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取材レポート

本居宣長記念館が、2017年3月にリニューアルオープン!わくわく感あふれる楽しい展示内容と、周辺おすすめスポットを紹介します。

掲載日:2017.03.26
本居宣長記念館

2017年3月にリニューアルオープンした「本居宣長記念館」。
利便性もよく、伊勢自動車道の松阪インターチェンジから車でおよそ10分、JRと近鉄の松阪駅から徒歩15分のところにあります。
江戸時代を生きた国学者で、医師でもありながら古事記の研究もしていた本居宣長(もとおりのりなが)。
そんな彼にまつわる資料がふんだんに展示されており、これまでに教科書でしか知ることがなかった方も、歴史好きの方も、見学すれば宣長の魅力を再発見できること間違いなしです。
老いも若きも楽しめる、わくわく感たっぷりの博物館と、周辺のオススメ観光スポットを紹介します。

本居宣長記念館

入館すると、まず出迎えてくれるのが足元に広がる大きな地図。松阪の町の全体がわかりやすく示されています。

本居宣長記念館

松阪で生まれ、生涯を通して「学ぶこと」を愛した本居宣長。彼はいったいどんな人物だったのでしょう。

本居宣長記念館

1階には、展示品や宣長に関するたくさんの書籍のほかに、子どもも楽しめる設備がそろっています。
入り口から順に、丸、四角、三角のテーブルが設置されています。これらの形は宣長の特徴を示したものだそうです。
丸は鈴や山桜、和歌を愛した「遊」。四角は薬箱の形、医者として家族を支えた「働」。三角は古事記の研究をした国学者としての「学」を表しています。

本居宣長記念館

目を引くデザインの各テーブルに設置されているのは、宣長にまつわるクイズ。このクイズに答えていくと、宣長の仕事だけでなく私生活や人柄についても知ることができます。

本居宣長記念館

館内を見学し終わった後にクイズに挑戦してみるのもいいかもしれませんね、わかりやすい展示でたくさん学んだら、きっと全問正解できるでしょう。

本居宣長記念館

展示室のある2階に進む階段の途中には、宣長が手書きで作成したという日本地図があります。
正確な測量技術が開発される前に、10代の若さで描いたというのだから驚きです。
宣長は、家にこもっている期間にこれらの地図を完成させたとのこと。家から出ない子どもの行く末を心配しなかったのかと気になるところですが、鷹揚で寛容な家族が見守る中、のびのびと自分らしく学びを重ねることができたのでしょうね。

本居宣長記念館

宣長について、そして彼と関わったたくさんの人々について話してくださる吉田館長。
宣長のどんなところが好きですかという質問に、「リズミカルでテンポがいいところ。彼は、いろいろなことを先送りにしなかった。今の時代でいうところのメールの返信なんかを忙しくてもまめに返す。忙しいから返事が遅れますということをきちんと伝える、というようなね。」と語っていました。
訪れる地元の来館者の方々が吉田館長に「先生、先生」と声をかけていたのが印象に残っています。その姿が人々の信頼と尊敬を集めた宣長と重なります。

本居宣長記念館

スマートフォン世代の若者や子どもたちにも使いやすいタッチパネル。展示物や書籍を拡大して見ることができるだけでなく、その解説も読むことができます。
抜群の集中力と、時代を先取りするような尖った個性を持ち合わせた宣長がこの時代に生きていたら、こんな機器も駆使していっそう研究に精を出したことでしょう。

本居宣長記念館

展示室には、宣長直筆の書物など貴重な展示物が並んでいます。
地図が好きだった宣長の遺した多くの資料には日本のあちらこちらの地名が記されています。
各地からの来館者が彼の活動を身近に感じることができそうです。

本居宣長記念館

こちらは世界地図。宣長は、世界にも強い関心を持っていたようです。好奇心の塊のような人物ですね。
1700年代にして、グローバルな感覚の持ち主です!

本居宣長記念館

5kgもの薬箱を持ち、25kmの距離を歩いて往診したという医師としての宣長。
「久須里婆古」と書いてあるのは「くすりばこ(薬箱)」の意味ですね。ユーモアもあったことが垣間見えます。

本居宣長記念館

『古事記伝』自筆稿本。とても美しく、読みやすい字です。まるでパソコンで打ち出したような、整った四角い文字を書いた宣長。
古事記の研究は宣長のライフワークになりました。地理や医学を学びながら、その全てが生かされるものとして、終わることのない古事記の研究にたどり着いたのだといわれています。

本居宣長記念館

宣長について講話する吉田館長。来館者の方々が聴き入っています。
宣長に関心の高い人々が集まり、講座室は満席。300年近く経った現在でも、宣長は人々の心を惹きつけてやまないのですね。

本居宣長記念館

新しくなった記念館、バリアフリーなので身体の不自由な方も見学しやすくなっています。
案内板のデザインは美しく、他の設備と同じく木目調でやわらかい雰囲気です。

本居宣長記念館

宣長の書斎「鈴屋」にちなんだお土産も販売しています。カラフルに艶めく愛らしい鈴をお土産にいかがでしょう?鈴の音を聴くと、なんだか優しい気持ちになります。

本居宣長記念館

随所に置かれた木の椅子にも、鈴のデザインが施されています。

本居宣長記念館

入り口付近には、松阪の町を楽しむための各種パンフレットが勢揃い。地図を片手に、穏やかな町並みをゆっくりと歩いてみませんか。
宣長は16歳のときに、松阪から東京までをたったの10日間で歩いたといいます。昔の人とはいえ、たくましい脚力ですよね。さすがに何日間も歩き続けるのは大変ですが、せっかく訪れた松阪の町、記念館をスタート地点として、散歩にでかけてみませんか。

本居宣長記念館

まずは、同じ敷地内にある旧宅「鈴屋(すずのや)」にも行ってみましょう。
歴史を感じる荘厳な佇まい。建物も、庭園もきちんと整備されていて歩きやすくなっています。
見学には、本居宣長記念館と共通の入館券が必要です。

本居宣長記念館

物静かな雰囲気に満ちています。静謐な日本家屋の空気を感じて、宣長の当時の暮らしに思いを馳せてみませんか。
館内で展示されている数多くの資料は、この場所で書かれたものなんですね。

カテゴリー
体験 雨の日
季節
春(3~5月) 夏(6~8月) 秋(9~11月) 冬(12~2月)
エリア
中南勢

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