あなたにおすすめコンテンツ

きほく燈籠祭とは!花火が有名?だけじゃない!「海のねぶた」と呼ばれるきほく燈籠祭2023を徹底解説します!

三重県紀北町の夏の風物詩「きほく燈籠祭」はダイナミックな大燈籠や夜空を彩る色鮮やかな花火など美しい景色を見ることができます。この記事では「海のねぶた」とも呼ばれる「きほく燈籠祭」の見どころやアクセス、屋台の出店情報などについて詳しく解説します。

↑観光三重 第62回フォトコンテスト グランプリ受賞作品

▼ 目次

きほく燈籠祭とは?

きほく燈籠祭とは、三重県南部東紀州エリアに位置する紀北町で行われる、年に一度の夏の一大イベントです。

きほく燈籠祭では地域の皆さんによるステージイベントをはじめ様々な催しが行われます。中でも注目は町民が力を合わせて作り上げる「大燈籠」、そして色とりどりの「花火」です。それぞれ十分な見ごたえがありますが、この「大燈籠」「花火」の競演はきほく燈籠祭の代名詞ともいえます!

次の章からは町民のみなさんが守り続けてきた祭りの歩みや見どころについて詳しく紹介していきます。

開催概要

・今年のテーマ:~未来を切り開く~

・会場:紀伊長島港

・開催日:2023年7月22日(土)

ステージイベント:17時~20時 (予定)

花火:20時~21時 (予定)

きほく燈籠祭の歴史

1928年(昭和3年)、旧紀伊長島町の赤羽川の川開きイベントとして、時の青年団が数百羽の都鳥型燈籠を流したのがきほく燈籠祭の始まりです。

当時、東紀州の夏の風物詩として全国に広く知れ渡っていましたが、若者の流出、予算不足などの理由により、1974年(昭和49年)を最後に中断することとなりました。

時は流れ1987年(昭和62年)。「全国に誇れるものは何か」と地元の商工会青年部を中心とする若者たちが立ち上がり、町の未来への思い、そして伝統復活への熱い思いが燈籠祭を復活させました。製作した大燈籠は長さ35mを超え、更に華麗な姿となって13年ぶりに蘇ることとなったのです。

上の写真は復活して1回目の大燈籠「龍」です!力強い龍の姿は「これから祭りを通して紀北町をどんどん盛り上げていくぞ!」というパワーが伝わってきます。

今年で復活36年目。町民の方を中心に、たくさんの方々の協力の中で燈籠祭は今に至ります。

きほく燈籠祭でしか見ることができない花火「彩雲孔雀」と海に浮かぶ大燈籠の競演は、祭りの代名詞となっています。
2022年にはきほく燈籠祭の花火を撮影したTwitterの写真投稿が1.4万いいねを超えるなど注目を集めました。
(上記写真は2017年の大燈籠「孔雀」広げた羽が見事ですね!)

きほく燈籠祭の見どころ

きほく燈籠祭は、地域の人々が能動的に企画・参加し、行政とのパートナーシップや地域の企業の協力など、様々な立場の方が一体となって作り上げる祭です。

毎年製作される大燈籠は、町に伝わる民話の主人公や縁起物をモチーフにして製作。実行委員のメンバーを中心に、老若男女たくさんの方々が協力して作り上げます。

また、町内の保育園、幼稚園、小学校、中学校では箱型燈籠を製作するなど、みんなで作り上げる体験型、交流型の祭として発展してきました。

ここからはきほく燈籠祭の3つの見どころについて紹介します。

町民で作り上げる海のねぶた「大燈籠」

↑2022年の大燈籠「地球」

毎年テーマによってつくられる大燈籠を製作します。当日は海に浮かべられ、海上で光輝く大燈籠と間近でみる花火との競演を楽しむことができます。

復活35回目(2020年は中止、2021年は縮小開催)となる今年の大燈籠は「福籠(ふくろう)」を製作します。幸せを呼ぶ鳥として有名なふくろうは、「知恵と信頼のシンボル」「招福の神」などど言われています。また、夜行性で暗闇でも目が利くという事から、幸運を見つけやすく先見の明があり、物事を好転させる力を持つと言われるふくろうにあやかり、これからの明るい未来を信じ、未来を切り開いていこうという思いを込めたそう。

