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志摩観光ホテルで美食と癒しの母娘旅~リトリートステイを楽しむ~

掲載日:2022.03.11

志摩観光ホテルは、1951年の開業以来、皇室をはじめ数多くの著名人が訪れた格式高いホテル。2016年にはG7伊勢志摩サミットの会場にもなりました。英虞湾を望む伊勢志摩国立公園内に位置し、賢島の豊かな自然、三重県産の上質な食材を使用した美食、ゆったりくつろげるお部屋が魅力。今回は全室スイートルームからなる志摩観光ホテル ザ ベイスイートに母娘で宿泊し、心と身体が満たされる、癒しポイントがつまったホテルステイをご紹介します。

志摩観光ホテルは、日本を代表する建築家・村野藤吾氏が設計した「ザ クラシック」、開業当時の建物をパブリックスペースとして残した「ザ クラブ」、そして今回宿泊する全室スイートルームの「ザ ベイスイート」と、それぞれ3つの個性ある建物からなるリゾート施設。

戦後間もない1951年に開業し、2021年4月には70周年を迎えました。歴史の深さもありながら、常に「現代ならではの楽しみ方」も追求している志摩観光ホテル。今回は三重県出身、2018年ミス・ユニバース日本代表の加藤遊海さんと、母・裕子さんの「母娘のリトリートステイ」を通じて、その魅力をたっぷりとお伝えします。

※リトリートステイとは、仕事や生活から離れた非日常的な場所で自分と向き合い、心と身体をリラックスさせるためにゆったりと時間を過ごす、今注目の新しい旅のスタイルです。

■目次

1.志摩観光ホテル ザ ベイスイートにチェックイン

志摩観光ホテル ザ ベイスイートに到着した加藤遊海さん母娘、サーモグラフィカメラによる検温と、アルコール消毒をしてチェックイン。

ふたりがホテルを訪れたのは12月だったため、ロビーにはクリスマス仕様の美しいオブジェが飾られていました。見上げると真珠のシャンデリア、なんとここには9,000粒もの英虞(あご)湾の真珠が使用されているそう。

「大人のリゾート」がコンセプトの「ザ ベイスイート」は、ロビーだけでなく、壁やエレベーターの手すりなど、あらゆるところに真珠があしらわれており、真珠の産地である伊勢志摩ならでは。

チェックインでは、ウェルカムティーのサービスでほっと一息。フレーバーは季節ごとに異なるそうで、今回はクリスマスティーをいただきました。フルーツやスパイスをブレンドした紅茶の良い香りが心をほぐしてくれます。

2.志摩観光ホテル ザ ベイスイートは全室スイートルーム

「ザ ベイスイート」は50室すべてのお部屋がスイートルームとなっているのが大きな特徴。今回宿泊する「スーペリアスイート」ルームは、バルコニーを含めると100平米もの広さがあり、ゆったりと過ごせるようになっています。

落ちつきとモダンさが調和したデザインのリビング。お部屋で過ごす時間を、上質なものへと引き立ててくれます。

「ザ ベイスイート」の客室は、リビング、ベッドルーム、バスルームがそれぞれ部屋として分かれているため、「邸宅のようにくつろげる」のも魅力のひとつ。リビングやバスルームの窓からは、伊勢志摩国立公園の象徴ともいえる英虞湾や雄大な自然を楽しむことができます。

ベッドは高級寝具メーカー「シーリー」社製。快適な寝心地で、身も心も癒されること間違いなしです。

3.志摩観光ホテル ザ ベイスイートのラウンジで優雅なひと時を

ふたりはお部屋を出て、「ザ ベイスイート」のラウンジへ。建物最上階にある、宿泊者専用ラウンジでは、英虞湾を眺めながらドリンクや軽食をセルフスタイルで楽しむことができます。

ワイン、コーヒーやジュースなどドリンクの他、朝はヨーグルトやフルーツ、ティータイムはお菓子、バータイムにはドライフルーツやチーズなど、時間帯ごとに異なる軽食が用意されています。滞在中、何度でも訪れたくなりますね。

