取材レポート

白猪山とは?夏明コースの登山ルートや駐車場を解説します

白猪山は標高819mの山で、山頂からは周辺の山々を見渡せる好展望が魅力です。この記事ではハイキング感覚で登れる「夏明コース」の登山口やルート、駐車場を解説します。

記事制作 / みえ旅カメラ部 ふがまるちゃん

▼ 目次

白猪山とは?

白猪山(しらいさん)は標高819mの山で、自然豊かな松阪市飯南町に位置します。

山頂部は少し尖った形をしており、麓から白猪山を眺めると、その印象的な形を目で確認できます。

伊勢湾を往来する船乗りたちから「伊勢の三星」と呼ばれ、航行の目印にされました。

※伊勢の三星・・・堀坂山(ほっさかさん)、局ヶ岳(つぼねがたけ)、白猪山。いずれも松阪市内の山。

展望抜群の山

山頂付近は見晴らしが良く、周辺の山々を一望したり、町並みを見下ろすことができます。

整備された登山コースがいくつもあるので、ハイキング感覚で登山を楽しめるのが白猪山の魅力の1つです。

代表的な登山コースを次で紹介します。

代表的な登山コース

白猪山は近畿百名山に選ばれており、多くの登山者が訪れる人気の登山スポットです。

代表的な登山コースとしては次の4つになります。

① 夏明(なつあけ)コース
② 矢下(やおろし)コース
③ 大城(おおじょ)コース
④ 谷・都コース

これらの登山コースは国道166号から登山口までアクセスでき、登山口周辺には駐車場があるので、登山しやすい環境が整っています。

この記事では登山初心者にぴったりな「夏明コース」の登山ルートを解説します。

夏明コースの登山ルートを解説

夏明コースは松阪市飯南町の深野地区の集落を通って山頂を目指すルートです。

コースタイムは約2時間半で、休憩時間は30分、合計で約3時間の登山コースになります。

道中には「つなぐ棚田遺産」に選定された「深野のだんだん田」があり、石垣の田んぼが段々と続く光景は一見の価値があります。

夏明コースの登山道は山頂まで整備されており、道中には案内標識がいくつかあるので登山初心者でも迷わず登ることができると思います。

それでは、駐車場〜山頂までのルートを次で詳しく解説します。

① 駐車場

国道166号から深野地区へと続く坂道を車で登っていくと、深野のだんだん田の駐車場にたどり着きます。

一般の駐車区画は9台、思いやり駐車区画は1台、合計10台の駐車スペースを完備し、男女別のトイレが併設されています。

ここは棚田の観光客も利用する駐車場なので、休日は利用者が多くなることが予想されます。

もし満車だった場合は登山口近くの駐車場を利用しましょう。

深野のだんだん田の駐車場(Google Mapsが開きます)
登山口の駐車場(Google Mapsが開きます)

【注意点】駐車場周辺は生活道路です

駐車場までの通路は地域住民の方々が利用する生活道路なので、歩行者や自転車に気をつけて通行しましょう。

対向車が来るとヒヤッとするような道幅の狭い箇所もあるため、低速での走行が安心です。

登山口までの目印

深野のだんだん田の駐車場を出ると「白猪山」の立て看板があるので、これを目印にして登山口まで進みます。

看板に記された方向へ歩いていくと、深野のだんだん田の石垣が見えてきました。

まるでそこにお城があったかのような立派な石垣の数々にきっと驚くでしょう。

「石の芸術」と呼ばれる深野のだんだん田の魅力を次で解説します。

② 深野のだんだん田

駐車場から数分ほど歩くと、石垣の田んぼが約120段も続く光景を見られます。

その歴史は室町時代からと古く、白猪山の西にあった「のろし場」で見張りに詰めている侍たちの食料確保のため、棚田が開拓されたと伝えられています。

その特色と景観から農林水産省によって選定される「つなぐ棚田遺産」に認定されました。

深野のだんだん田は季節によって姿を変えるのも魅力で、6月〜8月は新緑が美しい季節です。

田んぼに隣接する坂道を登っていくと、登山口へ到着します。道中には「夏明」という看板が立っているので、これを目印に進みましょう。

③ 登山口

田んぼを眺めながら坂道を登っていくと、「白猪山登山口」の看板と石灯籠が左手に見えてきます。

ここは分岐点になるのですが、曲がらずに坂道をまっすぐ登ると登山口の駐車場にたどり着きます。

こちらが夏明コースの登山口駐車場で、5〜6台ほど駐車可能です。深野のだんだん田の駐車場が満車だった場合はこちらを利用しましょう。

 

もし、ここも満車だった場合は大石防災センター近くの駐車場を利用できますが、登山口まで徒歩40分ほどの距離になります。

登山口の駐車場には登山ポストが設置され、白猪山のチラシが入っていました。

表面には山頂から見える山々のイラストマップ、裏面には白猪山の歴史や各コースの解説があるので、とても参考になりました。

登山口に入ると、足元がコンクリートで固められた舗装路が山頂近くまで続きます。

このルートは山頂手前にある「白猪山石尊大権現」への参道として整備されているのですが、急勾配が続くので体力を消耗します。

④ 不動小屋

登山口から舗装路を30分ほど歩くと、屋根のある「不動小屋」へ到着します。

この場所が夏明コースの中間地点になり、頂上まであと30分の距離です。

小屋内にはベンチがあるので、小休止にピッタリのスポットです。

小屋から少し歩くと「不動滝」へと続く分岐点があるので、体力に余裕のある方は立ち寄ってみては?

