「春を探しに出かけたい!」2026年早春の三重県北中部梅スポット巡り(5選)
掲載日:2026.02.13
梅の花が綻び始めると、空気はまだ冷たいのにどこか春めいて、『春を探しに出かけたい!』と心が外へ誘われます。そんな気持ちに応えてくれるのが梅の名所巡り。三重県各地にも梅の名所がいくつもありますが、今回は三重県北中部の梅スポット巡りとして、四日市、鈴鹿、松阪、明和、伊勢の梅スポット【5選】を紹介します。
記事制作 / みえ旅アンバサダー Takuya Kiriyama
▼ 目次
- 梅について
- スポット①:四日市市「南部丘陵公園の梅」
- スポット②:鈴鹿市「菅原神社の梅」
- スポット③:松阪市「松坂城跡の梅」
- スポット④:明和町「斎宮跡ふるさと芝生広場の梅」
- スポット⑤:伊勢市「離宮院公園の梅」
見頃の時期は各スポットで異なり多少前後しますが、四日市、鈴鹿、松阪、明和、伊勢―それぞれの地で出会える梅のスポットを紹介します。
※みんながまた訪れたいと思えるよう、マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
※記事内の写真は2025年以前のものです。
梅について
梅は、桜とともに古くから日本人に愛され、和歌や俳句にも数多く詠まれてきました。花札の絵柄にも登場するなど、文化の中でも身近な存在です。桜よりも少し早く咲き始めるため、春の訪れをいち早く知らせてくれる花としても親しまれてきました。
咲き方も多彩で、白や淡紅、濃い紅といった色合いの違いに加え、枝垂れ梅の優雅な姿や、枝いっぱいに咲き誇る梅など、表情はさまざまです。
枝いっぱいに咲き誇る梅など、表情はさまざまです。凛とした美しさとやさしい香りをあわせ持つ梅は、春を待ちわびる気持ちを満たしてくれます。今回ご紹介するスポットでも、それぞれに個性ある梅の姿を楽しむことができます。
続いて今回の梅スポット①~⑤を紹介します。
スポット①:四日市市「南部丘陵公園の梅」
1つめのスポットは四日市市の「南部丘陵公園の梅」です。
四日市市の南部に広がる「南部丘陵公園」は、自然豊かな丘陵地を活かした広大な都市公園です。園内には芝生広場や遊具、散策路が整備され、子どもから大人まで楽しめる憩いの場として親しまれています。
早春には梅が見頃を迎え、広大な公園ならではのスケール感の中で、一つの園内で二つの梅林を見比べながら巡れるのが大きな魅力です。
公園は北ゾーンと南ゾーンに分かれており、梅林があるのは北ゾーンで、『日永梅林』と『バラ園周辺の「梅の木林」』の趣の異なる梅スポットが二つあります。
一つ目の『日永梅林』は、泊山小学校側に広がる梅の名所です。
丘陵の斜面に梅の木が整然と植えられ、早春になると白や淡紅、濃紅の花が一斉に咲き誇り、訪れる人を春の香りで包み込みます。
散策路を歩きながら枝いっぱいに咲く梅を間近に楽しめて、まさに整備された憩いの公園にある梅林といった感じです。
毎年3月上旬には「梅まつり」が開催され、あちこちに梅まつりの幟が立てられます。
梅の花とともに地域の賑わいを感じられるのも日永梅林ならではで、梅の香りに包まれながら、春の訪れを祝うイベントを楽しむのもいいですね!
もう一つは、『バラ園周辺の「梅の木林」』です。
こちらは南部丘陵公園の中でも笹川団地の方にある「ふれあいの森」近くにあり、栗園やバラ園周辺にある梅林です。
「ふれあいの森」はもともと荒廃した里山を整備されていることもあって、「日永梅林」に比べると少し自然豊かな雰囲気があるように感じます。
バラ園側の駐車場からは、梅の森を入っていくような感じで遊歩道を歩くと枝いっぱいに咲く梅を間近に楽しめるようになっています。
遊具などがある広場がある場所に上がっていくと、梅林に向かってベンチが設置されているところもあって、ゆったりと梅の花を楽しむことができます。
南部丘陵公園は小さなお子様をはじめ、家族連れで訪れても、のんびり散策を楽しむ旅の途中で立ち寄っても、春探しにぴったりのスポットです。
ゾーンごとに異なる景観を見比べながら歩いて、南部丘陵公園の多彩な梅の表情を味わってみてはいかがでしょうか?
