取材レポート

東海道関宿(亀山市)を散策。お茶処も充実の宿場町!駐車場・ガイド・グルメもご紹介!

掲載日:2017.10.13
関宿

「関宿」があるのは三重県北中部に位置する亀山市。
江戸時代に整備された53の宿場、東海道五十三次の江戸から数えて47番目がこの「関宿」です。参勤交代や、お伊勢参りの人々で賑わったこの宿場町は、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されました。大切に保存されている歴史的な建物の並ぶ景観は見事です。現在でも宿泊できるようになっているところもあるので、一泊してゆっくりと散策するのもいいかもしれませんね!何百年も前から続く甘味処やレトロな喫茶店もある、古きよき歴史の町「関宿」を紹介します!

関宿

最寄駅であるJR関西本線の「関」駅からの眺め。のどかな風景が広がります。昔の人々は、こうして電車を使うこともなく何日も何日も歩いたんですね。江戸から京都までの間におよそ3000の宿(旅籠)があったとも言われています。江戸時代の旅人たちに思いを馳せながら、散策を開始してみましょう。駅から関宿の通りまでは、徒歩でおよそ10分。

関宿

歴史について学びながら町歩きをしたいなら、10名以上で申し込めるボランティアガイドさんの予約がオススメ!

関宿の歴史に詳しい親切なスタッフの方々に、無料で案内をしてもらえます。旅籠玉屋と関まちなみ資料館の共通入場券は1人300円。ボランティアガイドさんが案内した場合や30名以上の団体の場合は250円になります。案内の時間は1〜2時間。

関宿

こちらがボランティアガイドさんとの集合場所の観光駐車場。
車で来た場合はこの駐車場を利用できます。トイレもあるので安心ですね。
いよいよ散策スタートです!

関宿

ガイドさんが何度か説明してくれた、起り屋根(むくりやね)。
よく見てみると、瓦屋根が少しだけカーブしているのです。いつも見かける瓦屋根といえば直線ですよね。あえてこのような形にするのには、随分と手間やお金がかかるのだそう。
この形の屋根は、富豪のしるしなんですね。こんな屋根にできちゃうくらい豊かだぞ、というものらしいです。よく見ないとわからないというあたりにこだわりを感じますね。

関宿

歩き出してわりとすぐのところにある郵便局。もちろん現在も稼働しているのですが、周囲の景観を損なうことのないように工夫された外装が施されています。赤くないポストなんてとっても珍しいですよね!ガイドさんは、実際にこのポストから手紙を投函してみたこともあるのだそう。

関宿

旅籠玉屋歴史資料館に入ってみましょう。武士が私用でも泊まったり、庶民が利用したりした大旅籠が資料館として保存されています。急な階段で上の階に登ると、大きな部屋から景色のいい部屋まであるのを見ることができます。使う部屋も、階級で分けられていたのでしょうね。裕福さだけでなく、身分によって生き方や扱われ方の違った当時の暮らしが垣間みえます。

写真にある、座った姿勢の玉屋の主人の足元には、草鞋が何足か置いてあります。とにかく長距離をこれでもかというほど歩いた江戸時代の人々は、行く先々で草鞋を新調したのだそう。「二束三文」という言葉はそこに由来しているとのこと。

関宿

高札場(こうさつば)のレプリカもあります。インターネットはおろか、電話もなかった当時、決まりごとやおふれはこのような形で人々に知らされたんですね。たとえば賃金についての決まりごとなど、生活に大きく影響する重要なおふれがここに示されていたとのこと。着物姿の人々が札を見上げている様子が思い浮かびます。

