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【2023年】「関宿祇園夏まつり」とは?歴史や見どころ、アクセス・駐車場情報などを徹底解説いたします。

関宿祇園夏まつりは、東海道五十三次の47番目の宿場町である三重県亀山市の関宿において、毎年7月中下旬(今年は7月22日(土),23日(日))に行われる夏の伝統行事で、絢爛豪華な4基の山車が旧東海道関宿の街道を練り歩きます。この記事では関宿祇園夏まつりの歴史や見どころ、アクセス情報など徹底解説いたします。

▼ 目次

関宿祇園夏まつりとは?

関宿祇園まつりは、東海道五十三次の47番目の宿場町である三重県亀山市の関宿において、毎年7月中下旬の2日間(土曜・日曜日)行われる夏の伝統行事で、絢爛豪華な4基の山車が旧東海道関宿の街道を練り歩きます。

“関の山(せきのやま)”という言葉の語源にもなっている「山車巡行」

山車の上部を勢いよく回転させる迫力満点の「舞台回し」は絶対に見逃すことはできないおすすめの見どころです。

そんな関宿祇園夏まつりは、宿場町である関宿の古い建物と街並みと相まって、江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえて、見応えある伝統的なお祭りです。

関宿祇園夏まつりの歴史

関宿祇園夏まつりは、江戸時代の元禄年間(1688~1704年)から続く夏の伝統行事で、最盛期には16基もの山車が東海道関宿一帯を山車が練り歩き、横幕や見送幕・提灯を豪華に飾って競い合いました。

その豪華さや賑いから、当時は祇園祭(京都府)、住吉天神祭(大阪府)などとともに「関西五大祭」の一つとして、日本の代表的なお祭りでもありました。

現在は、山車は新所・中町・木崎地区の4基(中町三番町・同四番町・木崎・北裏)となっていますが、古き関宿の街並みが続く街道の道幅いっぱいに通り抜ける(巡行する)光景や、

街道の辻々で山車が進行方向を変える時の光景、

山車の上部を勢いよく回転させる「舞台回し」といわれる迫力満点の光景は、今も引き継がれています。

コロナ禍となった2020年と2021年は2年連続で中止となり、2022年は3年ぶりに開催されましたが、「舞台回し」は密集を避けるためそれぞれの山車がある別々の場所での披露となりました。

 

2023年は、4基揃っての「舞台回し」が復活しますので、是非とも注目したいところです。

スケジュールについて

2023年の関宿祇園夏まつりは

7月22日(土)、7月23日(日)に行われます。

主な行事予定は次のようになります。

※雨天の場合中止となる行事がありますのでご注意下さい。

【神輿渡御】  22日(13:00~17:00)関神社~御旅所

(みこしとぎょ)23日(13:00~17:00)御旅所~関神社 雨天決行

【山車巡行】  22日・23日(17:00~21:30)関宿街道筋 雨天中止

【子ども山車巡行】

        23日(10:00~11:00)関の山車会館~旧落合家 雨天中止

【関宿案内所】 22日・23日(11:00~16:30)旧落合家

【行灯の点灯】22日(18:00~20:30)新所地区街道筋 雨天中止

※街道筋に行灯が灯されます。

関宿祇園夏まつりの見どころを紹介

 ①『山車巡行』

古い町並みが続く関宿は、江戸時代に整備された東海道沿いの宿場町です。

 当時の東海道(旧東海道)は現在の大きな国道のような広い道ではなく、一車線程度の道幅しかありません。そんな街道に大きな山車が道幅いっぱいに巡行する様子は見応えがあります。

山車が道幅いっぱいに塞いでこれ以上通れないような様子。

軒先をかすめるように、これ以上通れないような様子。

もう、スレスレでいっぱいいっぱいな様子は見どころの一つです。

 ちなみに、これまでにもよく出てきている「山車」という文字ですが、通常ですと“だし”と読みますよね。しかしながら、関宿祇園夏まつりでは“だし”とは読みません。

関宿祇園夏まつりでは・・・「山車」は“やま”といいます。これはこれは後述の『関の山』という言葉に大いに関係があります。

 ②『関の山車』は『関の山』

『関の山』・・・一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

意味は、“精一杯” “めいいっぱい” “限度いっぱい”とか、“頑張ってもそれ以上できない”という意味で使われますね。前述の山車が関宿の街並みをいっぱいいっぱいに通る様子・・・ 関宿祇園夏まつりのこの様子が『関の山』の語源となっているとも云われています。

関の“やま”は、山(mountain)ではなくて山車(floats)だったんですね!