南部丘陵公園へのアクセス
交通公共機関でのアクセス:四日市あすなろう鉄道「西日野駅」から約1.5km 徒歩で約20分
車でのアクセス:南部丘陵公園は、四日市市西日野町・日永町・大字泊村・波木町に跨っている広大な公園のため、いくつか駐車場がありますが、日永梅林、バラ園周辺の梅の木林に近い駐車場はこちらになります。
日永梅林に近い駐車場
〒510-0885 三重県四日市市日永5380-76
バラ園周辺の梅の木林に近い駐車場(バラ園)
〒510-0943 三重県四日市市西日野町4281-6
※路上駐車等は迷惑になりますので、マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
問い合わせ先:四日市市公園緑政課 059-354-8197
スポット②:鈴鹿市「菅原神社の梅」
2つめのスポットは鈴鹿市の「菅原神社の梅」です。
菅原神社といえば、平安時代の学者・政治家「菅原道真」を祀る神社です。
国府の天神さんとも呼ばれる菅原神社は、道真公に仕えた家臣の子孫がこの地に道真公の像を祀ったことが始まりといわれています。
道真公は生涯を通じて梅をこよなく愛した人物で、梅の花を詠んだものが多く、道真公を祀る神社には必ずと言っていいほど梅の木が植えられています。
こちらの菅原神社にも、多くの梅の木が植えられています。
まず、目に飛び込んでくるのが、駐車場のそばの見事な梅林です!
(見頃の頃には臨時の駐車場に誘導される場合があります。)
「菅公小径」と名付けれらた小径の内側にありますが、入り口には維持管理費への利用のための美化協力金のお願いが設置されています。
菅原神社には社殿近くにある梅も含めて、紅白の梅や枝垂れ、道真公にゆかりの梅など境内の各所で見応えがある梅が咲き誇りますが、入場料などの設定はありません。
梅林の管理にはかなりの労力がかかることが想像できますので、ぜひ協力したいですね。
菅公の小径を入ると・・・
赤・白・ピンクの梅の世界が広がります!
縦、横に走る小径を歩きながら、折り重なるように花の密度が高いところを探したり・・・
少し高いところから眺めたりして、お気に入りの場所や風景を探してみると面白いと思います。
また、社殿がある境内にもたくさんの見どころがあります。
道真公には「飛梅伝説」というものがあり、太宰府に左遷された際に京の自宅の梅に語り掛けるように詠んだ歌に応えるように、一夜のうちに太宰府に飛んできたという・・・
社殿の近くの絵馬かけのそばには「飛梅」という梅があったり、
一本の梅の木から白梅と紅梅が咲く「思ひの麻々」という梅の木があります。
紅に咲こうか、白に咲こうかと、思いのままに咲いてみようということでしょうか?
大変興味がある木ですね。
2月中旬から3月中旬には「梅まつり」が開催され、露店も置かれて多くの人で賑わうとのこと、
休憩できるベンチも設置されていますので、思いのままに菅原神社の見事な梅の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?
単に花や風景を楽しむ以外にも、飛梅伝説などの道真公の逸話とともに梅を眺めるとさらに興味深く楽しめると思います!
菅原神社へのアクセス
ところ:鈴鹿市国府町811
交通機関でのアクセス:JR関西本線「河曲駅」から約2km 徒歩で約30分
車でのアクセス:東名阪自動車道「鈴鹿IC」から約11km 車で約15分
※路上駐車等は迷惑になりますので、マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
スポット③:松阪市「松坂城跡の梅」
3つめのスポットは松阪市の「松坂城跡の梅」です。
松坂城は蒲生氏郷によって築かれたお城で、石垣が美しく残る城跡として国史跡に指定され、日本100名城にも選ばれています。
松坂城跡の梅林は、廃城後に城跡が「松阪公園」として整備される中で造られたものですが、本丸西側の「きたい丸跡」にあることから、眺望もよくて城跡ならではの風景も併せて楽しめます。
梅林には約30本の梅が植えられていて、白梅と
淡紅梅や濃紅梅、そして・・・
こちらの梅林にも一つの木から紅白の花をつける「思ひのまま」があります。
2025年は暖冬であったたこともあってか開花が遅かったため、見頃はいつになるかな?と何度か訪れたのですが、3月上旬~下旬が見頃だったように思います。
白梅がメインに咲いているタイミング、
白梅と紅梅が同時に咲いているタイミング、
紅梅がメインで咲いているタイミングがありました。
何度か訪れてみると、開花の移り変わりとともにそれぞれの風情が楽しめると思います。
上の写真は、一つの木から紅白の花をつける「思ひのまま」ですが、思いのままに散ってきているように感じます!
城跡ならではの眺望や城郭と併せて楽しめると思いますので、「松坂城跡の梅」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
お花だけでなく歴史やお城が好きな方にもおすすめだと思います!
