気分は陶芸家!?産業と文化の街「四日市」で、童心に返れるリフレッシュ体験を行なってきました♪:山本亜依のみえたび!四日市編

掲載日:2018.10.03

三重県出身の女優 山本亜依さんが、産業と文化の街「四日市」で、伝統工芸品である「萬古焼」の陶芸を初体験。体験したからこそ分かる萬古焼の魅力に迫り、萬古神社の参拝し、なが餅を堪能するなど「見て、作れて、味わえる」魅力たっぷりの「四日市」をご紹介します。

【山本亜依のみえたび!】とは?三重県出身の女優 山本亜依さんが、三重県をぶらり旅!三重県の観光スポットを自ら取材、「見て・聞いて・感じた」事を、自らの文章で紹介してくれる、旅のレポート記事です。

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皆さん萬古焼(ばんこやき)はご存知でしょうか?

萬古焼とは、三重県桑名の商人「沼波 弄山(ぬなみろうざん)」によって江戸時代に生み出された陶磁器です。
「自分の作品が、変わらず永遠に伝わるように」と願いを込め「萬古不易」の印を押したのが萬古焼の名前の由来なんだとか。
食器や急須、土鍋や花器と多種多様で、様々な場面で使用することが出来る萬古焼。三重県四日市市の代表的な地場産業として伝統工芸品にも指定されているのです。

今回は、そんな萬古焼を自分で作れる施設があるということで、陶芸体験を行なってきました♪

その施設というのが、こちら、三重県四日市市にある「ばんこの里会館」です!
こちらでは、陶芸体験や、本格的に学べる定時陶芸教室、そして絵付け体験コースまで、プロによる丁寧な指導のもとで陶芸を存分に楽しむことができます!

今回私は陶芸体験を行ってきました♪

エプロンに着替えて「やるぞ!」と気合い入れ!実は、私自身陶芸をするのは初めてで、とてもドキドキしていました。
講師の石田さんのご指導のもと、早速スタートです♪

※エプロンは持参して下さいね♪

今回の作品づくりでは、電動ろくろを使用します。
最初は難しいとのことですが、失敗しても何個かは作れるそうです!電動ろくろは、テレビなどで何度も見たことがありましたが、実際に目にすると、よりワクワク感が増してきます。

何を作るかは自分で選ぶことが出来るということで、私は湯呑みを選択しました!!

それではスタートです。

基本姿勢として、粘土に触れるときは腕がブレないように、肘をしっかり太ももに固定することが大事とのこと。
手で粘土を叩き、形を整えたら、湯呑みを形どっていきます。指を使って、粘土の中心に穴を開け、深さを出したら、その穴を横に広げ、上に持ち上げることで、湯呑みの縦幅を出していきます。
手のひらで包むと、粘土は面白いように形を変えていき、まるで土が生きているみたいで、とても不思議な感覚でした。
土を操っている気分はまるでマジシャンになったかのよう!笑
数ある工程を優しく教えて頂けるので、安心してしっかりと進めていくことが出来ます!

次は湯呑みの厚さを均等にしていきます。
石田さんに手の使い方を教えて頂き、両手の人差し指を使って、外側と内側から同時にゆっくりと、下から上へと粘土を持ち上げていきます。

あぁぁ〜。

この工程が私にとって1番の難関でした!外側と内側の人差し指の位置がずれてしまい、粘土がぐにゃりと変形してしまいました。
とても悔しいです…。

負けじと最初から再挑戦!

次は完成!!したのですが、慎重になりすぎてしまい、指で持ち上げるスピードが少し遅めに…。
その結果、真ん中がぷくっと膨らんだ、可愛らしい湯呑みが出来上がりました♪仕上げに使っているのが「なめし皮」という、鹿の皮で出来ている道具です。
作品の口緑を整えると、湯呑みの口当たりが良くなります。

次第に陶芸にも慣れてきて、1人で全行程行えるようになっていました。
次が3度目の挑戦!三度目の正直!!!ということで、石田さんに教えて頂いたことを思い出し、理想の湯呑みを作るべく奮闘します!!!

最終的に、難関箇所も乗り越え、しっかりと厚さが均等に揃った、綺麗な形の湯呑みが出来上がりました☆
出来上がった時の達成感は凄く大きく、思わず「やったー!」と叫んでしまいました。笑

こちらが、完成した3つの湯呑みです!
改めて見ると成長の過程がよ〜く分かります。笑
3つとも焼いていただけるということで、次に色を決めていきます♪

色はこの9色から選ぶ事ができます。
どの色も上品で、それぞれの良さがあり、とても悩んでしまいました…!笑

一ヶ月後に完成ということで、出来上がるのか楽しみで仕方ありません!
また、完成後写真をアップしたいなと考えております♪どの色を選んだのかは、その時までお楽しみに〜!!!

これで全行程終了です。初めての陶芸体験。
本当に楽しい時間でした!石田さんの優しく「褒めて伸ばす」アドバイスのおかげもあり、とてもリラックスして挑めました。

作っている間はひたすら夢中になっていて、まるで子供の頃に戻ったかの様でした。
大人になってからも、自分の手で何かを作るというのはとても楽しいですよね!陶芸体験は1人ではもちろん、グループでも楽しめるので、お子様とご一緒に家族で体験!というのも素敵だなと感じました。

陶芸体験では、他にも様々なものを作る事が出来るので、是非また参加してみたいです!!