関宿

歴史ある町並みを、高い位置から見ることのできる百六里庭(眺関亭)入り口。

関宿

山々と町並みの素晴らしい眺望を楽しめます。晴天はもちろんのこと、霞もまた町の雰囲気を引き立ててくれるので、天気を選ばず、その眺めを味わうことができます。

関宿

銘菓「関の戸」を伝承する創業370年の深川屋(ふかわや)。よく見てみてくださいね、「関能戸」と漢字で書かれています。こちらは京都側から訪れた人に向けたもの。

関宿

江戸側から訪れた人々にはこちらの面が見えるようになっています。
「の」の文字が平仮名で「関の戸」。東海道を行き来する旅人たちは、看板を見て平仮名なら上り方面に、漢字なら下り方面に向かっていることを知る目印にもなっていたんですね。この金箔、張り替えてからまだ間もないのだそう。細やかなメンテナンスあっての美しさなんですね。

関宿

こちらが「関の戸」です。楚々として美しい佇まい。
行き来していた大名たちの間で人気となり、伝わった京都の朝廷にも認められ御所御用達となった銘菓。鈴鹿の山に降り積もる雪がモチーフになったともいわれています。由緒があり品のいい和菓子で、お土産にも喜ばれる逸品。

関宿

地元の高校生と深川屋がコラボして作られた新バージョンも。
忍者があしらわれていて目を引くデザインです。色合いもきれい。

関宿

もう少し歩くと、「関まちなみ資料館」があります。
この建物も町家建築のうちのひとつ。中には当時の暮らしを思わせる展示があります。見やすく工夫してある展示だけでなく、建築の間取りそのものや、内装からも江戸時代の庶民の生活をうかがい知ることができます。

関宿

こちらは、「関宿かるた」。地域にちなんだ句を詠みながら遊ぶのはもちろん、一枚一枚の絵の色彩は鮮やかで美しく、眺めているだけでも歴史探訪の気分が高まるような作りになっています。これらの句が書かれた札が貼ってある建物もあるので、通りを散策しながら見つけてみてはいかがでしょうか。

関宿

ふらっと立ち寄った際に、親切にお話をしてれた桶屋のご主人。
現在でも伝統的な手法で桶を作り続けているのだそう。見える形で収納されている数々の専門的な道具をはじめとして、いろいろな形の桶が並んでいます。

関宿

すこし歩き疲れたら、カフェでひと息つきましょうか。
写真は、「紅茶専門の店アールグレイ」の、アイスティーとシフォンケーキのセット。
淹れたての紅茶は香り高く、澄んだ甘味が口の中に広がります。ほんのりとやさしく甘いケーキも美味しい。常連さんらしき人たちもゆっくりとティータイムを楽しむ店内は、洋風でロマンティックな空間。和の雰囲気でいっぱいの通りとのギャップもなかなか素敵です!

関宿

東海道五十三次の47番目の宿場町「関宿」は、歴史深い趣きに満ちた美しき町並み。
地域の人々によって、大切に保存されてきた建造物の立ち並ぶ通りに実際に足を運んでみると、江戸時代の旅人たちがこの場所を好いた気持ちがわかるような気がしてきます。遠くに望む三重の山々と、美味しい甘味、守られてきた和の空間を五感で味わうリラックス旅をおすすめします!昔の旅人に思いを重ねて通りを行けば、親切な人々のやさしい笑顔に癒される素敵な時間が待っています。

アクセス
      JR関西本線「関」駅まで、
                    名古屋から約1時間30分(亀山で乗換)
                    京都から約1時間30分〜1時間40分(草津、柘植で乗り換え)
          「関」駅から関宿まで、徒歩で約10分
ボランティアガイドの予約(10名以上)
          案内希望日の3ヶ月前〜1週間前までに郵送かFAXで申し込み申し込み
         用紙は亀山市のホームページからダウンロード可能
         案内時間は約1時間〜2時間
        旅籠玉屋と関まちなみ資料館の共通入場料は300円/1人
    ※ボランティアガイドを依頼した場合と30名以上の団体の場合は250円/1人

カテゴリー
体験
季節
春(3~5月) 夏(6~8月) 秋(9~11月) 冬(12~2月)
エリア
北勢

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