松坂城跡へのアクセス
ところ:松阪市殿町1538-1
公共交通機関:JR・近鉄「松阪駅」から約1.2km 徒歩で約15分
松阪駅から三重交通バス,鈴の音バス市街地循環で「市役所前」下車すぐ
車でのアクセス:伊勢自動車道「松阪IC」から約6.5km 車で約15分
松阪市駐車場 松阪市殿町
※路上駐車等は近隣住民の迷惑になりますので、マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
問い合わせ先:松阪市観光協会(観光情報センター) 0598-23-7771
スポット④:明和町「斎宮跡ふるさと芝生広場の梅」
4つめのスポットは明和町の「斎宮跡ふるさと広場の梅」です。
斎宮跡は、伊勢神宮に仕えた皇女・斎王が暮らした宮殿跡で、国史跡に指定されている歴史とロマンを感じる場所でもあります。
斎宮跡では現在も発掘が行われていますが、1983年頃から史跡公園整備が行われ、その南側に広がる「ふるさと芝生広場」の一角に梅が植えられています。
その「ふるさと芝生広場」は斎宮歴史博物館の南側に位置していて、博物館から発掘で確認された奈良時代の道路跡を復元した舗道が梅林へとつながっています。
舗道は散策路として、紅梅・白梅あわせて100本ほどが咲き誇る梅林の中をゆるやかに走り、落ち着いた雰囲気の中で梅の観賞を楽しむことができます。
舗道を挟むようにして白梅と
紅梅を分けるように植えられており、
それぞれの花を眺めていると、斎宮の跡ということもあって、古き時代の浪漫を感じるような気がします。
白梅と紅梅がともに咲いている時期には、白と紅のコントラストが美しい風景が広がります。
また、こちらの梅林のさらに少し南側(近鉄沿線側)の方向に舗道を進むと、枝垂れ梅も植えられているのが見えてきます。
本数は10本程度でまだ、若い木のようですが梅林の梅とはまた違った枝垂れの紅梅・白梅も楽しむことができます。
こちらの梅林は芝生広場に隣接していることもあって解放感があり、また、皇女・斎王が暮らしていた地であること、現在でも斎王群行を再現した絢爛豪華な斎王まつりが催行されることもあって、優雅な雰囲気が漂っているような気がします。
その昔、斎王が「どんな日々を過ごしていたのだろう」「どんな景色を見ていたのだろう」 と想像を掻き立ててながら、斎宮跡の梅林を楽しんでみてはいかがでしょうか?
斎宮跡ふるさと芝生広場へのアクセス
ところ:三重県多気郡明和町竹川
交通公共機関でのアクセス:近鉄「斎宮駅」から約1.1km
車でのアクセス:伊勢自動車道「玉城IC」から約10km 車で約20分
斎宮歴史博物館駐車場 三重県多気郡明和町竹川503
史跡公園駐車場 三重県多気郡明和町竹川493-6
※路上駐車は近隣住民の迷惑になりますので、駐車マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
問い合わせ先:明和町斎宮跡・文化観光課 0596-63-5313
スポット⑤:伊勢市の「離宮院公園の梅」
5つめのスポットは伊勢市の「離宮院公園の梅」です。
離宮院公園は、かつて、斎王が伊勢神宮に向かう際に立ち寄った宿泊施設「離宮院」の跡地で、現在は芝生広場や梅林が整備された公園で、国指定の史跡になっています。
公園の西側には官舎神社という神社が隣接していて、東西に走る参道の東側には約30本の紅白の梅が植えられている梅林があります。
ちなみに参道はこのように荘厳な雰囲気な参道です。
離宮院公園の東端から見た様子になりますが、鳥居の向こう側の参道沿いに梅が植えられているのが分かります。
参道の両側には梅が植えられていますが、梅の枝が垂れているのが分かります。
離宮院公園の梅はすべて枝垂れ梅であるのが特徴で、紅白の梅が弧を描くように垂れ下がる姿が見どころになっています。
紅梅の枝垂れと、
白梅が交互に植えられているところがあるので、白紅の枝垂れが重なるように美しいコントラストを醸し出しています。
また、梅林の周りは通路が整備されていて散策しやすくなっています。
筆者が訪れた時には、お子様連れのご家族の方が見えられてましたが、憩いの場としても安心できそうな場所に思いました。
近くに寄れる梅の木もあって・・・、通路の脇から枝垂れの梅を見上げるように眺めてみました。
枝垂れが大きく放射線状に広がっているようで、いつもと違う角度からの枝垂れに、新鮮な美しさを感じます。
また、離宮院公園はすぐそばにJRが通っていていますので、電車が来るのを待ち構えて梅と一緒に写真を撮るのもいかがでしょうか?
鉄道が好きな方にもおすすめですね。
離宮院は、斎王が伊勢へ向かう際に立ち寄ったところで、斎宮跡と並ぶ「斎王ゆかりの地」でもあります。
荘厳な雰囲気の参道とともに歴史を感じながら、離宮院公園の枝垂れ梅の美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか?
離宮院公園へのアクセス
ところ:三重県伊勢市小俣町本町1446-1
公共機関でのアクセス:JR参宮線「宮川駅」下車 梅林まで約300m 徒歩で約5分
車でのアクセス:伊勢自動車道「玉城IC」から約8.5km 車で約15分
※路上駐車は近隣住民の迷惑になりますので、駐車マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。
問い合わせ先:伊勢市維持課 059-272-8082
いかがでしたでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
三重県北中部、早春の梅スポット巡りとして、四日市市から伊勢市にかけての梅スポットを紹介しました。
今回紹介しました以外にも梅スポットはありますが、こちらの方面にお出かけされる際や、梅を観にお出かけしようとされる方がいらっしゃいましたら、参考にしていただけると嬉しく思います。
※みんながまた訪れたいと思えるよう、マナーを守って楽しい観光をお楽しみください。