陶芸を楽しんだ後は、2階の「うつわ亭」でお買い物が出来ます♪
うつわ亭では、四日市萬古焼の直販を行なっています!

店内はとても広く、沢山の種類の萬古焼が販売されていました!萬古焼は窯元から直接取り寄せていて、直販ならではのお値打ち価格で購入することが出来るんです!

店内を見て回っていると、可愛い土鍋を発見しました!
割れにくく、直火可能なものが多いのも萬古焼の魅力の1つ。
こんな可愛い土鍋でご飯を炊いたら、もっとお米が美味しく感じそうです♪

店内には他にも急須や土器、食器などが置いてあり、日常で使えるものから高価な品まで、品揃えがとにかく豊富でした。種類が多くて、選ぶのに迷った時は、お店の人に尋ると、商品に関する説明はもちろん、ちょっとした知識も教えて貰えるそうです!
食卓に一つおけば新たな食事の楽しみになり、贈り物にも素敵だなと感じました♪

【基本情報】
ばんこの里会館
住所:〒510-0035 四日市市陶栄町4番8号
電話番号:059-330-2020
営業時間:9:00~17:00(2階 うつわ館10:00~17:00)
休館日:月曜 ※夏季・年末年始休館あり
公式サイト http://www.bankonosato.jp/
○陶芸体験について
 ・陶芸体験コース 2,500円(所要時間2時間半)
 ・絵付け体験コース 湯呑・お皿等 1,000円~(1時間半分程度)
※陶芸体験での電動ロクロ使用については事前にお問い合わせください
※エプロンは持参して下さい
※上記の他、定時の陶芸教室も実施していますので詳細は公式サイト等でご確認ください

ばんこの里会館を出て、次に訪れたのはすぐ目の前にある「萬古神社」です。
ここは萬古焼にまつわる神社で萬古焼の創始者である「沼波弄山」が祀られています。

境内には、現在の萬古焼の基礎を作り上げたといわれている山中忠左衛門の碑もありました。
そして、毎年萬古神社では「萬古祭り」や「土鍋供養祭」が行われ、大勢の方が訪れているそうです。

萬古焼にゆかりのあるこの地にぴったりのこちらの神社。しっかりお参りも出来て良かったです!!

【基本情報】
萬古神社
住所:四日市市陶栄町3番21号

萬古焼を堪能した後は、甘味を堪能です♪
最後に訪れたのは、歴史ある大人気の銘菓を販売している、四日市の「なが餅 笹井屋」さんです。

今回は本店にお邪魔して来ました。

こちらが笹井屋さんの銘菓「なが餅」です。

「なが餅」は、なんと1550年の戦国時代から親しまれてきた歴史ある銘菓!
古くから街の銘産の名物を、一筋に守り続けてきた笹井屋さん。1つ1つ丁寧に手作りで作られ、昔から変わらない味が根強いファンを沢山持つ秘密なんだとか。
400年前という長い年月愛され続けているその味がとても気になります。私も早速頂きたいと思います!!!

パクッと一口食べて驚き。
おぉぉ!お餅がとても伸びます!とても柔らかいお餅の中に、程よい甘さの粒あんがぎっしり詰まっていて、食べた瞬間幸せに包まれました。
お餅の両面は軽く炙られていて、その香ばしさともっちり感、甘い餡のコラボレーションが絶妙です!!!
どこかホッとする優しい味で、上品な甘さに手が止まりませんでした。とても美味しかったです!ご馳走様でした〜!

笹井屋さんの皆さんと、写真も撮って頂きました!

お二人とも笑顔がとても素敵で、温かみのある接客がとても素敵だなと感じました。こちらの笹井屋さん、店内にテーブル席もあり、買ったその場で直接食べていくことも出来ます。
なが餅は一つ一つ包装されているので、お土産にも最適だなと感じました!

長年変わらない人気を誇るなが餅。是非皆さんも、四日市に訪れた際には味わってみてください♪

【基本情報】
なが餅笹井屋
住所:〒510-0081 四日市市北町5-13
電話番号:059-351-8800
営業時間:8:30~18:30
定休日:年中無休(元日のみ)
公式サイト:https://www.nagamochi.co.jp/

これで今回の旅は終了です。
今回も新しい発見が沢山あり、とても充実した1日になりました♪

四日市市は、今回ご紹介した萬古焼やなが餅のみならず、日本屈指の強大なコンビナートが作り出す幻想的な工場地帯の夜景や、とんてきなどなどどこを掘り探っても魅力たっぷりの街です。

お隣の愛知県からもアクセスがしやすい四日市市。皆さんも是非遊びに来て、朝から夜までたっぷりと、その魅力に触れて見てはいかがでしょうか?

ちなみに・・
この時作った器を後日届けてもらいました!!

失敗したと思った器も、こうして焼いてもらうと味があってすごくいい感じです!

自分が作った器なので愛着を感じますね♪
作ったお料理を盛り付けて愛用していますよ!

<山本亜依プロフィール>
1995年生まれ、三重県出身。2016年に配信ドラマ「東京女子図鑑」で女優デビュー。その後、TVドラマ「謎解きLIVE」シリーズ(16~17)、「探偵物語」(18)などに出演し、「トドメの接吻」(18)では初の連続ドラマレギュラー出演を果たした。「きみの鳥はうたえる」(18)が映画初出演となり、今後の出演待機作も多数ある。女優業のほか、三重テレビの情報番組『とってもワクドキ!』のコーナー「ハイタッチ!みえ」でリポーターとして出演するなど、マルチに活動をしている。

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