

NHK『ブラタモリ』シリーズ第4回放送!松阪商人の成功の秘密とは?タモリさんが絶品・松阪牛も堪能
掲載日:2025.04.30
NHK『ブラタモリ』シリーズ第4回放送!伊勢神宮へと至る“伊勢路”と呼ばれる道の中でも、江戸からお伊勢参りに向かった人々のメインルート、三重県桑名市から伊勢神宮までの90kmに及ぶ道を、タモリさんが旅します。
築城の名手・藤堂高虎が築いた津城の城下町に伊勢路を引き込んだ狙いとは?また、松阪では江戸の日本橋を席巻した豪商・松阪商人が驚異の財を成した秘密や、日本屈指のブランド牛・松阪牛が生まれた理由に迫ります!
タモリさんも松阪牛の美味しさを絶賛!津から松阪にかけて、タモリさん一行が次々に街道の魅力を解き明かしていきます。
NHK『ブラタモリ』とは?
街歩きが大好きな、あのタモリさんがぶらぶらと街歩きしながら、それぞれの街の歴史や人々の暮らしに迫ります。想像力豊かなタモリさんが女性アナウンサーと一緒に街を歩き、街並みの中で意外な痕跡を発見しては街の魅力や歴史、文化などを再発見していく、探検散歩番組です。
NHK『ブラタモリ』の4月放送分では、江戸から伊勢神宮をめざして歩いたルートや、その周辺のグルメ、歴史を残すスポットなどが紹介される予定です。
この記事では第4回放送分のロケ地を紹介しています!
第4回放送 2025年4月26日(土)毎週土曜19:30~放送
『伊勢神宮への旅・第四夜 江戸を席巻した松阪商人!松阪牛に舌鼓』
👇第1回、第2回、第3回のロケ地紹介はこちらからご覧いただけます。
第3回放送 2025年4月19日(土)毎週土曜19:30~放送
『徳川御三家の巨大港!超絶技巧の土産!』
築城の名手・藤堂高虎が築いた津城

築城の名手と呼ばれた藤堂高虎が築いた津城。現在では、本丸・西の丸・内堀の一部を残すのみとなりましたが、 復興された角櫓の三層の白壁に老松がはえ、苔むす石垣とともに昔を偲ぶことができます。
約8メートルの高さの本丸の石垣の上に、かつて建てられていた三重の櫓を合わせると約20メートルの高さと、かなりの迫力があったことに興味津々のタモリさん一行。
海側を通っていた伊勢路を、この城下町に引き込んで街に賑わいをもたらしました。
コラム
津市のオアシス「津城跡」は、歴史と自然の魅力あふれるパワースポット!
近鉄の津新町駅から徒歩10分。津市役所の東側にある、津市の歴史と自然の魅力たっぷりのパワースポット「津城跡(つじょうあと)」。公益財団法人 日本城郭協会が選定する、「続・日本100名城」の一つです!
コラム
津城の御城印をいただこう!
お城や城跡に訪問した際に、登城記念としていただくことができる「御城印(ごじょういん)」。神社仏閣を参拝した証しにいただく「御朱印」のように、各地のお城や城跡を巡って「御城印」を集める人たちが増えています。
【津城御城印販売場所】
津駅前観光案内所:津市羽所町700アスト津1階
伊勢の天照皇太神宮のご本地仏である「国府阿弥陀」

西暦709年に開山し、日本三観音の一つである津観音寺は、“津観音”として人々に親しまれています。
江戸時代には、津観音の国府阿弥陀如来が天照大神の本地仏と喧伝され、お伊勢参りと合わせて参拝することが流行し、阿弥陀如来に参らずお伊勢参りをすることを“片参り”と言われたそうです。
松阪商人が驚異の財を成した秘密とは?