⑤ 石尊大権現

登山口から約1時間歩いて、白猪山石尊大権現(せきそんだいごんげん)に到着。

白猪山石尊大権現の歴史は古く、宝暦9年(1759年)に宝泉寺10代「法誉上人」とその弟子11代「形誉上人」によって、神奈川県の大山寺より迎え祀られました。

幕末 明治時代には松阪・津・伊勢方面からの参拝者が多かったそうです。

⑥山頂近くの分岐点

白猪山石尊大権現から少し歩くと分岐点が見えてきます。

ここから先は地面の登山道になるので、急勾配だった舗装路よりも足の負担が軽減されます。

山頂まであと10分ほどの距離なので、もうひと踏ん張りです。

⑦ 二ノ峰

先ほどの分岐点から徒歩数分で見晴らしの良い「二ノ峰」に到着。

周辺の山々を見渡せるので、やっほー!と叫びたくなるような好展望でした。

足場が広いので休憩スポットにも最適だと思います。

ここから山頂まであともう少し!尾根道のような斜面を10分ほど歩きます。

⑧ 山頂

登山口から約70分ほど歩いて山頂に到着しました。

この日は天気が良く、周辺の山々を見渡せる好展望に恵まれました。

手作りの山頂標識も立っており、そこには山名の由来になった「白色の猪」が描かれています。※諸説あります

ここで昼食休憩を30分ほど取って、来た道を戻って下山しました。

帰りは違うコースを歩きたい方は「矢下コース」がおすすめ。コンクリートの舗装路ではない登山道を歩くので、足の負担が軽減されます。

山頂からの行き方は石尊大権現近くの分岐点で「谷・都地区」コースへ進み、しばらく歩くと「矢下コース」と「谷・都コース」の分岐点にたどり着きます。

そこから矢下コースへ進むと、深野のだんだん田の駐車場まで続くルートになり、約1時間で下山できます。

下山後におすすめの温泉

登山を楽しんだあとは温泉で汗をさっぱり流しませんか?

深野のだんだん田の駐車場から車で約20分の距離に「香肌峡温泉 いいたかの湯」があります。

ここは道の駅「飯高駅」にある天然温泉で、広々とした大浴場と露天風呂でゆったり寛げます。

露天風呂からは香肌峡を眺めることができ、四季折々の景観を堪能できます。

香肌峡とは松阪市西部(大石町~飯南町〜飯高町)を流れる櫛田川の上流・中流域にある地域で、約40kmに渡って自然の造形美が続く景勝地です。

その渓谷美を露天風呂から眺められるのはこの温泉ならではの魅力です。

※上記写真は露天風呂からの眺めではなく、粥見地区の茶畑沿いにある香肌峡です。

温泉で身体を癒やしたあとは、道の駅「飯高駅」でお土産もの選びを楽しんでみては?

白猪山のある松阪市飯南町〜飯高町はお茶の生産が盛んな地域で、特産品の1つに深蒸し煎茶があります。

道の駅「飯高駅」の売店「いいたかの店」では深蒸し煎茶の茶葉を販売しているので、旅のお土産にいかがでしょうか。

この茶葉を使った「松阪茶」も販売しているので、水分補給にもおすすめです。

名称

道の駅 飯高駅 『香肌峡温泉 いいたかの湯』

住所
〒515-1502 松阪市飯高町宮前177
電話番号

0598-46-1114

営業時間

10時~20時(入湯受付)

休日

毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、12/31~1/1

駐車場

116台 無料 (他に、大型用8台あり)

公共交通機関でのアクセス

JR線・近鉄線「松阪駅」から、三重交通バス「道の駅 飯高駅」行きで終点下車すぐ

車でのアクセス

伊勢自動車道「松阪IC」から、県道59号線を経て、国道166号を飯南・桜井方面へ40分

いかがでしたでしょうか

夏明コースは登山道が整備されているので、ハイキング感覚で登れるのですが、コンクリートの舗装路は思っていた以上に体力が消耗されました。

水分補給や標準的な登山道具を忘れずに、快適な登山を楽しみましょう。

まつさか香肌イレブンを巡ろう

まつさか香肌イレブンとは香肌峡を取り囲むように位置する山々から11の山を選んだもので、白猪山はその1座になります。

標高1000m未満の初級者向けコースから、標高1000m超えの上級者コースまで勢揃いですので、気になる方はまつさか香肌イレブンの公式サイトをご覧ください。

ふがまるちゃん(撮影・記事制作)

観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitterInstagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。

このページを見ている人はこのページも見ています

AIによるあなたへのおすすめページ