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熊野灘を一望できる「熊野の宿 海ひかり」で、世界遺産の地である熊野を心身ともに満喫!

掲載日:2019.02.28

熊野灘を一望できる高台の宿「熊野の宿 海ひかり」。観光はもちろん、スポーツ合宿などでも多く利用されています。「かんぽの宿」をリニューアルして2016年6月にオープンしたこの「海ひかり」の館内の様子、地元産の食材を使用した自慢の料理およびレストラン、日帰りでの利用もできる温泉などについて、実際に足を運んで話を聞いてきました。

熊野灘を望む高台の宿「熊野の宿 海ひかり」

日本人の心のふるさと、熊野。最近では熊野古道を探索しようと熊野を訪れる観光客も増えてきています。

そんな熊野市街からほど近い山の上に、綺麗な宿泊施設が建っています。

もともと「かんぽの宿」として親しまれていた宿泊施設でしたが、設備を全面的にリニューアルし、2016年6月にオープンしたのがこの「熊野の宿 海ひかり」です。

地図アプリなどで検索すると、JR熊野市駅からこの「海ひかり」までの距離は1.5kmほど。20分程度で着く計算です。人によっては「それくらいなら歩けるかも」と思うかもしれません。

しかし「海ひかり」は熊野灘を望む山の上にあるため、写真のようなかなり傾斜のある坂道をひたすら登っていく必要があります。取材は1月の寒い日に行ったのですが、物は試しと徒歩で向かったところ、現地に着く頃には汗だくになってしまいました。

というわけで、無理に歩こうとせず、海ひかりの送迎サービスを利用するのがおすすめ。
事前に連絡をしておけば、熊野市駅はもちろん、近隣の駅や市内の観光施設まで迎えに来てもらえます。団体客だけではなく、1名からでもOKとのことですので、遠慮せずにお願いしましょう。

さらに、海ひかりから駅や観光施設に行く際にも送迎サービスは利用可能です。

先述のとおり海ひかりまで徒歩で行くのはやや大変ですが、決して不可能ではありません。

道は狭い部分もありますが舗装されており、歩いている途中にこのような美しい景色をゆっくりと見ることもできます。体力に自信のある方は、気候の良い季節に1度歩いてみると新たな発見があるかもしれません。

海ひかりの駐車場は、玄関前だけでなく、建物の横や裏側にもあります。
47台分あるため、レンタカーや自家用車で訪れる場合でも、駐車スペースについてはあまり気にしなくて大丈夫ですよ。

※EV充電設備はありません。

こちらは海ひかりのフロント。
かわいらしい星形のライトが出迎えてくれます。フロントは24時間対応です。

フロントの奥にあるのは明るい雰囲気のロビー。

この日は仕事の打ち合わせと思われる話をしている方なども見かけました。
日当たりがよく、中庭を眺めながらのおしゃべりはいつも以上に弾みそうです。

ロビーの隅に、宿泊者向けの無料コーヒーサービスのコーナーがありました。

客室にお茶菓子は置いていないため、コーヒーだけでなくここに置いてあるお菓子も客室に持っていって食べることができるそうです。好きなものを選べるのはうれしいですね。

また、同じお菓子が売店で販売されています。この無料コーナーで食べてみて、気に入ったものがあればお土産として購入することもできるというわけです。

売店はコーヒーコーナーの向かい側にあります。
先述のお茶菓子はもちろん、熊野の様々なお土産物が揃っていて、見ているだけでも楽しい気分になれそう。

売店では熊野特産のみかんゼリーの人気が高いそうです。

気になる海ひかりの客室や浴場の様子は…?

