「南紀・熊野古道フリーきっぷ」とは?特急「南紀」など公共交通機関で、三重県の熊野古道をお得にめぐる方法
掲載日:2026.10.02
三重県の熊野古道を旅するなら、まずは特急「南紀」に乗って東紀州へ。
首都圏など遠方から訪れる場合は、東海道新幹線などで名古屋駅までアクセスし、そこから特急「南紀」に乗り換えるルートとなります。
車窓の景色を眺めながら熊野古道へ向かう旅を、お得にサポートしてくれるのが「南紀・熊野古道フリーきっぷ」です。
みえ旅アンバサダー・キャスターマミが、実際にこの切符を使って、三重県・東紀州を旅してみました。このトピックスでは、どんなところがお得なのか、どのように使えるのかを、切符を使った熊野古道の旅の様子とあわせてご紹介します。
記事制作 / みえ旅アンバサダー キャスターマミ
写真撮影 / Yutoフォトグラファー
提供 / 南紀・東紀州交通対策委員会
「南紀・熊野古道フリーきっぷ」とは?
「南紀・熊野古道フリーきっぷ」は、特急「南紀」とJR線、対象の路線バスを組み合わせて、熊野古道をはじめ、沿線のさまざまな場所をめぐる旅に活用できる切符です。
有効期間は3日間。愛知・岐阜・三重の主要駅など設定された出発駅からフリー区間まで、特急「南紀」の普通車指定席を往復利用できます。
※ゴールデンウィーク(4/27〜5/6)、お盆(8/10〜8/19)、年末年始(12/28〜翌年1/6)は利用できません。
さらに、フリー区間ではJR線や対象の路線バスが乗り降り自由。特急「南紀」の往復に加えて、現地での移動にも利用できるのが特徴です。
切符には、「伊勢路コース」と「中辺路コース」の2種類があり、それぞれフリーになるJR線やバスの区間が異なります。
ここがお得!特急「南紀」の往復+JR・バスもフリー
名古屋駅から尾鷲駅まで特急「南紀」の普通車指定席で往復する場合、通常期の大人料金は12,420円(片道6,210円)かかります。
一方、名古屋市内発の「南紀・熊野古道フリーきっぷ (伊勢路コース:8,380円)」なら、特急「南紀」の往復に加え、三瀬谷駅から熊野市駅までのフリー区間のJR線や、対象の路線バスも利用できるため、とてもお得です。
遠方から新幹線などで名古屋駅にお越しの方にも、このフリーきっぷが便利。熊野古道を歩くだけでなく、沿線の観光地やグルメスポットにも足を延ばしたいときにぴったりです。
「南紀・熊野古道フリーきっぷ」なら、特急「南紀」で往復して、現地ではJRやバスを使ってめぐるという公共交通機関ならではの旅を、お得に楽しめます。
さらに3日間有効なので、宿泊を組み合わせて、時間にゆとりを持った旅を計画できるのもうれしいポイントです。
伊勢路コースと中辺路コース、どちらを選ぶ?
伊勢路コースは、馬越峠や松本峠など、三重県側の熊野古道伊勢路を歩きながら、尾鷲・熊野など東紀州のまちをめぐる旅を楽しめます。
一方の中辺路コースは、七里御浜の海岸線に沿って続く「浜街道」や、熊野川の「川の参詣道」など、海や川から熊野古道をたどります。熊野三山方面と組み合わせてめぐるなら、こちらのコースを。
それぞれのフリー区間やバスの利用方法は、下記のコラムで詳しくご紹介します。
コラム
伊勢路コースのフリー区間
・JR線:三瀬谷~熊野市間
・三重交通バス:志子~長島駅前間、尾鷲駅口~鷲毛間、尾鷲駅口~瀬木山間、熊野市駅~千枚田・通り峠入口間
上記のフリー区間では、JR線・三重交通バスともに乗り降り自由です。
※三重交通バスのフリー区間を利用する際は、「三重交通バス乗車券」と「かえり」券を一緒に提示してください。
コラム
中辺路コースのフリー区間
・JR線:熊野市~紀伊勝浦間
・熊野御坊南海バス(龍神自動車含む):紀伊勝浦駅~那智山間、新宮駅~紀伊勝浦駅間、新宮駅~本宮大社前~発心門王子間、志子・神丸~小口間、相筋線・広角住宅線・松山高田線
バスフリー区間を利用する際は、「かえり」券を提示し、あらかじめ「熊野御坊南海バス引換券」を下記のバス乗車券引換場所で「バス乗車券」に引き換えてください。
【バス乗車券引換場所】
・熊野御坊南海バス 新宮駅前きっぷ売り場
・熊野御坊南海バス 紀伊勝浦駅前きっぷ売り場
【伊勢路モデルコース】熊野古道歩きと立ち寄りスポット&グルメを楽しむ旅
レポート記事では、「南紀・熊野古道フリーきっぷ」の伊勢路コース・中辺路コースを使った、それぞれの旅の楽しみ方をモデルコースとして提案しています。
まずは前編として、伊勢路コースの切符を使って1泊2日の熊野古道の旅へ。
1日目は馬越峠、2日目は松本峠を歩きながら、紀北町、尾鷲市、熊野市の立ち寄りスポットをめぐり、ご当地グルメも楽しみました。
【中辺路モデルコース】浜街道と川の参詣道をめぐる熊野古道の旅
後編では、「南紀・熊野古道フリーきっぷ」の中辺路コースを使った旅をご紹介します。
七里御浜の海岸線に沿って続く熊野古道「浜街道」や、熊野川を舟でめぐる「川の参詣道・三反帆遊覧体験」へ。
さらに、東紀州の魅力が凝縮された個性的な道の駅にも足を運びます。
峠道を歩くだけではない、海や川から感じる熊野古道の魅力。公共交通機関を使ってめぐる三重県の熊野古道旅を、ぜひ参考にしてみてください。