を温めて癒してくれるレストランです。

名前の通り、菰野町や四日市市、伊勢湾、そして遠くは知多半島や南アルプスまで絶景と呼べる景色を眺望できるレストランです。窓がとても大きいため、開放感溢れる店内となっています。お食事は、がっつり食べたい人から小腹を満たしたい人、そしてお子様ランチにデザートと豊富に揃っています。そのため、御在所岳は老若男女、お食事も楽しめる山でもあります。

食事を楽しみながら見ることのできる風景！！

おすすめ絶品メニュー

ナチュールには人気のメニューがあります。それがカレーうどん！

このうどん、実は三重県名物のもちもちとした『伊勢うどん』なんです。そのため、カレーとよく絡まってとても美味しいと長く愛されているメニューになっています。コラーゲンたっぷりの豚の角煮がトッピングされているのも嬉しいですね！

さらに、冬季限定の『白いカレーうどん』もあります。

こちらは、じゃがいものペーストをプラスして“雪景色で白く染まる御在所岳”をイメージしカレーうどん。クリーミーでマイルドな味わいです。そのため、辛いのが苦手な方や、お子さんにも人気のメニューになっているようです。

御在所ロープウエイが実はすごかった

スキー場や山上公園に行くために乗る『御在所ロープウエイ』についても、ご案内します。

御在所ロープウエイは、麓にある“湯の山温泉駅”と“山上公園駅”を結んでいて、その距離は約2,1kmにもなります。両駅の標高差は約780m。運行システムは『複線自動循環式』というシステムを導入しています。このシステムは日本では、御在所ロープウエイと広島県にある宮島ロープウエイの2箇所のみという貴重なシステムです。

そして、御在所ロープウエイに乗っていてどうしても目に入る『白鉄塔』。この白鉄塔は御在所ロープウエイの第6支柱で、高さが61mとロープウェイの鉄塔としては日本一の規模を誇ります。

新型のゴンドラ『ルミエール』

御在所岳ロープウエイには新型のゴンドラ『ルミエール』が10台、導入されています。

ルミエールゴンドラには床に展望窓が2つあります。窓から見る絶景とは違った感覚の絶景を見下ろすことができる特徴があります。さらに、通常のゴンドラよりも窓が大きくなっていて、見渡せる眺望も圧倒的に開放感が増しています。

ロープウェイの乗車運賃のご案内

御在所ロープウエイまでのアクセス情報

周辺のおすすめ観光スポット

アクアイグニス

御在所ロープウエイの近く、車でおよそ10分のところに温泉リゾート施設のアクアイグニスがあります。

「癒し」と「食」をテーマに作られているリゾート施設のため、老若男女問わず人気のある観光スポットとなっています。御在所スキー場や山上公園で楽しんだ後、ちょっと疲れた身体を癒しに温泉に浸かったり、三重県の食材が活かされた食事を食べに寄るのもオススメのコースです。

レストランやお土産ショップの営業時間・休日はそれぞれ違うため上記の公式URLより、各店舗様へご確認ください。

四季ごとに楽しめる御在所岳

ここまで冬の御在所岳の楽しみ方をご紹介してきました。しかし、春、夏、秋と一年を通じて、季節ごとに楽しめるのも御在所岳の魅力です。

3月〜6月はマンサクから咲き始め、アカヤシオ、シロヤシオ、サラサドウダンなどのツツジの花々を楽しむことができます。夏は平地よりも10°Cほども涼しく、涼を求めて多くの観光客で賑わいます。また、アカトンボも避暑にやってきます！

そして秋は、紅葉を求めて県内外から多くの方が訪れます。御在所の紅葉は山上から中腹、そして温泉街へと紅葉前線が降りてきます。このように場所によって見ごろが変わるため、10月中旬から11月下旬まで、約1ヶ月にわたって紅葉が楽しめます。