魂を揺さぶられる「神々が宿る地」を巡る旅。 驚きと感動の連続!熊野の定番観光スポットを一挙紹介

掲載日:2020.10.26

「神々が宿る地」。古来より熊野の地はそのように呼ばれています。よみがえりの願いを込めた聖地“熊野”を目指して、いにしえの人々はひたすら歩き続けました。
数多い神話や伝説の舞台となった豊かな自然と悠久の時が育んだ驚嘆すべき景観の数々。その多くは世界遺産に登録され、人々の営みや歴史的価値を今に伝えています。
見て、聞いて、感じる。心と身体に深い余韻を残す旅。「熊野は初めて」という方でも訪れやすい代表的なスポットを巡りました。

◇Welcomeくまのキャンペーン実施中◇
現在、熊野市を訪れるお客さまを対象に、お値打ちに宿泊できる「Welcomeくまのキャンペーン」を実施中!
(2020年12月31日まで)
期間中に支給条件を満たして熊野市に宿泊すると、市内で買い物をするときに利用できる「レインボー商品券」が駅前観光案内所(熊野市観光公社)でもらえます。
商品券支給条件等の詳細はこちら 熊野市観光公社HP

まずはJR紀勢本線熊野市駅前にある「熊野市観光案内所(熊野市観光公社)」へ。
熊野古道をはじめとする見どころ、グルメ、お土産など熊野観光に関する資料やパンフレットなどが多数揃っています。スタッフに直接尋ねることもできるので、興味があったり、疑問に思ったりすることは何でも相談してみて。荷物が多い時は預ける(有料)こともできます。
さっそく、昨日宿泊したホテルの領収書と身分証明書を提示して「Welcomeくまのキャンペーン」の特典である「レインボー商品券」を受け取ります。
商品券の受け渡しは、この窓口でしか行っていないのでご注意を。また、特典の対象になるためには、さまざまな条件があるので、必ず事前に確認してくださいね。

ちなみに、熊野市観光案内所では熊野市の観光スポットを最先端のVR(ヴァーチャルリアリティ)機器を使った体験ができるんです。ドローンを使った普段見ることができない視点での映像は感動モノ。
無料ですので気軽に楽しむことができますよ。Youtubeでも動画は公開しており、スマートフォンで簡易的に観ることはできますが、ぜひ最新機器のある観光案内所で迫力の映像をご覧ください!

熊野市観光案内所では、レンタカーやレンタサイクルの申し込みも受け付けています。
車で効率よく回るのもよいですが、今回は熊野の風と陽光を浴びながら走りつつ、寄り道も気軽にできるレンタサイクルで移動します。また、長い距離や坂道もラクラク走ることができる電動アシスト付きをチョイスしました。観光客からも好評らしく、今後レンタサイクルはすべて電動アシストタイプに変えていく予定だとか。では、いよいよ出発です!
名称

熊野市観光案内所

住所
〒519-4324 熊野市井戸町654-1
電話番号

0597-89-2229

料金

無料

営業時間

9:00~18:00

休日

12月29日~1月3日

駐車場

付近にあり

公共交通機関でのアクセス

JR熊野市から徒歩1分

車でのアクセス

熊野尾鷲道路熊野大泊ICから10分

最初に向かったのは「松本峠」。
熊野市の大泊と木本を結ぶ峠で、世界遺産に登録されています。標高135m、距離は約3kmと熊野古道の中では比較的登りやすいのが魅力です。苔むした石畳からは「伊勢へ七度、熊野へ三度」と言われるぐらい篤い信仰心を持ち、ひたすら歩き続けた先人の思いが偲ばれました。なお、木本側の麓にある「庚申像(こうしんぞう)」を縄で縛ると失せ物がみつかるという言い伝えがあるそうですよ。

峠付近にそびえ立つ高さ170cm余りのお地蔵さん。穏やかな顔立ちをしていますが、さかのぼること約300年前、建立された当日にも関わらず、等身大のその姿を妖怪に間違えられて、何と鉄砲で撃たれたそうです。
ところで、その鉄砲傷とは…。よ~く見ると、左側の裾付近に、小指ほどのサイズの穴がありました。ぜひ探してみてくださいね。

峠の本道から脇道にそれて10分ほど歩くと「松本峠 東屋」に着きます。
ここから眺める浜街道と呼ばれる七里御浜の海岸線は、熊野古道随一と言われるぐらいの見事な景観です。熊野速玉大社のある新宮方面の約25km先まで一望できるこの壮大なパノラマ絵巻は必見!多少遠回りにはなりますが、ぜひ足を運んでみてください。
名称

松本峠・花の窟(熊野古道伊勢路)

電話番号

0597-89-6172

駐車場

・大泊側登り口付近に数台

公共交通機関でのアクセス

【スタート地点のJR大泊駅まで】
・JR・近鉄「津駅」から電車で約3時間
・JR紀勢本線「熊野市駅」から電車で約10分

車でのアクセス

・尾鷲熊野道路「熊野大泊IC」から車で南へすぐ

次に訪れたのは「鬼ヶ城」。世界遺産に登録されているのはもちろん、国の天然記念物や名勝にも指定されています。
波による侵食や、大地震による土地の隆起により、見上げるばかりの大きな奇岩や、大小無数の洞窟などが海沿いに連なっています。約1.2kmにわたる遊歩道から見ることができる千変万化な光景は、まさに驚くばかりのスケールです。

