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熊野のみかんどころ、金山パイロットファームでみかん狩り!旬のみかんに出会える直売所もおすすめ♪

掲載日:2021.03.10

400〜500本ものみかんの木が生い茂る広い農園の中で、時間無制限、たっぷりと旬のみかんを味わえるのが東紀州・熊野にある「金山パイロットファーム」のみかん狩り!。毎年、10月下旬〜12月上旬にかけて開催していて、採れたてのみかんを袋いっぱい2kgまで持ち帰ることもできます。しかも、直売所である「くまのParadise」では季節に応じて旬のみかんやいちご、ブルーベリーなども販売。オリジナルみかんジュースも人気です!

三重の“みかんどころ”といえばなんと言っても温暖な気候に恵まれた東紀州。
中でも三重県内最大規模のみかん園を有する熊野市金山町の「金山パイロットファーム」では、旬の時期になると時間無制限のみかん狩りを楽しむことができます!

このみかん狩りは毎年10月下旬〜12月上旬にかけて開催されていて、天気の良い日には柔らかい陽差しのもと、思い思いに好きなみかんを採って味わいながら、ピクニック気分でのんびりと楽しいひとときを過ごせますよ♪
※温州みかんの成育状況によって多少時期が前後します。

「みかん畑にたっぷりと成っているみかんの中から、“この木のみかんが美味しいんじゃないか”って、自由に自分の目で選んで食べて、楽しんでもらえたらと思っています」
と、金山パイロットファーム代表の里口健一さん。

自分の目でコレ!と選ぶのも楽しいけれど、せっかくなのでプロの目で美味しいみかんを見分けるコツも教えてもらうと──
「みかんが多く繁っている木で、中盤より上、陽当たりの良いところで下を向いて成っているものを採ってみるといいですよ!基本的には色の濃いものは糖度が高いです」とのこと。

さらに詳しくたずねてみると、木と実を結ぶ“へた”の部分が細かったり、葉っぱの色が少し薄めのものを選んだ方が、より甘いみかんに当たる可能性が高いとのこと!
みかん狩りもこだわりはじめると、なかなか奥の深い世界なのです。

たくさん採ったみかんは、事前に渡されたビニール袋いっぱいに詰め込んでお持ち帰り。大人用は2kgほど、子ども用でも1kg。しばらくは、おうちでもみかんが食べ放題ですね!

金山パイロットファームでは、平成23年からブルーベリー狩りもスタート。
ラビットアイ系のブライトベールとパウダーブルーの2種類を中心に、7月中旬頃〜8月上旬にかけてブルーベリーの摘み取りを楽しむこともできます。

※現在はコロナ禍ということもあり、2021年の開催予定は現在(2月時点)未定とのこと。また、時期が近づいてきたら問い合わせてみてください。

みかん狩りの時期以外にも、秋から春までさまざまなみかんに出会えるのが、みかん狩りの場所からすぐ近くにある直売所「くまのParadise」。
9月中旬の極早生の温州みかんから4月頃に収穫される河内晩柑まで、その時期に旬のみかんが店頭に並びます。

取材に訪れた2月半ばは濃厚な甘みと際立つ風味で“みかんの女王”とも称される「せとか」が旬の時期。
「せとか」は温州みかんとオレンジを交配させた品種の「清見」に高級柑橘類のアンコールオレンジとマーコットオレンジを交配した品種。
オレンジの豊かな香りに包まれたとろけるような果肉が特徴的なみかんです。

店内には他にも、温州みかんとはっさくを交配した「スイートスプリング」や清見とポンカンを交配した「不知火」、「はるみ」といった品種も。
いつもお客さんにみかんの説明をしているスタッフの磯崎さんによると、9月中旬からの温州みかんの時期が過ぎた後の2月は、多彩な品種のみかんが並ぶ時期なんだそう。

ただ、どのみかんも旬の時期は短いため、どんなみかんに出会えるかはタイミング次第!
「せとか」と並んで濃厚な味わいとオレンジの風合いが人気の品種「麗紅」はすでにシーズンの終わりの時期を迎えていました。

