

VISON(ヴィソン)から車8分の藤棚、圧巻のつつじ群生地、内緒にしたい新緑スポット!ゴールデンウィークに渋滞や人混みを避けて三重県中南勢を旅しよう
掲載日:2025.04.25
春の大型連休、三重県に遊びに行く予定のみなさん!知られざる「奥伊勢エリア」なら、渋滞や人混みに悩まされることなく自然の中でゆったりリフレッシュできますよ。
このトピックスでは、ゴールデンウィーク期間中の奥伊勢の花と新緑の見どころを紹介します。
混まないことが魅力!奥伊勢の初夏の花と新緑
2025年も、いよいよ春の大型連休を迎えようとしています。行楽シーズン真っ盛り、お出かけはしたいけれど、渋滞にはまったり、人混みでゆっくりできなかったりするのはちょっとな…と思っているあなた!三重県の宿を予約したけれど、立ち寄る観光スポットはまだ決めていない、そんな方へ。
今回は、伊勢からも松阪からも高速道路を使えば車30分で行ける、三重県の中でもまだ多くの人に知られていない「奥伊勢エリア」大紀町(たいきちょう)と大台町(おおだいちょう)の、ゴールデンウィークから5月にかけて見頃となるお花とまばゆい新緑スポットについて、みえ旅アンバサダー・キャスターマミが、2024年に撮影したみえ旅アンバサダー・さんぺいさんの写真とともにお届けします。
野原農村公園の藤棚(大紀町)
商業リゾート「VISON(ヴィソン)」から4㎞、車で約8分で行ける、三重県大紀町「野原農村公園」は、藤のシーズンに最もにぎわいます。それもそのはず、約60メートルの藤棚は圧巻の美しさ!
2024年は、4月25日の段階で既に見頃のピークだったので、今年もゴールデンウイーク前半の4月下旬の来園がおすすめです。にぎわうとはいえお休みの日でも、他の人の写り込みをほぼ気にすることなく素敵な写真を撮りながら楽しめると思いますよ!VISON(ヴィソン)に遊びに行く方は、少し足を延ばしてぜひ立ち寄ってみてください。

中南勢
度会郡大紀町全長60mの藤棚、シャクナゲ、サクラなどの花の見どころが満載。すべり台、ジャングルジムなどの遊具も整備されており、ファミリーで過ごすのにも最適です!
【※2025年度の東作さんと藤まつりは中止】
2025年の藤の開花状況はこちら 三重の花カレンダー
三重県の他の藤の名所はこちら 三重県の藤の名所特集2025年版
大平つつじ山(大紀町)
大紀町の中でも南部に位置する、紀勢自動車道「大内山IC」から2㎞、車約5分にある「大平つつじ山」。写真は、2024年4月29日に訪れた時の様子で、見頃の最終でした。こちらのスポットも、ゴールデンウィーク前半がおすすめです。
検索してもほとんど情報が出てこない知られざるスポット。実は私も、2024年に初めて来訪して驚きました。こんなに見事なつつじの名所が、奥伊勢に存在していたとは!約5haもの広さの山の斜面に自生する、色とりどりのつつじ。1万株以上あるそうです。つつじを巡る遊歩道と階段が整備されていて、高い位置からつつじの群生を見渡すこともできます。
ダニやヒルの対策について事前にチェックしてからお出かけください。

中南勢
度会郡大紀町約5ヘクタールの山の斜面いっぱいに、1万株以上の自生つつじが咲き乱れる景観はみごとです。県の名勝地指定も受けています。
つつじの開花時期は4月下旬~ゴールデンウィークいっぱいくらいです。
【県名・1939/03/25(S14)・紀勢町】
2025年のツツジの開花状況はこちら 三重の花カレンダー
三重県の他のツツジの名所はこちら 三重県のツツジの名所特集2025年版
真手公園・丸山公園の新緑(大台町)
続いては、紀勢自動車道「大宮大台IC」から大杉谷方面へ6㎞、車約12分の「真手公園・丸山公園」です。丸山公園といえば、通称「トトロの森」として真っ赤に染まるドウダンツツジの紅葉のトンネルが大ヒットしましたが、新緑の絶景もご覧の通り負けていませんよ。「トトロの森」感マシマシの新緑のドウダンツツジのトンネル、本当は内緒にしたい!

中南勢
多気郡大台町大台町下真手にある真手公園・丸山公園は、近年話題の紅葉スポット。丸山公園のドウダンツツジが続くトンネルは、地元で「トトロの森」と呼ばれています。
また、公園の中央にある池の周りには真っ赤に染まるモミジの木がいくつも植えられています。
北畠具教ゆかりの地「茶臼山」展望台(大台町)
紀勢自動車道「大宮大台IC」から松阪方面へ向かいすぐ、三重県大台町の三瀬谷地区は、伊勢国司である北畠家の8代当主、北畠具教(きたばたけとものり)ゆかりの地です。
戦国の記憶を宿す「茶臼山」には上りやすい遊歩道が整備されていて、徒歩10分程度で展望台に到着します。当時の見張り台であった茶臼山。奥伊勢の田園風景広がる大パノラマに、きっと心打たれることでしょう。
中南勢
多気郡大台町南北朝時代、後醍醐天皇を助け活躍した北畠親房の子孫で、第8代伊勢国司の北畠具教(とものり)の館跡。
永禄12年(1569年)の大河内合戦の後、宮川に沿い、かつ熊野街道の一宿駅であり山深く要害で、なお深山を奥に控えたこの三瀬の地に館を設けて隠棲しました。天正4年(1576年)に織田信長の指示による刺客に暗殺されるまでを過ごしたと伝わります。
三瀬館跡の南側、谷を隔ててやや高くなった所に、北畠具教の胴塚があります。天正4年の三瀬の変で不運の死を遂げた具教とその家臣の霊を祀っています。
近くには当時の見張り台であった茶臼山までの遊歩道も整備され、春は桜、秋は紅葉と四季それぞれの風景を楽しめます。
一帯は県の史跡に指定されています。
ゴールデンウィークから5月いっぱいまでの奥伊勢の花と新緑の見どころ詳細はレポート記事で!
レポート記事では、このトピックスで紹介したゴールデンウイーク期間中の花と新緑の詳細情報に加え、連休明けに見頃を迎える奥伊勢エリアの知られざるバラ園2か所をご案内しています。グルメには、ゴールデンウイークから5月いっぱいまで味わえる奥伊勢フォレストピアの「新緑を楽しむランチ」情報も。
行楽シーズンでも渋滞や人混みを気にせずに自然を思いっきり満喫できる奥伊勢エリア。この季節だけのお楽しみ、藤、つつじ、バラ、新緑についてぜひチェックしてください。