目の前に広がる美しい英虞湾を眺めるふたり。ゆったりと過ぎていく時間に心が落ちつきます。

4.屋上庭園にて英虞湾の絶景を楽しむ

「ザ ベイスイート」ラウンジの横には屋上庭園が続いてます。

庭園内には伊勢志摩国立公園にある在来種の草花があしらわれており、季節ごとの伊勢志摩の自然が身近に感じられるようになっています。夜には星空案内人による星空観察会が開催されることもあるそう(日程などはこちらをチェック)

ホテルに居ながらにして、眼下に生育する豊かな草花から、頭上に広がる満天の星まで堪能できるなんて、とっても贅沢ですよね。

「ザ ベイスイート」「ザ クラシック」「ザ クラブ」は広大な敷地の中、自由に行き来が可能。「ザ ベイスイート」を出て「ザ クラシック」へと向かうふたり。道中にある庭園や、橋の上を歩いていると、木々の間から鳥のさえずりが聞こえてきます。

5.志摩観光ホテル ザ クラシックのゲストラウンジで音楽や文学に触れる

「ザ クラシック」にある宿泊者専用のゲストラウンジに到着しました。木を多用した温かな雰囲気のラウンジとなっていて、「ザ ベイスイート」とはまた違った雰囲気が味わえます。

ゲストラウンジには完全防音の「リスニングルーム」があり、ここでは、CD700枚、レコード80枚の中から好きなものを選んで、デンマークのダリ社製の高音質スピーカーで楽しむことができます(予約制)

「スピーカーから流れる音に全身包み込まれているような感覚。とっても心地よいです」と加藤遊海さん。

また、ホテルこだわりの数百冊の選書を揃えた「リーディングルーム」もゲストラウンジでの楽しみのひとつ。

志摩観光ホテルは、『白い巨塔』や『華麗なる一族』作者の山崎豊子氏、『潮騒』作者の三島由紀夫氏など多くの作家が宿泊したことから、文学と縁の深いあるホテルでもあります。

ゲストラウンジには、音楽や本など、ゆったりとした時間を過ごす工夫が凝らされていますので、ホテルを訪れた際は、ぜひ、お気に入りの過ごし方を見つけてみてください。

6.志摩観光ホテル ザ クラシックの屋上展望台で美しい夕陽を眺める

夕陽が沈む時間帯に「ザ クラシック」の屋上展望台へ。

山崎豊子氏の小説『華麗なる一族』は、志摩観光ホテルが舞台になっていることでも有名。近年、志摩観光ホテルをロケ地として『華麗なる一族』のドラマ撮影も行われました。小説の冒頭には「日が傾き、 潮が満ち始めると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」とあり、こちらはレストラン「ラ・メール ザ クラシック」でのシーンを描いているそうです。

加藤遊海さん「空の色が移り変わる様子が印象的。こうして小説の世界に浸るのも良いですね」と、美しい夕陽を眺めていました。

7.身も心もほぐれるスパ体験

ロマンチックな夕景を堪能した後は、「eau spa(オー・スパ)」でスパトリートメントを。

今回は母娘で「ペアリラックスボディ」コースを受けることに(スパ60分、所要時間90分)。スパトリートメントには、伊勢志摩ならではのおもてなしがふんだんに織り込まれています。

まずは、天の岩戸伝説が残る岩戸の湧水を使用した手元のお清めからスタート。「伊勢古来の風習」である神社を参拝する際の手水舎でのお清めに習っているそう。

地元の風習を取り入れた施術に、期待感が高まります。

手元のお清めの後は、スパオリジナルのパールドリンクをいただきます。「さっぱりしていて美味しい」と加藤遊海さん。

こちらの「パールドリンク」は、伊勢を流れる清流「宮川」のお水と、紀州の梅酢、真珠パウダーが入ったもの。楊貴妃やクレオパトラも美容と健康のために真珠の粉末を摂取していたと言われているので、いただくだけでキレイになれそう。

