【みえの推し活!】伊賀の里モクモク手づくりファームの隠れた逸品!肉厚ジューシーな「原木椎茸」の摘み取り体験 炭火で焼いて味わおう!
掲載日:2025.10.14
この記事では、伊賀の里モクモク手づくりファームの浜辺チーフが“推し”として熱く語る「原木椎茸」の摘み取り体験をご紹介。自分で収穫し、炭火で焼いた採れたての原木椎茸は、驚くほど香り高く、噛むと旨味があふれ出すジューシーさ!シリーズ「みえの推し活!」ならではの視点で、その魅力をお届けします。
▼目次
シリーズ「みえの推し活!」
「みえの推し活!」では、三重県内の観光を支える事業者、観光協会、市町などで構成される三重県観光連盟「事業企画・宣伝委員会」の皆さんが紹介する、"中の人"たちの「推し」を深掘り取材。
中の人だからこそ知りうる情報や熱い想いを通じて、三重県の新たな魅力を発見していきます。
- 第1弾:【鳥羽水族館】 “ダイオウグソクムシ”ブームの火付け役 飼育係・森滝さん イチ推しの「へんな生きもの」に会いに行こう!
- 第2弾:【鈴鹿サーキット】 アトラクションだけじゃない!レーシングコースの魅力を体感しよう!
- 第3弾:【おかげ横丁】おかげ横丁のあちこちにいる招き猫たち。その魅力を招き猫専門店「吉兆招福亭」の澤田店長にお話を伺います
第4弾は伊賀の里モクモク手づくりファーム どんなところ?
三重県伊賀市にある「伊賀の里モクモク手づくりファーム」は、農業・食・動物・自然をテーマにした体験型の農場です。
園内にはウインナーなどの手づくり体験教室、ミニブタさんたちのショー、動物とふれあえる学習牧場などがあります。
また、園内で製造されたソーセージや地ビールを味わったり、地下1000mから汲みあげる天然温泉で疲れを癒したりと、一日中のんびりと過ごせます。
また、最大8名まで宿泊できるドーム型コテージも併設しており、家族やグループ旅行にぴったりです。
勤続33年の大ベテラン! モクモクを知り尽くす浜辺チーフの推しは、原木椎茸!?
今回、モクモク手づくりファームの「推し」を紹介してくださるのは、広報と手づくり体験教室を担当する浜辺チーフ。
浜辺チーフは、モクモク手づくりファームの前身「ハム工房モクモク」時代から勤続33年という、まさに“モクモクの生き字引”とも言える方です。
長年にわたり、安心・安全なものを自分たちの手でつくることの大切さ、手づくりの楽しさを伝え続けてきました。
そんな浜辺チーフが「これだけは絶対に食べてほしい!」と情熱を込めて推すのが、モクモク手づくりファームで育てている「原木椎茸」なのです!
※きのこ農園担当の大月さん(左)と浜辺チーフ(右)
正直、モクモク手づくりファームといえば、園内の工房でつくられているソーセージやパン、地ビールが有名で、春のいちご狩りも大人気。 その中で「原木椎茸」は少し意外な存在かもしれません。
浜辺チーフがそこまで推す理由と、その魅力に迫ります!
そもそも「原木椎茸」って何?2年かけて育つ香りとうま味の理由
モクモク手づくりファームでは2005年より原木椎茸を生産しています。
原木椎茸とは、クヌギなどの木に直接菌を植え付け、自然に近い環境で育てる、昔ながらの栽培方法です。
クヌギなどの木に植菌した「ほだ木」を低く積み上げ野伏をして、1年半ほど山でじっくりと寝かせ、水分を調整しながら椎茸菌が繁殖し生えてくるのを待ちます。
日本で流通している椎茸のほとんどが菌床椎茸で、おがくずに菌をうち、湿度をあげ、真っ暗な部屋で3か月ほど栽培しているものになります。
それにくらべ原木椎茸は栽培に2年ほどかかるため、なかなか生産されていません。
自然の力をたっぷり蓄えた原木椎茸は、香りや食感、味の濃さが格別。驚くほど肉厚で濃厚な香りと、みずみずしさとうま味を多く含み、ゆたかな味わいの椎茸となります。
原木椎茸の摘み取り&炭火焼きを体験!