一番の見どころなのが「千畳敷(せんじょうじき)」。その名が示す通り、とにかく広く、大きい。上下に分かれた段丘の広さは約1,500㎡、天蓋のようにそびえ立つ岩の高さは約15mもあります。
この圧倒されんばかりの景観を造り出した大自然の持つ底しれぬパワーがダイレクトに伝わってきます。
名称

鬼ヶ城(熊野市)

住所
〒519-4323 熊野市木本町
電話番号

0597-89-4111

駐車場

有 72台
大型バス 10台
大型バス 18台(鬼ヶ城センター第2駐車場)

公共交通機関でのアクセス

・JR紀勢本線「熊野市駅」から「大又大久保行き」バス約5分「鬼ヶ城東口」下車すぐ

車でのアクセス

・熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」から南へ車で約1分

見学の後は、隣接する鬼ヶ城センターへ。
テラス席で熊野灘を眺めながら食事ができる「リストランテ マリーナ」。ご当地スイーツ「にいひめソフトクリーム」などが楽しめる「テイクアウトコーナー」。地元特産品が盛りだくさんの「土産物コーナー」などがあり、熊野を丸ごと体感できるアイテムがいっぱい!観光情報を発信する大型モニターや、 夏の熊野大花火に使用される打ち上げ花火玉の模型なども設置されています。

鬼ヶ城センターは「Welcomeくまのキャンペーン」のレインボー商品券取り扱い加盟店なので、ここでお土産を買うことにします。
鬼ヶ城センターは食べ物やTシャツ、お酒やキーホルダーなど色んな種類のお土産が売っているので、ここでお土産を買うことにしました。
とにかく商品の数が豊富で迷っちゃう!熊野特産の柑橘「新姫」を使ったポン酢やドレッシング、熊野地鶏や那智黒石、地ビールや地酒、梅干しや唐辛子まで…。
名称

鬼ヶ城センター

住所
〒519-4323 熊野市木本町1835-7
電話番号

0597-89-1502

営業時間

9:00~17:00

休日

年中無休

車でのアクセス

熊野大泊IC出口R42新宮方面へすぐ

「七里御浜」は熊野市から紀宝町まで全長約22km。日本で一番長い砂礫海岸として知られています。「日本の渚百選」「日本の白妙青松百選」「21世紀に残したい日本の自然百選」「日本の名松百選」に選ばれており、なだらかな弧を描くような美しい海岸線が特徴です。また、江戸時代から熊野三山に参詣する巡礼者が歩いた「浜街道」として、信仰の道としての役割もあったことから、世界遺産にも登録されています。

地鳴りのような音を響かせつつ、目前にまで迫りくる七里御浜の大波。思わず後ずさりしてしまいそうな荒々しさを感じさせます。この一帯が遊泳禁止であるのも納得できます。
かつて浜街道を歩いた巡礼者たちも、この激しい波に悩まされ、実際にさらわれることもあったそうです。志原川の河口付近には、そうして命を落とした先人たちの供養碑が建てられています。

波打ち際の小石は、熊野川の上流から太平洋に運ばれ、七里御浜に打ち上げられたもの。
荒波に磨かれてきたせいで、表面がとても滑らかで角が少なく丸みを帯びています。そのため、庭園のまき石をはじめ、インテリアやアクセサリーなどに広く利用されており「みはま小石」と呼ばれています。
名称

七里御浜海岸

住所
熊野市~紀宝町
電話番号

0597-89-0100

公共交通機関でのアクセス

JR熊野市駅から徒歩5分

車でのアクセス

熊野尾鷲道路 熊野大泊IC~国道42号
(熊野大泊ICから約5分)

鬼ヶ城とともに世界遺産に登録されている「獅子岩」。高さは約25m、周囲は210m。巨大な獅子が熊野灘に向かって咆哮しているような姿からその名が付けられました。
地盤の隆起や海蝕現象が原因だと言われていますが、よくこんな形状になるものですね。まさに自然が造りあげた芸術品。「日本のスフィンクス」とも呼ばれており、国の名勝や日本百景にも選ばれています。

毎年5月中旬から約一ヶ月間の早朝には獅子の口の部分に昇ってきた朝日が入り、まるで咥えているような姿となる神秘的な光景が展開されます。また、11月から12月には同じように満月を咥える姿が見られます。
また、毎年8月17日の熊野大花火大会では花火をバックに盛んにシャッターが切られる光景も。カメラ好きの人には見逃せないビューポイントとなっています。
名称