フットバスには、手元のお清めと同じく天の岩戸の水が用いられ、神社仏閣にも用いられる桧(ひのき)の木片が入っており、足元からふんわりと桧の良い香りが漂ってきます。

伊勢で神棚や神具を造る「伊勢宮忠」の火打石での「伊勢古来の風習」とされる”切り火”が行われ、その後全身の施術が行われます。

三重県の魅力、興味深い風習が織り込まれたスパに、ふたりとも「とっても癒されました」と大満足の様子でした。

8.フレンチレストラン「ラ・メール」で三重県産の上質な食材を使用した「海の幸フランス料理」を堪能

スパで身体を整えた後は、フレンチレストラン「ラ・メール」のディナーへ。

こちらは、ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版で一つ星の評価を獲得したレストラン。志摩観光ホテル総料理長 樋口宏江氏が腕をふるう料理を求め、多くの美食家が訪れています。樋口シェフは、2016年の伊勢志摩サミットのワーキングディナーを担当、翌2017年には農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」のブロンズ賞を、三重県出身者としても、女性としても初めて受賞するという快挙を成し遂げた注目の料理人です。

樋口シェフが大切にしていることは、「自然と向き合い豊かな味わいを引き出すこと」。樋口シェフ自らが、三重県各地に実際に足を運び、生産者さんと対話の中で選び、丁寧に調理した地元の食材をいただくことができます。

今回いただくのは「エレガンス」コース。志摩観光ホテル伝統メニューの「伊勢海老クリームスープ」は目の前でお皿に注がれると、ふんわりと伊勢海老の濃厚な香りが広がります。

さらに、伊勢志摩で育ったジビエを使った「鹿肉 二種類の調理法で」は、鹿のモモ肉とバラ肉それぞれの魅力を引き出す調理法でいただきます。料理に精通した猟師さんが仕留めて仕上げを行っているそうで、鹿肉特有の臭みは無く、豊かな旨味を感じられる一品。

志摩の冬の味覚”あのりふぐ”を使った「あのりふぐ備長炭焼き 春菊ソース」に舌鼓を打つ加藤遊海さん。伊勢志摩備長炭を使い丁寧に火を通すことで、ふぐの身の外側はカリっと、中はふわっとした食感になります。

 

母・裕子さんがいただいているのは「伊勢海老と自家製ハム ジュを添えて」。こちらの料理は、生きたまま仕入れた新鮮な伊勢海老を、甘みと食感が最大限に引き立つような絶妙な火入れで仕上げているそう。

そのほかにも、志摩で育つ真珠の養殖貝でもある「アコヤ貝」、鳥羽の離島・答志島で水揚げされた「答志島トロさわら」、緑豊かな熊野で大切に育てられた熊野地鶏、伊賀にある農業高校(愛農学園農業高等学校)で生育された豚を使用した樋口シェフ手作りのハムなど、コースの中には、三重県産の多種多様で魅力的な食材が使用されています。

続いてはデザート。ここで母・裕子さんにサプライズ!素敵なメッセージプレートが運ばれてきました。

「嬉しい…有難う!」と、涙ぐむ母・裕子さん。志摩観光ホテルは、人生の節目や記念日に訪れるお客さまも多いそう。訪れた人々の大切な1日にしっかり寄り添ってくれるホテル、とっても素敵ですよね。

リトリートステイ1日目は、母娘の素敵な笑顔と温かい涙で締めくくられました。

9.和食「浜木綿」で志摩の食材を使用した朝食をいただく

「心地の良い部屋でゆったりと過ごし、ぐっすり眠れました」と加藤遊海さん母娘。朝食は和食「浜木綿(はまゆう)」で英虞湾の爽やかな景色とともに。

メニューは、伊勢志摩産のひじき煮や、伊勢どり野菜浸し、志摩で獲れた魚の干物など、「伊勢志摩」の食材にこだわった品揃えとなっています。ご飯は白ご飯の他、かつて志摩で栽培されていたという米澤もち麦や、海の七草粥などの中から選ぶことができます。