大燈籠製作は5月から始まります。作っているのは、プロではありません。子どもからお年寄りまで、様々な職業の方々が集まり、みんなの知識や技術を集結して大燈籠を作り上げています。みんなの思いが詰まった大燈籠が海に浮かび光る姿を会場でぜひご覧ください。

■大燈籠 「福籠(ふくろう)」(画像はイメージです)
・大きさ:高さ6.5m
・重量:1.5t
・電球:350個
数字を見るだけでも燈籠が相当大きなものであると伺えますよね。テーマの決定はその年の1~2月ごろに行われます。その後図面の設計や材料の発注などを行い、ようやく制作に入るのが5月ということで、約半年の期間を経て大燈籠は形になります。

この過程を知った上で見ると、多くの人の想いを乗せた大燈籠が浮かぶさまは感動的ですよね。

夜空を彩る海の孔雀「花火」

きほく燈籠祭の花火は約3,000発打ち上げられ、中でも注目は打ち上げ場所である紀伊長島港の地形を生かした「彩雲孔雀」という花火プログラムです。雄大に海上を進む”海のねぶた”大燈籠と彩雲孔雀の競演はきほく燈籠祭最大の見せ場です。

きほく燈籠祭の花火プログラムをつくり上げているのは、燈籠祭実行委員会の「花火室」のメンバー。花火の色や構成をはじめ花火に関することすべてを担い、プログラムを作りあげているのです。

※花火には有料観覧席・入場券はありません。無料で入場可能です。
※お早めの場所取りが必須です!

バラエティ豊かな「ステージイベント」

当日は、会場内におきましてステージイベントや体験イベントを開催します。
●ステージイベント 17時~20時
 メインステージでは、飴まきやKIHOKU戦隊アババインショー、三重高校ダンス部によるステージなどで祭りを盛り上げます。
●体験イベント(三重外湾漁業協同組合長島事業所前)14時~16時
 会場内に飾る竹あかり作製や提灯に吊るす短冊作り体験ができます。
 参加費:無料 ※未就学児は保護者と一緒にお願いします。
●まちあかり広場
 まちあかり広場に、400個の提灯、箱型燈籠、ミニ燈籠、竹あかりなどを飾り、会場を彩ります。

祭りの思い出作りにぜひ♪

ステージイベントについては詳細がわかり次第、追記していきます。

屋台の出店はある?

2023年のきほく燈籠祭では、屋台の出店があります
香具師や地元の事業者などが出店予定です。

会場内にトイレはある?

こちらについては未定ですのでわかり次第追記します!

アクセス・駐車場・交通規制について

会場は三重県紀北町長島の紀伊長島港です。

公共交通機関でのアクセス

JR紀勢線「紀伊長島駅」から徒歩約15分
(特急南紀号の停車駅ですが、本数が少ないので余裕を持ったご移動を!)

・名古屋から 約2時間
・津から   約1時間
・伊勢から  約1時間

車でのアクセス

紀勢自動車道「紀伊長島IC」から車で約5分

・名古屋から 約2時間
・津から   約1時間
・伊勢から  約1時間

駐車場について

・無料駐車場 約1,000台(予定)
※会場内駐車場に駐車の車両は、22:30(予定)まで移動できないのでご注意。

交通規制について

こちらについては未定ですのでわかり次第追記します!

いかがでしたか

いかがでしたか?この記事では三重県紀北町の夏の海を彩る一大イベント「きほく燈籠祭2023」について解説してきました。

地元のみなさんの「紀北町を盛り上げたい!」という熱い想いが祭りを作り上げていると、この記事を書きながら感じました。

最大の見どころである海のねぶた「大燈籠」と海の孔雀「花火」の競演は一見の価値があります!ぜひこの機会に紀北町の皆さんの想いが詰まった「きほく燈籠祭2023」で夏の思い出作りに訪れてみませんか?

 

【きほく燈籠祭に関するお問い合わせ】
紀北町燈籠祭実行委員会(ふれあい広場「マンドロ」内)
TEL080-8705-2612 FAX050-3488-1769

E-メール kihokutourou@gmail.com
ホームページ https://www.touroumaturi.com/

観光三重 編集部の画像

観光三重 編集部

この記事の制作を通じて、紀北町のみなさんの地元愛の強さを感じました。一度は途絶えた祭りを復活させ、自分たちのアイデアで唯一無二の「大燈籠と花火の海上競演」を作り上げました。この記事を通して紀北町の皆さんの祭りにかける熱い想いやきほく燈籠祭の魅力が伝われば幸いです。

Page Top