言葉の語源と関宿祇園夏まつりと関わりがあるなんて!

これも一つの見どころと言っても過言ではありませんね。

③『舞台回し』

関の山車、現在は4基(中町三番町・同四番町・木崎・北裏)の山車が保存され、横幕や見送幕、提灯が飾られていて、それぞれの山車の豪華さを比べて見るのも面白いと思います。

関宿祇園夏まつりの山車は、飾りだけではなくて、他にも珍しい特徴があります。

それは、山車の台車より上の部分が回転する構造になっているのです!

巡行の際、街道の辻々等で、山車の上部を勢いよく回転させる様子は「舞台回し」と云われ、他ではあまり見ることができない光景で、見応え十分、見どころ満点です。

今年は7月22日(土)の20:00頃から、旧落合家住宅東側で、4基揃っての「舞台回し」が4年ぶりに復活するとのことですので、明かりが灯る4基の山車が回る迫力満点の光景を見ることができます。

※4基揃っての「舞台回し」はこのタイミングのみですので、ご注意ください!!

④『夜の関宿』

関宿祇園夏まつりは、7/22(土)・7/23(日)ともに夜も山車巡行が予定されています(17:00~21:30)。

 

日が暮れてからの提灯や行灯に明かりが灯った山車の巡行や関宿の街並みは、昼間とは雰囲気が変わってととてもおススメです。

柔らかい明かりに包まれて、映える写真も撮れそうですね。

昼の暑い時間帯に比べて、過ごしやすくなる時間帯でもありますので、明かりが灯る関宿の古い街並みを涼みながら散策すると、昼間とは違う発見もできるのではないかと思います。

屋台などの出店、トイレについて

関宿の街道沿いには、いくつかお食事処やカフェなどのお店もありますが、出店も10件程の予定ですが出店されるとのことです。

トイレは、観光駐車場、関宿散策拠点施設いっぷく亭地蔵町、まちなみ文化センターにあるとのことですのでこちらをご参考にしてください。

(マップの拡大です)

関宿観光マップ、関宿祇園夏まつりの主催「一般社団法人 亀山市観光協会」のリンクはこちらです。

・関宿観光マップ

  seki-B (kameyama-kanko.com)

・一般社団法人 亀山市観光協会

  TEL:0595-97-8877 FAX:0595-96-0700

  http://www.kameyama-kanko.com/

電車・バスでのアクセス方法

観光駐車場、関小学校グラウンド(臨時駐車場)はありますが、道が狭く渋滞が予想されるので可能な限り公共交通機関のご利用がおすすめです。

鉄道でのアクセス

JR関西本線「関駅」から徒歩約5分です。

車でのアクセス、駐車場について

お車でお越しの場合は、関宿観光駐車場、関小学校グラウンド(臨時駐車場)をご利用ください。

交通規制について

当日は16:00~23:00の予定で交通規制があり、旧東海道(西の追分~東の追分)に車両は入れませんのでご注意ください。

いかがでしたか?

この記事では、関宿の夏の風物詩『関宿祇園夏まつり』の見どころやアクセスなどについて徹底解説しました。「関の山」の語源ともなってる山車の巡行や、4年ぶりに4基揃っての「舞台回し」など、この記事を読んで『関宿祇園夏まつり』の魅力を感じていただけたら幸いです。

 

東海道の古い街並みが残る関宿の伝統のあるお祭りを楽しんでみてくださいね。

また、近辺のスポットとしては、現在、JR関駅南側のひまわり畑があります。

7月中旬から見頃を迎え、8月中旬まで続くとのことですので、立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね!!

開花情報と場所はこちらのリンクをご参考にしてください。

ブログ | 亀山市観光協会 (kameyama-kanko.com)

JR関駅南側ひまわり畑は満開です。(2023.7.11) | 亀山市観光協会 (kameyama-kanko.com)

Takuya Kiriyamaの画像

Takuya Kiriyama

三重県が大好き。休日は自然,風景,花やイベントの撮影に出かけて、時にはイベントへの出演やボランティアスタッフとして参加させていただいたりと、色んな形で三重県を応援しつつ、楽しんでいます。
このような経験を活かして、「行きたい!!」と思っていただけるような四季折々の花や名所,風景等、魅力ある三重を発信したいと思います。

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