3月以降は「せとか」や「麗紅」の元となった品種の「清見」や文旦の仲間で和製グループフルーツとも言われる「河内晩柑」が登場。
これらの品種は、他と較べるとさっぱりとした味わいが楽しめます。

また、温州みかんの中でも特に美味しさに折り紙付きなのが、糖度が高い高品質の「マルチみかん」。白い多孔質シート(マルチシート)で畑の地面を覆い、適切な水分調節と太陽光の増幅によって栽培されたみかんです。毎年11月初め頃に登場しますが、お目当てにしている人も多く、1、2週間で売り切れてしまうとのこと!時期を狙って訪れてみたいものです。

取材に訪れた2月、みかんと並んで買い物客の人気を集めていたのが、大粒のいちご。12月から5月頃までくまのParadiseの店頭に並びます。お昼過ぎにはもう売り切れになってしまうそうなので、早めの来店がおすすめです!

くまのParadiseでは完熟みかんを絞ったジュースも人気で、旅行のお土産にもぴったり!
さまざまな品種のジュースが並んでいますが、一番人気はやはり温州みかん100%の「くまのそだち」。マルチみかんを使った黒ラベルのみかんジュースは濃厚な味わいが魅力です。

品種ごとに特徴のあるいろいろなみかんジュースを飲み比べるのも楽しそうですね!

温州みかんの皮を剥いて贅沢に丸ごと詰め込んだ「丸みかんコンポート」にも目を惹かれます!ほのかな砂糖の甘みが温州みかんの魅力をさらに引き立ててくれます。
また夏の時期には、みかんジュースを使用し、みかんの果肉入りのオリジナルの蜜をたっぷりかけた贅沢なかき氷も登場!スイーツ好きなら一度味わってみたい一品です。

取材中、次から次へと訪れる買い物客の方々にみかんの特徴を丁寧に伝えていた店舗スタッフの皆さん。
温州みかんしか知らなかったあなたも、金山パイロットファームを訪れれば“みかん通”になれることでしょう♪

くまのParadiseは紀勢自動車道熊野大泊ICから15分ほど。
道中に寄ってみたい観光スポットも盛りだくさんですが、今回は日本書紀にも記されており、日本最古の神社と言われる「花の窟神社」に立ち寄ってみました。

神々の母である伊弉冉尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵として、古来から聖地とされている場所です。御神体は高さ45mにも及ぶこの巨大な岩。はるか頭上にそびえる存在感に圧倒されます。イザナミノミコトの死後、夫のイザナギノミコトが妻にもう一度会いたいという一心で黄泉(よみ)がえりの国へと旅立ったことから、花の窟には黄泉がえりの入り口があるとも信じられてきました。

みかんの味わいに触れるとともに、パワースポットで神々しい気持ちに浸る。熊野は訪れるたびにさまざまな感情を思い起こさせてくれる場所だとあらためて感じます。
金山パイロットファーム
住所/〒519-4327 熊野市金山町2400
電話番号/0597-89-5222

観光農園・直売所「くまのParadise」
住所/〒519-4327 熊野市金山町2231-5
電話番号/0597-89-1020
営業時間/9:00〜17:30
休業日/不定休
駐車場/乗用車 54台、大型バス 3台
車でのアクセス/熊野尾鷲道路 熊野大泊ICから約15分
公共交通機関でのアクセス/紀勢本線熊野市駅からタクシーで約10分

みかん狩り情報
営業日/開催期間中の毎日
営業時間/9:30〜16:00
駐車場/くまのParadise駐車場
問い合わせ/観光農園・直売所「くまのParadise」0597-89-1020
料金(個人)/
大人(中学生以上)1,200円 おみやげ 2kg
小人(小学生以上) 800円 おみやげ 1kg
幼児(3歳以上)   500円 おみやげ 1kg
料金(団体)/
大人(中学生以上)1,000円 おみやげ 2kg
小人(小学生以上) 700円 おみやげ 1kg
幼児(3歳以上)   500円 おみやげ 1kg
※大人・小人・幼児合わせて20名以上の場合は団体扱いとなります(要予約)
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