海ひかりの客室は大きく分けて
・和室(23室)
・洋室(4室)
・ユニバーサルデザイン室(1室)
・和洋折衷の特別室(2室)
の4種類、計30室です。

なお、この写真は和洋折衷の特別室。テレビを見ながらくつろぐスペースは床張りの洋風で、奥の和室が寝室です。

海ひかりの敷地には温泉が湧いており、大浴場はその湯を使用しています。
「かんぽの宿」の時代は汲み上げの設備などの関係で近隣の温泉からの運び湯だったそうなのですが、リニューアルの際、敷地内から汲み上げられるようにしたとのこと。
広い浴槽でゆっくりと旅の疲れを癒やせますね。

13:00~21:00の時間帯は日帰り入浴も可能で、その場合の入浴料は大人500円、子ども300円。お得な回数券(13枚綴5,000円/6枚綴2,500円)もあります。

※バリアフリー仕様のユニバーサルデザイン室および洋室のうちの1部屋を除き、海ひかりの客室には個別のお風呂がついていません。

レストランの一番人気は「熊野の四季会席」。朝食は干物食べ放題!

海ひかりでの食事は館内のレストラン「熊野の四季料理 海華」でいただけます。
このレストランは地元熊野の食材を使った食事がとても美味しいことでも有名。熊野市遊木(ゆき)の漁港から仕入れる新鮮な魚介類を始め、山の幸などをふんだんに使った料理を提供しています。

その中でも一番選ばれているメニューは「熊野の四季会席 夕凪(税込3,300円)」。
旬の食材を多く取り入れたコース料理です。海ひかりの方曰く、「『季節ごと』というより、仕入れの状況によって日々料理が異なる」とのことでした。

子ども向けの「お子様会席(税込2,750円)」や、会席より手軽な「お子様プレート(税込1,650円)」もあります。
食事をするスペースは半個室になっており、小さなお子さん連れでも周りを気にせずゆっくりと地元料理を味わうことができますよ。

宿泊者だけでなく、食事のみでのレストラン利用ももちろんOK。ランチは基本的に取り扱っていませんが、10名以上の団体客などの場合は相談可能とのこと。

海ひかりの朝食の目玉はなんといっても「干物食べ放題」。
テーブルに置いてあるコンロ(写真左側)を使い、様々な種類の魚の干物を自分で焼いて食べることができるのです。

これを機に熊野の干物を食べ比べてみてくださいね。
お土産の下調べにも役立つかも?

子連れや女性にもうれしい!館内施設館内にはキッズルームも

明るい色調の室内にはボールプールやブロックが置いてあり、たっぷりと遊ぶことができます。小さい子どもは旅先で退屈してしまいがちなので、子連れで滞在する場合は大助かりのお部屋です。

宿泊者はもちろん、「食事やお風呂だけを利用しに来た」という場合でも利用可能とのことでした。

キッズルームの隣には漫画やDVDがぎっしりと並んだ「図書室」があります。
本は図書室の中だけでなく客室に持っていって読むことができますし、客室備え付けのDVDデッキで映画などをゆっくり楽しむことも可能です。

ちなみに図書室には子ども向けの小さな絵本もありました。
もちろんこの本も客室で読めますよ。

観光だけでなく、スポーツ合宿での長期滞在にも対応可能!

海ひかりの敷地内にはこのような屋根付きの多目的施設があり、バーベキューやスポーツの練習など、さまざまな場面で利用することができます(要予約)。


熊野市はソフトボールや野球などの合宿の誘致にも力を入れています。その関係で、スポーツ合宿などの長期滞在で利用する人も増えているそう。

スポーツ団体向けの割引制度もあり、その場合の食事等の相談にものってもらえるとのことでした。

この海ひかりには、熊野灘を見下ろす絶景や地元食材を使用したおいしい料理、そして温泉など、「癒やし」要素が盛りだくさんです。

冒頭でも触れたとおり、2016年6月にリニューアルされており、客室や館内施設は非常にきれい。熊野古道を歩いて疲れた身体を休めたり、忙しい日常から解放されてゆったりすごしたりするのには最適の宿といってもいいでしょう。

食事や入浴のみの利用も可能ですから、遠方から泊まりがけで訪れる人だけでなく、近隣にお住まいの方でも存分に楽しむことができそうです。

【施設情報】

住所:〒519-4324 三重県熊野市井戸町1020-7
電話番号:0597-89-7000
公式URL:http://www.umihikari.com/
アクセス:JR熊野市駅より車で5~10分。熊野市駅を含む市内観光施設からの無料送迎サービスあり(要予約)
駐車場:あり(47台)※EV充電設備なし

※ 2019年2月時点の情報です。日程、料金等が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。
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