気軽に楽しめる日本百名山!大台ヶ原山の魅力をご紹介!

日本百名山のひとつに選定されている「大台ヶ原山」は、三重県大台町と奈良県上北山村の県境に位置する山で最高点の「日出ヶ岳」は標高1,695mです。初心者でも楽しめる整備された登山道が特徴で、日帰りトレッキングにも最適です。この記事では、実際に歩いた体験をもとに、大台ヶ原のおすすめルートや見どころ、アクセス情報などを詳しくご紹介します。

記事制作/みえ旅アンバサダー ASOBISIA

大台ヶ原山とは?

【登山するにあたって注意しておきたいこと】
登山は自然を相手にするので、不確定な要素、予期せぬ事態が起こる可能性が十分あります。準備をしっかりと、余裕を持った計画をして楽しみましょう。
① 登山をする際は時間に余裕をもって行動し、自分の経験や体力に見合った山を選んで出かけましょう。 
② 事前に登山計画を立て、当日までに最寄りの警察署か登山ポストに登山届を出しましょう。当日は地図やコンパスなども忘れずに。 
③ 熊やスズメバチなど、危険な野生動物と遭遇する可能性があります。クマ鈴など対処できる装備を持参しましょう。
④ 事前に気象情報を確認した上で行動しましょう。山は気候の変化が激しいです。雨具をはじめ、急な気温の変化にも対応できる服装を用意しましょう。
⑤ 水分や携帯食を持参し、熱中症対策と適度な休憩を心がけましょう。 
⑥ 冬場に登頂する際はアイゼンなどの雪山の登山道具を必ず持参しましょう。麓に雪が無くても山頂付近に雪や氷が残っている可能性があります。

・登山レベル:★★☆☆☆

・標高:1,695m

・登山時間:4時間

・駐車場:約200台駐車可能。トイレ有り。

 奈良県吉野郡上北山村小橡639-3702

大台ヶ原ドライブウェイは冬季11月下旬〜4月下旬は通行止めとなるため、ご注意ください。また紅葉シーズンは早朝に満車となります。公共交通機関でのアクセスも可能です。https://www.narakotsu.co.jp/temporary/2024spring_oodaigahara/

・見どころ:断崖絶壁の絶景スポット「大蛇嵓(だいじゃぐら)」や、幻想的な雲海が広がる「正木峠(まさきとうげ)」など見どころが点在しています。登山道も整備されており、初心者でも挑戦することができる山となっています。

登山ルート

今回は「日出ヶ岳」→「正木峠」→「正木ヶ原」→「牛石ヶ原」→「大蛇嵓」→「シオカラ谷吊り橋」の人気スポットを1周するコースをご紹介します。体力に応じて山頂の「日出ヶ岳」だけ登ることも可能です。

大台ヶ原周辺ではツキノワグマの目撃情報が相次いでおり、特に秋には出没頻度が高まる傾向があります。

■クマに出会ってしまったら

・クマに気づかれていない場合は、静かにその場を離れましょう

・クマがこちらを認識している場合は、背を向けずゆっくり後退

・万が一接近された場合は、うつ伏せになって頭・首を守り、動かない

7:00

まずは「日出ヶ岳」へ向かいます。大台ヶ原山の登山道は整備されており、初心者でも歩きやすくなっています。美しい木々に囲まれながらハイキング を楽しむことができます。

「日出ヶ岳」の山頂の手前に見晴らしの良い展望台があります。

約30分で「日出ヶ岳」の山頂に到着です。山頂にも大きな展望台が設置されており、素晴らしい景色を眺めることができます。

日出ヶ岳

7:30

日出ヶ岳(ひのでがたけ)は、大台ヶ原山の主峰であり、標高1,695メートルを誇る日本百名山の一座です。山頂は広く開けており、天候が良ければ熊野灘や太平洋、さらには遠く富士山まで望める絶景スポットとなっています。山頂に設置された看板で記念撮影を行いましょう。

山頂の展望台からの眺めです。奥に「正木峠」が見えています。登山口から30分程度でこの景色を眺めることができるのは最高です!

ところどころに木製のベンチが設置されており、休憩や景色を楽しむのにちょうどいいスポットになっています。登山初心者やファミリーでも安心して歩ける環境が整っています。

正木峠

8:00

正木峠(まさきとうげ)は、大台ヶ原山の中でも特に開放感のあるスポットです。早朝や霧のかかる日には、眼下に雲海が広がることもあります。立ち並ぶ木々と緑の草原の三重県の山ではあまり見られない独特の景観を楽しめます。

どこを見ても、絵になる景色。美しい自然に触れることで心が癒されます。

正木ヶ原

8:30

正木ヶ原(まさきがはら)は、大台ヶ原山の中心部に広がるエリアです。立ち枯れ木が印象的で“白骨林”とも呼ばれる独特の風景が広がる場所です。もともとは深い森に覆われていたエリアですが、シカの食害などにより、現在のような風景が形成されました。

正木峠方面を見渡せるスポットもあります。

牛石ヶ原

9:00

牛石ヶ原(うしいしがはら)は、大台ヶ原山の西側エリアに広がるなだらかな草原地帯です。名前の由来にもなった「牛石」と呼ばれる大きな岩があり、岩の形が「牛が伏している姿」に見えることからその名が付けられたといわれています。道はよく整備されており、とても歩きやすいです。

牛石ヶ原には、神武天皇の東征伝承を記念した像も立っています。

大蛇嵓

9:30

大蛇嵓(だいじゃぐら)は、大台ヶ原を代表する絶景スポットで、断崖絶壁の岩場です。峡谷を一望でき、晴れた日には遠くの熊野灘まで見渡すことができます。その迫力ある眺めとスリル感から「関西随一の展望地」とも言われています。

シオカラ谷吊り橋

10:15

「シオカラ谷」の上を渡るこの吊り橋は、スリルと癒しを同時に味わえる場所になっています。川に降りて休憩することもでき、多くのハイカーが足を止めるスポットとなっています。先程の「大蛇嵓」から「シオカラ谷吊り橋」までは急降下します。「シオカラ谷吊り橋」から駐車場までは急登となりますので、体力に自身の無い方は「大蛇嵓」から別ルートで駐車場へ戻りましょう。

登山の後は?

大台ヶ原山の駐車場付近には飲食店や売店、大台ヶ原山について学ぶことができる「大台が原山ビジターセンター」があります。登山の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。今回は「上北山村物産店」で昼食をいただきました。売店には大台ヶ原山限定のTシャツも販売さていますよ。

キーマカレー&チキンビルダルカレーをいただきました。気持ちの良い運動の後に食べるご飯は最高です!

いかがでしたでしょうか?

大台ヶ原山の紅葉シーズンは、例年9月下旬から10月中旬にかけて訪れます。夏の深い緑とはまた違った、どこか切なさを感じる秋の彩りに、心が静かに癒されます。本記事を参考に大台ヶ原山の登山に挑戦して見てください!

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