「海の七草粥」は、海女と漁師のまちであり、伊勢神宮に献上する熨斗(のし)あわびを手掛けている地域でもある、鳥羽市国崎(くざき)の風習に習ったものだそうです。アワビの粉末も入っており、海藻の良い香りや、アワビのうま味が、口の中に優しく広がります。

10.開業当時の面影を残すカフェ&ワインバー「リアン」でティータイム

食後のティータイムは、「ザ クラブ」内にあるカフェ&ワインバー「リアン」へ。和洋折衷の美しい空間が広がっているリアンは、大きな梁や吹き抜けの天井など、開業当時の面影が残されており、志摩観光ホテルの歴史の深さを空間を通して楽しむことが出来ます。

 

紅茶は、1823年創業のドイツの紅茶ブランド「ロンネフェルト」社のものが20種類ほど用意されており、ラインナップが季節ごとに変わります。本日いただいたのは、セイロンティーの中で最高級品とされる「イングリッシュブレックファースト」。豊かな香りで、心がほっと落ち着きます。

 

リアンはカフェタイム(11時30分)からディナータイム(21時※20時30分ラストオーダー)までオープンしているため、ホテルのチェックアウト後に利用するお客さまも多いそうです。美味しい紅茶をいただきながら、ホテルで過ごした余韻に浸るのもいいですね。

11.志摩観光ホテルはヨガやクルージングなどの豊富なアクティビティも魅力



リラクゼーションヨガ

志摩観光ホテルはアクティビティが充実しているのも魅力の一つ。伊勢一刀彫などのクラフト体験から、星空観察会、音楽ライブ、クルージングなど、思い出作りにぴったりなアクティビティがたくさん用意されています(詳しくはこちら)

さらに「ザ クラシック」内には宿泊者専用フィットネスジムがあり、リラクゼーションヨガを体験することもできます(朝7時~8時30分。開催日限定。事前予約制)。インストラクターの方が丁寧に指導してくれるので、初心者の方でも安心。ヨガで朝からすっきりするのもいいですね。

 

ラウンジクルーズ志摩

そして、英虞湾クルーズ「ラウンジクルーズ志摩」もお勧め。こちらも事前予約制でデイクルーズやサンセットクルーズなどが用意されています。

「見てみて!」と嬉しそうに声を上げる加藤遊海さん。母娘の目の前にかかっている鉄道橋の上を、近鉄伊勢志摩ライナーが通っていきました!普段から目にする電車も、海上で見るとまた違った面白さがありますね。

志摩観光ホテル内の専用桟橋から出航し、英虞湾内を1時間ほどかけて巡り、大小さまざまな島や、賢島大橋、あおさのりの養殖網などを、海上で間近に見ることができるのが魅力。

サンセットクルーズでは、「日本の夕陽百選」に認定された英虞湾のダイナミックで美しい夕陽を眺めることができます。

 

クルージング中、志摩観光ホテルで過ごした思い出を振り返る加藤遊海さん母娘。

加藤遊海さん「素敵なお部屋に、心地よいスパ、とっても美味しい食事、多種多様なアクティビティまで、非日常感あふれる贅沢な時間を過ごすことができました」とのこと。母・裕子さんも「母娘でゆっくり過ごせて、本当に素敵な思い出ができました」と、母娘揃って大満足のリトリートステイとなりました。

「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」を宿泊予約する

 

志摩観光ホテルの情報



住所
志摩市阿児町神明731
電話番号
0599-43-1211(志摩観光ホテル 代表)
車でのアクセス
伊勢自動車道・伊勢西ICから賢島方面へ県道32号(伊勢道路)経由約40分
公共交通機関でのアクセス
近鉄賢島駅から送迎有り(要予約)
公式サイト
https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/

記事制作:MSLP

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