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香肌峡を巡ろう!オススメの観光スポットやサイクリングコースを紹介!

掲載日:2022.02.15

香肌峡は「かはだきょう」と読み、松阪市の国道166号沿いにある渓谷です。桜や紅葉など、四季折々の景色が広がる渓谷で、サイクリングやツーリングの観光客で賑わいます。そんな香肌峡の魅力や楽しみ方を紹介します。

三重を撮る写真家「ふがまるちゃん」と相方の「ちゃむ」が三重をもっと好きになる情報をお届け。今回は「香肌峡」をテーマにした記事です。

▼ 目次

香肌峡を知ろう

「香肌峡ってどんなところ?何を楽しめるの?」そんな疑問を解消する、香肌峡の歴史や由来、魅力を紹介します。

香肌峡とは

香肌峡は松阪市西部(大石町~飯南町〜飯高町)を流れる櫛田川の上流・中流域にある地域で、約40kmに渡って自然の造形美が続く景勝地です。

その渓谷美は国道166号から眺めることができ、道沿いにはエメラルドグリーンに輝く櫛田川の清流が流れます。

香肌峡の歴史

櫛田川流域は古くから大和(奈良)から伊勢への道として開け、伊勢・吉野・高野山への巡礼や、参勤交代の紀州(和歌山)街道として栄えました。国道166号沿いには遺構や宿場の面影が残る場所があり、歴史的な情緒も感じることができます。

香肌峡の由来

香肌峡のある松阪市飯南町・飯高町はお茶や椎茸、山菜、アユなどの香り高い産物に恵まれており、それが由来して「香肌峡」という地名になったと言われています。

ふがまる 国道166号沿いには多数の茶畑が広がり、深蒸し煎茶の生産が盛んです。この地域のお茶は苦味が控えめで香り高いのが特徴!

ちゃむ 深蒸し煎茶を購入できる道の駅を記事後半で紹介します。

香肌峡の魅力

香肌峡の魅力は大自然の環境で遊べることです。

川遊びをしたり、ボートやカヤックなどの水上アクティビティを楽しんだり、川沿いで森林浴をしながらサイクリング、キャンプやコテージで宿泊など、楽しみ方は様々。

ふがまる 小さい子供でも安心の川遊びスポットや、川沿いでコテージに泊まれる宿泊施設など、香肌峡には自然体験を楽しめる場所が盛りだくさん!

ちゃむ 香肌峡の大自然を楽しめるスポットを次で詳しく紹介します♫

香肌峡の楽しみ方

香肌峡の大自然を楽しめるスポットをご紹介!日帰り温泉やキャンプ施設も紹介します。

川遊びスポット

香肌峡には浅瀬で流れの穏やかな箇所が多数あり、夏は川遊びを満喫できます。

「波瀬駅(はぜえき)」 近くを流れる川は透明度が大変高く、車を停められるので遠方からでも観光しやすい場所です。

川へのアクセス方法は簡単!波瀬駅の後ろにある吊り橋を渡ってすぐのところに川があります。

この吊り橋は香肌峡の大自然を間近で観賞できる絶景ポイントであり、エメラルドグリーンに輝く川を眺めることが出来ます。

川遊びを楽しんだあとは波瀬駅で美味しいグルメを満喫しませんか?

A5ランクの松阪牛を使用した松阪牛丼や地元ジビエを利用したジビエカレーなど、この地域ならではの食材を使ったグルメを味わえます。

ちゃむ 松阪市飯南町の深野地区は松阪牛発祥の地と言われています。

桜・ツツジ・紅葉の名所

香肌峡のある松阪市飯南町〜飯高町では四季折々の景観が広がり、桜・ツツジ・紅葉はとくに人気のシーズンです。季節ごとに楽しめるおすすめのスポットを紹介します。

桜スポット

国道166号沿いにある「道の駅 茶倉駅」の周辺には桜並木が点在します。山沿いにはヤマザクラ、道沿いにはソメイヨシノの桜並木と、ドライブしながらお花見を楽しめます♫

川遊びスポットで紹介した「波瀬駅」近くの川もお花見におすすめ!吊り橋から桜並木を観賞できます。

松阪市飯南町にある春谷寺(しゅんこくじ)には樹齢約400年といわれているエドヒガン桜があります。

3月下旬から4月上旬にかけて開花し、周囲には50本程度の若いエドヒガン桜の木々も咲き乱れます。

ツツジの名所

松阪市飯高町にある寺院「荒滝不動尊(あらたきふどうそん)」の周辺には約3千株のツツジが咲き、見頃を迎えると山の斜面が真っ赤に染まります。

ツツジの見頃は4月下旬頃で、毎年4月29日はつつじ祭りが開催されるのですが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました。