獅子岩

住所
〒519-4324 熊野市井戸町
電話番号

0597-89-4111

料金

無料

休日

年中無休

駐車場

あり

公共交通機関でのアクセス

JR紀勢本線「熊野市駅」から徒歩で約10分

車でのアクセス

熊野尾鷲道路熊野大泊ICから国道42号七里御浜沿い、車で新宮方面へ約3分

花の窟神社の前にある「道の駅熊野・花の窟(お綱茶屋)」。
ここで、電動自転車のバッテリーを外して充電することができるのでチェックを忘れずに。また、館内では花の窟神社の奉納米である「いざなみ米」を使用したうどんや団子、餅などが人気を集めています。ほかにも、めはり寿司やさんま寿司などの熊野特産品をはじめ、ひもの、地鶏、みかん、地酒などのお土産を買い求めることもできます。

14:00までのランチメニューである「お綱茶屋セット」(550円/税込)。
セットのめはり寿司は、好みによりさんま寿司や古代米おにぎりに変更できます。写真上は「古代米みたらし団子」(1本100円/税込)。注文してから焼いてくれるので、常に熱々のままで食べられます。どちらも稲作文化の原点ともいえるいざなみ米(黒米)の風味や、独特のもっちりとした食感を楽しめますよ。
名称

道の駅 熊野・花の窟「お綱茶屋」

住所
〒519-4325 熊野市有馬町137
電話番号

0597-88-1011

営業時間

10:00~17:00

休日

年中無休

駐車場

普通車13台、バス2台

公共交通機関でのアクセス

JR熊野市駅から新宮駅行きバス2分「花の窟」下車

車でのアクセス

熊野大泊ICから約10分

花の窟(はなのいわや)神社は、日本最古の神社ともいわれ、世界遺産にも登録されています。女性神「イザナミノミコト」と火の神「カグツチノミコト」が葬られた場所と日本書紀に記されています。御神体は高さ45mにも及ぶ巨大な岩で、太古の自然崇拝である磐座(いわくら)信仰の姿を今に伝えています。「黄泉がえりの地」と称され、パワースポットとしても有名なせいか、不思議な力が湧いてくるような気にさせられました。
名称

花の窟神社

住所
熊野市有馬町 
電話番号

0597-89-0100

駐車場

あり

公共交通機関でのアクセス

JR熊野市駅から新宮駅行きバス4分「花の窟」下車

車でのアクセス

熊野大泊ICから約10分

観光公社にレンタサイクルを返却して、本日の宿となる「みはらし亭」へ。
JR熊野市駅から徒歩5分というアクセスの良さに加えて「Welcomeくまのキャンペーン」の対象施設でもあります。好みや目的に合わせて洋室と和室が選べるのがポイント。さらに、洗濯機や乾燥機、インターネット利用可能なパソコンをいずれも無料で使うことができます。
JR熊野市駅から徒歩5分というアクセスの良さに加えて、好みや目的に合わせて洋室と和室が選べるのがポイント。さらに、洗濯機や乾燥機、インターネット利用可能なパソコンをいずれも無料で使うことができます。

「せっかく熊野に来たのだから…」ということで、通常より豪華な「グレードアップ夕食」(宿泊料金にひとり1100円追加)をオーダーしました。
生魚、煮魚、焼魚、酢魚などがズラリと並ぶ趣向を凝らしたメニューです。忙しく箸を動かしている内に、今日体験した思い出が蘇ってきます。日本人のルーツともいえる「神々の宿る地」が持つ奥深い魅力に触れた一日。近いうちに再訪して、より「ディープな熊野」と言われる楯ヶ崎や丸山千枚田、丹倉神社などにも行ってみたい。そんな思いを抱かされた濃厚な旅でした。

※2020年10月時点の情報です。料金等の情報が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。
名称

ビジネスホテルみはらし亭

住所
熊野市井戸町松原555-4
電話番号

0597-89-1211

駐車場

あり

公共交通機関でのアクセス

JR熊野市駅から徒歩3分

車でのアクセス

紀勢自動車道・紀勢大内山ICから約1時間45分

◆Welcomeくまのキャンペーン
現在、熊野市を訪れるお客さまを対象にお値打ちに宿泊できる「Welcomeくまのキャンペーン」が開催中です(2020年12月31日まで)。期間中に支給条件を満たして熊野市に宿泊すると、市内で買い物をするときに利用できる「レインボー商品券」が駅前観光案内所(熊野市観光公社)でもらえます。ぜひご利用ください。
【期間】
 令和2年9月7日~令和2年12月31日
【商品券支給条件】
 ・熊野市観光公社を通じて宿泊予約をした場合又は宿組合加入施設に直接予約をした場合。
 ・1組2人以上の宿泊であること。
 ※旅行会社での予約または楽天やじゃらん等のOTAを通じた予約に関しては対象外とする
 ※熊野市が関係するスポーツイベントの宿泊に関しては対象外とする
【商品券について】
 ・特典を受けられるのは宿泊予約順(×宿泊日順)
 ・商品券は駅前観光案内所(観光公社)の窓口で支給
 ・商品券支給額はGoToキャンペーン等を利用した割引後の金額で考える

詳細はこちら 熊野市観光公社HP
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