【2025年夏まつり!】7/19,7/20、亀山市関宿は『関宿祇園夏まつり』で盛り上がります!~見どころ、アクセス・駐車場情報を解説~

掲載日:2025.07.10

関宿祇園夏まつりは、東海道五十三次の47番目の宿場町である三重県亀山市の関宿において、毎年7月に行われる夏の伝統行事で、絢爛豪華な4基の山車が旧東海道関宿の街道を練り歩きます。三重県各地においても夏まつりが盛ん行われていますが、この記事では関宿祇園夏まつりの歴史や見どころ、アクセス情報など徹底解説します。

▼ 目次

関宿祇園夏まつりとは?

関宿祇園まつりは、東海道五十三次の47番目の宿場町である三重県亀山市の関宿において、毎年7月に行われる夏の伝統行事です。

2025年は7月19日(土)、20日(日)に開催され、絢爛豪華な4基の山車が旧東海道関宿の街道を練り歩きます。

“関の山(せきのやま)”という言葉の語源にもなっている「山車巡行」

山車の上部を勢いよく回転させる迫力満点の「舞台回し」は絶対に見逃すことはできないおすすめの見どころです。

そんな関宿祇園夏まつりは、宿場町である関宿の古い建物と街並みと相まって、江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえて、見応えある伝統的なお祭りです。

関宿祇園夏まつりの歴史

関宿祇園夏まつりは、江戸時代の元禄年間(1688~1704年)から続く夏の伝統行事で、最盛期には16基もの山車が東海道関宿一帯を山車が練り歩き、横幕や見送幕・提灯を豪華に飾って競い合いました。

その豪華さや賑いから、当時は祇園祭(京都府)、住吉天神祭(大阪府)などとともに「関西五大祭」の一つとして、日本の代表的なお祭りでもありました。

現在は、山車は新所・中町・木崎地区の4基(中町三番町・同四番町・木崎・北裏)となっていますが、古き関宿の街並みが続く街道の道幅いっぱいに通り抜ける(巡行する)光景や、街道の辻々で山車が進行方向を変える時の光景、山車の上部を勢いよく回転させる「舞台回し」といわれる迫力満点の光景は、今も引き継がれています。

関宿祇園夏まつりのスケジュール

2025年の関宿祇園夏まつりは7/19(土)、7/20(日)に行われます。

主な行事予定は次のようになります。

雨天の場合は中止となる行事がありますのでご注意ください。

続いて、関宿祇園夏まつりの見どころを紹介します!

関宿祇園夏まつりの見どころ

 ①『山車巡行』(その1:「関の山車」)

  関宿祇園夏まつりの大きな見どころの一つは、やはり、山車巡行ですね!

関宿は江戸時代に整備された東海道沿いの宿場町で、今もその古い町並みの様子が伺えますが、 当時の東海道(旧東海道)は現在の大きな国道のような広い道ではなく、一車線程度の道幅しかありません。

そんな街道に大きな山車が道幅いっぱいに巡行していきますが、その様子は迫力満点、圧巻です!

山車が道幅いっぱいに塞いでますよね!

軒先をかすめるように、スレスレでいっぱいいっぱいな様子は大きな見どころの一つです。

『関の山』という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

“精一杯” や“めいいっぱい”、 “限度いっぱい”、“頑張ってもそれ以上できない”という意味ですが、この山車が関宿の街並みをいっぱいいっぱいに通る様子が『関の山』の語源ともいわれているのです!

ちなみに、「山車」という文字ですが、関宿祇園夏まつりでは“だし”とは言わず、“やま”と言います!

「関の山車」は「関の山」、おまつりの様子が言葉の語源になっているのも興味深いですね!!

山車巡行は7/19(土),7/20(日)の両日、17:00~21:30の予定です。

雨天の場合は中止となります

②『山車巡行』(その2:「舞台回し」)

山車巡行での見どころの続きになりますが、山車に飾られている豪華な横幕や見送幕、提灯は、地区ごと4基の山車それぞれで異なることが特徴ですが、飾りだけではなくて、他にも珍しい特徴があります。

上の写真は複数の山車が順に巡行している様子ですが、街道の辻々等で山車が停止したり、集結したりすることがあります。

そして、始まるのは『舞台回し』。
山車の台車より上の部分が回転する構造になっていて、山車の上部を勢いよく回転させる様子は「舞台回し」と云われ、他ではあまり見ることができない光景です!

「舞台回し」は、7/19(土),7/20(日)山車巡行中に行われますが、特に4基揃っての「舞台回し」は圧巻です!