桜スポットで紹介した「道の駅 茶倉駅」はツツジの名所でもあり、ゴールデンウィークが近づくと駅舎周辺を覆うように紅白のツツジが咲きます。

紅葉の名所

松阪市飯高町の波瀬地区にある寺院「天開山泰運寺」は松阪市屈指の紅葉の名所で、境内の様々なところで紅葉が彩ります。

境内にある八角形の銅鐘「八角銅鐘(はっかくどうしょう)」は三重県の有形文化財に指定されており、銅鐘を覆うように広がる紅葉が見所の1つです。

日帰り温泉を満喫

国道166号沿いにある「道の駅 飯高駅」は日帰りで天然温泉を楽しむことができます。

露天風呂や内湯からは香肌峡の大自然を眺めることができ、18槽11種類もの多彩な湯舟を満喫できます。

ちゃむ 木の香り漂う綺麗な温泉施設なので、とても気に入っています。入浴料が大人660円、小人330円(4歳〜小学生以下)とお手頃価格なのも魅力です。

駅舎には地元野菜や特産品、お土産を販売するコーナーがあり、この地域で生産された深蒸し煎茶の品揃えも豊富です。

ふがまる 香肌峡で日帰り観光を満喫したあとは、道の駅 飯高駅で温泉・お土産物選びを楽しむのが私の定番コースです♫

キャンプ・宿泊施設

松阪市飯南町にある「リバーサイド茶倉」は、キャンプやコテージでの宿泊、テニスコート等の様々なアウトドアを楽しめる施設です。

櫛田川沿いにある立地なので、香肌峡の大自然に触れながら過ごすことができます。

キャンプ施設には広々としたフリーキャンプスペースや定員4名のコテージがあるので、香肌峡をゆっくりと満喫したい方は、ここでの宿泊がおすすめです。

併設のバーベキューハウスは室内型施設なので天候に左右されずBBQを楽しむことができます。

サイクリングコース

香肌峡の大自然を満喫できるサイクリングコースを紹介します。道の駅 飯高駅からスタートして、国道166号沿いにある観光名所や史跡巡りを楽しむプランです。【所要時間は3〜4時間】

① 道の駅 飯高駅(スタート地点)

道の駅 飯高駅に車を置いてサイクリングをスタート!広々とした駐車場があるのと、日帰り温泉があるので、サイクリングのスタートとゴール地点にピッタリです。

このコースではサイクリング中の補給食を買える場所があまりないので、あらかじめ準備をしておくか、駅舎の売店コーナーで調達しておくと安心です。

まずは最寄りの史跡へ向かいます。

ふがまる ここで自転車を無料で借りることも出来ます。受付時間と貸出日が決まっているので、詳細は道の駅 飯高駅の公式サイトをご覧ください。

② 珍布峠

道の駅 飯高駅の近くには和歌山街道が通っており、街道内には「珍布峠(めずらしとうげ)」という切通しの箇所があります。

珍布峠は道の駅 飯高駅から自転車で15分ほどの距離で、天照大神にまつわる伝説の峠と言われています。

ふがまる 背よりも遥かに高い岸壁が両側にそびえ立つので迫力満点!

③ 新毛原橋

最後は香肌峡の絶景ポイントとして名高い「新毛原橋(しんけはらばし)」へ向かいます。珍布峠から国道166号に戻って奈良方面へ進み、自転車で40分ほど移動すると到着します。

上記写真が新毛原橋からの眺めです。岩肌を縫うように流れるエメラルドグリーンの櫛田川と、大自然の山々を一望することができます。

この橋からの光景は松阪市が発行する香肌峡のPRパンフレットや国道166号沿いにある香肌峡の看板にプリントされています。

ふがまる 国道沿いには似たような景色がたくさんあるので、ここを見つけるのは苦労しました笑

④ 道の駅 飯高駅で温泉・お食事

香肌峡の絶景を堪能したあとは、新毛原橋から自転車で約40分移動して道の駅 飯高駅へ戻り、駅舎内の天然温泉で旅の疲れを癒やしましょう。

広々とした内湯と露天風呂があるので、足を伸ばしてゆっくりと寛げます。

温泉で汗を流したあとは、駅舎内にある「レストランいいたか」でお食事はいかが?

地元の特産物や旬の素材を使った料理を味わうことができ、季節限定メニューもあります。※上記写真の料理は春シーズンに注文した「春日和」という季節限定メニュー。

「レストランいいたか」と温泉の営業時間は道の駅 飯高駅の公式サイトをご覧ください。

お食事のあとは駅舎内の売店に立ち寄って、おみやげ選びを楽しみませんか?

この地域で生産された特産品を販売するコーナーがあり、深蒸し煎茶や野菜のほか、山菜、お米、ジビエの肉など、種類豊富です。

旅の思い出と特産品をお土産に、帰路へとつきます♫

いかがでしたでしょうか

香肌峡は四季折々の景観が広がるので、季節を通して楽しむことができます。最後に紹介したサイクリングコースはどの季節でも楽しめる内容なので、各施設の営業時間をしっかり確認した上で、ぜひ巡ってみてください。

松阪市の絶景・写真映えスポット

泰運寺のある松阪市には絶景や写真映えする観光スポットが盛りだくさん!四季折々の美しい景色が広がる松阪市へ写真を撮りに行きませんか?

松阪市の絶景と写真映えするスポットを記事で紹介中です↓

ふがまるちゃん&ちゃむについて

ふがまるちゃん(左側)
三重を撮る写真家としてTwitterInstagramで活動中。2017年から地元三重の撮影を始め、2018年に著書「三重のええとこ写真集」を自費出版。三重県の写真を無料配布する三重フォトギャラリーを運営。三重の飲食店を中心に取材を行うサイト三重のええとこ巡りも運営中。所持カメラはEOS 6D・EOS RP。

ちゃむ(右側)
ふがまるちゃんの相方。ローアングル撮影を得意とし、独特の世界観で風景を切り撮る。ふがまるちゃんの撮影アシスタントとして2020年から共に行動し、風景写真のモデル役。TwitterInstagramで三重のええとこを発信中。所持カメラはα7iii。

リアン(犬)
2021年5月に家族入りしたパピヨン。猫じゃらしが大好きで、猫みたいな遊び方をする不思議な犬。三重県で犬と楽しめるスポットを満喫中。

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