次にタモリさん一行が訪れたのは、松阪。伊勢路を歩き進むと、風情のある古い町並みにタモリさんも興味津々。
旧小津清左衛門家は、江戸で一番の紙問屋として活躍した豪商・小津清左衛門の邸宅で、現在は資料館として公開されています。
また、三井家発祥の地は内部未公開となっていますが、三井家全盛の基礎を築いた三井高利ゆかり地として市指定史跡となっています。
旧長谷川治郎兵衛家に訪れた一行は、松阪が豪商(桁違いのお金を動かす商人)の町であった秘密に迫ります。
松阪では“松阪縞”と呼ばれる松阪木綿の反物が作られ、それが贅沢を禁じられた当時の江戸の町で流行となりました。また、鈴鹿の白子と同じく紀州藩の飛び地であったため、有利に商売をすることができ、松阪商人は驚異の財を成すこととなりました。
コラム
旧小津清左衛門家
江戸で一番の紙問屋、豪商・小津清左衛門家の邸宅を資料館として公開。格子と矢来のある質素な外観からすると意外なほど広い屋敷内には、2つの土蔵も残っています。展示品の中には「千両箱」ならぬ「万両箱」もあり、「江戸店持ち伊勢商人」の暮らしぶりが偲ばれます。(県指定有形文化財)(市指定史跡)
コラム
三井家発祥の地
三井家全盛の基礎を築いた三井高利ゆかり地、松阪。本町通の白い塀に囲まれたこの地は、三井家の基礎を築いた三井高利が生まれ育った場所です。〈内部は非公開〉(市指定史跡)
コラム
旧長谷川治郎兵衛家
魚町通りにあるこの邸宅は、江戸時代の木綿問屋「丹波屋」。格子、霧よけ、5つの蔵、そして、うだつの上がった屋根など落ち着いたたたずまいの中に当時の松阪商人の隆盛ぶりがうかがえます。(国指定重要文化財)(県指定史跡及び名勝)
コラム
松阪もめん
正あい染めの糸を使い、縞模様が特色。素朴な風合いです。反物はもちろん、ネクタイ・財布・コースター等の小物などに人気があります。
早くから江戸に進出した松阪商人が売りさばいたのと、お伊勢まいりの土産として全国に広まったので、「松阪もめん」は当時の江戸庶民の粋なファッションとなりました。
当時はなかったけれど・・・肉好きに限らず誰もが知っている世界的ブランド「松阪牛」

松阪牛は「まつさかうし」または「まつさかぎゅう」と読みます。また、松坂牛は間違いで、正しくは「松阪牛」と書きます。松阪牛と認められるには、黒毛和種の未経産の雌牛で、松阪牛生産区域での肥育期間や移動に関しての厳しい条件をクリアし、松阪牛個体識別管理システムに登録されていることが条件となっています。
明治の時代、牛鍋が流行になったのをうけ、松阪では農耕馬を食用にすることで牛肉を食べることが広まったそう。
タモリさんは、松阪牛すき焼きの老舗「和田金」にて、すき焼きを堪能。
厚めにスライスされた松阪肉に、「こんな厚いすき焼きを食べたのは初めて!」と、舌鼓をうたれていました。
コラム
和田金
松阪牛の顔ともいえる有名店で、明治初期創業の松阪牛料理の老舗。広大な自家牧場を持ち、丹念に育てた極上の松阪牛が味わえます。
なかでも和田金の看板料理といえば「すき焼」。美しいサシの入った霜降り肉は舌の上でとろけるような味わいがあり、一度食べたら忘れられません。
第5回以降のロケ地は?
ブラタモリの第5回放送(5月10日(土))では、伊勢神宮への旅、完結編!タモリさん一行がついにゴールの伊勢神宮へ!
まずは巨大な宮殿・斎宮跡で、伊勢神宮の神様に仕えた「斎王」の意外な姿にタモリさんもびっくり!
さらに古代の伊勢路を発見し、江戸時代の道との違いを探ります。そしてちょっと寄り道して、二見浦の夫婦岩へ。江戸時代の旅人もわざわざ立ち寄った奇跡の絶景を生んだ大地のエネルギーとは?
ゴールの伊勢神宮では外宮から参拝。外宮で唯一、東向きに立つお宮で外宮誕生の秘密に迫ります!
完結編第5回放送後にも、タモリさんがたどった番組の撮影場所や関係スポットなどを紹介していきますのでお楽しみに!
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