4基揃っての「舞台回し」は7/19(土)の20:00頃から旧落合家住宅東側で行われる予定ですので、このタイミングを見逃さずに目に焼きつけていただければと思います。

雨天の場合は中止となります

③『行灯の点灯』

 日が暮れてから明かりが灯った山車の巡行や関宿の街並みは、昼間とは雰囲気が変わっておすすめですが、新所地区の街道付近で行灯の点灯が行われます。

賑やかな山車の巡行とはまた違って、街道の両側に行灯が並んで夜の関宿を引き立てます。

江戸時代の関宿の様子でしょうか?昔の関宿の風景を映し出された行灯もあって、昼間とはまた違った幻想的で落ち着いた雰囲気が味わえます。

新所地区の灯りの行灯は7/19日(土)のみ(18:00~20:30)ですので、この柔らかい明かりに包まれた街の風情を楽しみたい方は見逃せませんね。

雨天の場合は中止となります

 ④『神輿渡御』

  山車巡行の前の昼間は、関宿の街道は地元青年団による神輿渡御で盛り上がります。

威勢がいい若者たちが白装束を身に纏い、神輿を担いで関神社から旅御所を練り歩きます。

街道のお店を回りながらを練り歩き、

時々、威勢よく神輿を持ち上げたり、

勢いよく回転させたりと、若者たちの漲るパワーは見応えありです!

神輿渡御は地域住民の深い信仰と神様への感謝が織りなす関神社例祭の重要な神事で、こちらも大きな見どころの一つとなっています!

神輿渡御は7/19(土),7/20(日)の両日、13:00~17:30の予定です。

※雨天の場合も実施されます

 ⑤『子ども山車巡行』

関宿祇園夏まつりには、もう一つの山車巡行があります!

関の山会館を出発点として、幼い子どもたちが、関の小山車(関の山車のミニチュア版)を力を合わせて街道を曳いていきます。

親御さんも含め多くの人に見守られながら、力を合わせて小山車を曳く子どもたち・・・

可愛く元気な姿に、こちらも元気をもらいます!

関宿祇園夏まつりを盛り上げてくれている子どもたちも見逃せませんね!

子ども山車巡行は、7/20(日)の9:30~10:30の予定です。

雨天の場合は中止となります

交通アクセス・駐車場など

観光駐車場、関小学校グラウンド(臨時駐車場)はありますが、道が狭く渋滞が予想されるので可能な限り公共交通機関のご利用がおすすめです。

鉄道でのアクセス

JR関西本線「関駅」から徒歩約5分です。

車でのアクセス、駐車場について

お車でお越しの場合は、関宿観光駐車場、関小学校グラウンド(臨時駐車場)をご利用ください。

交通規制について

当日は16:00~23:00の予定で交通規制があり、旧東海道(西の追分~東の追分)に車両は入れませんのでご注意ください。

お問い合わせ

・一般社団法人 亀山市観光協会

  TEL:0595-97-8877 FAX:0595-96-0700

  http://www.kameyama-kanko.com/

屋台などの出店、トイレなど

関宿の街道沿いには、いくつかお食事処やカフェなどのお店もありますが、出店も10件程の予定ですが出店されるとのことです。

トイレは、観光駐車場、関宿散策拠点施設いっぷく亭地蔵町、まちなみ文化センターにあるとのことですのでこちらをご参考にしてください。

・関宿観光マップ

   関宿イラスト案内図(kameyama-kanko.com)

また、おまつり当日の7/19(土),7/20(日)11:00~15:00は、旧落合家住宅にて関宿観光案内所も行っていますのでご利用下さい。

いかがでしたか?

この記事では、関宿の夏の風物詩『関宿祇園夏まつり』の見どころやアクセスなどについて紹介しました。「関の山」の語源ともなってる山車の巡行や、4基揃っての「舞台回し」など、この記事を読んで『関宿祇園夏まつり』の魅力を感じていただけたら幸いです。

東海道の古い街並みが残る関宿の伝統のあるお祭りを楽しんでみてくださいね。

Takuya Kiriyamaの画像

Takuya Kiriyama

三重県が大好き。休日は自然,風景,花やイベントの撮影に出かけて、時にはイベントへの出演やボランティアスタッフとして参加させていただいたりと、色んな形で三重県を応援しつつ、楽しんでいます。
このような経験を活かして、「行きたい!!」と思っていただけるような四季折々の花や名所,風景等、魅力ある三重を発信したいと思います。

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