モクモク手づくりファームでは、原木椎茸の摘み取り体験を、2026年6月末までの土・日・祝日に開催しています。(※2025-2026シーズン)
モクモクファームの原木椎茸摘み取り体験は、100gあたり400円(税込)と、摘み取った分を計り売りするシステム。
自分で摘み取った椎茸は、その場で焼いて食べることも、お土産にすることもできます。
大体100gは、大きく肉厚に育ったもの3~4個分が目安です。
※おおよそ100gの目安
それでは、私も実際に原木椎茸を収穫してみます。
きのこ農園のハウスに足を踏み入れると、原木と椎茸の香りがふわり。暖かく落ち着いた空間に、ほだ木から力強く顔を出す椎茸たちがずらりと並びます。
上手に収穫するには、椎茸の軸の部分をしっかり持ち、片方の手で原木を押さえながら、くいっと曲げ、左右に振るようにして収穫します。
おいしい椎茸の見分け方は、カサの部分が丸く、水平よりも下向きになっているものがポイントです。このようにカサが開ききっていない椎茸は、水分を多く含み、焼いて食べるのに適しています。
カサの裏の美しい白いひだが、新鮮さを象徴しています。
夢中になっていると、あっという間にカゴがいっぱいに!
収穫する楽しさもこの体験の醍醐味です。
いざ実食!炭火で焼いた、採れたて原木椎茸のお味は...?
きのこ農園には、収穫した椎茸を焼くための、BBQコンロが用意されていますので、さっそく炭火で焼いて食べてみます。
まずは、椎茸の軸の部分にBBQ用の串をさし、初めに軸の部分を下にして軽く焼きます。
※火加減にもよりますが、軸の面をおおよそ1分程度を目安に軽く焼きます
その後裏返し、かさの部分から旨味のエキスがじゅわ~と出てくるまでじっくり焼きます。
焼いてる間にも、椎茸の香ばしい匂いが広がり、食べるのがより待ち遠しくなります。
※傘の面は、水分が泡として出てくるまで、おおよそ5分程度じっくりと焼きます
そして、味付けは、尾鷲の海洋深層水から作ったお塩のみ。
シンプルな味付けだからこそ、椎茸本来の味を楽しめ、自然の力を感じることができるのです。
焼き上がったら、軸の部分をもって、椎茸を串から外します。串は大変熱いので、ご注意ください。
一口いただくと、身が肉厚でプリプリとした歯ごたえの後に、ジューシーで濃厚な旨味と香りが口いっぱいに広がります。
これは、まさに採れたてでしか味わえない贅沢!
浜辺チーフの娘さんは、他のきのこを残すことはあっても、この原木椎茸だけは小さい頃から必ず完食したのだとか。
きのこが苦手な方にも、ぜひ一度試してほしい逸品です。
摘み取り体験だけじゃない、園内で楽しむ原木椎茸グルメ
モクモク手づくりファームの手づくり体験は、ウインナーやパン教室が定番ですが、12月(予定)からは期間限定で、豚まんづくり体験がスタートします。
そして、この豚まんの具に欠かせないのが、細かく刻んだ原木椎茸なのです。
椎茸のうま味が加わることで、味に奥行きと深みが生まれるとともに、「プリプリ」とした心地よい歯ごたえが楽しめます。
また、ファーム入園口前にある、とんかつとそばを中心とした和食を楽しめる「農村料理のお店モクモク」では、「原木しいたけの天ぷら」が楽しめます。
サクッとした衣とジューシーな椎茸の組み合わせは絶品です。こちらも椎茸の最盛期限定ですので、見つけられたらぜひご賞味を。
モクモクの新たな定番に? まずは「きのこ農園」を目指そう!
ソーセージやパンなどの手づくり体験教室や、園内の工房でつくられたソーセージやパン、地ビールなどが楽しめるレストラン・カフェ、動物とふれあえる学習牧場など、モクモク手づくりファームには、楽しめる施設がたくさんあります。
そんな園内にあって、少し地味なポジションのきのこ農園は、知る人ぞ知る穴場スポットです。
次にモクモクファームを訪れる際は、浜辺チーフが推す「原木椎茸」を味わってみませんか?
自分で収穫して食べる採れたての味は、きっと忘れられない思い出になりますよ。
伊賀の里モクモク手づくりファーム
入園料800円(おとな)
600円(こども)
※手づくり体験教室については伊賀の里モクモク手づくりファームのホームページでご確認ください
10:00~16:30(一部21:00まで)
不定休 詳しくは伊賀の里モクモク手づくりファームホームページでご確認ください
500台
・JR関西線、草津線とも「柘植駅」下車車で15分
・伊賀鉄道「上野市駅」より車で25分
・名阪国道「壬生野IC」から車で約10分
・新名神「甲南IC」から車で約10分
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