取材レポート

花手水とは?癒やしの花アートで大注目!おすすめの神社・お寺も紹介します

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全国の神社やお寺で広がりを見せる花手水。そもそも花手水は何のためにあるのか、どこで見られるのか、作り方などを解説します。

花手水とは?

神社やお寺で参拝をするとき、柄杓(ひしゃく)で水をすくって身と心を清める場所を手水舎(ちょうずしゃ)というのですが、手水舎の手水鉢(ちょうずばち)に花を浮かべたものが花手水(はなちょうず)と呼ばれています。

花手水には季節の旬な花々を浮かべるのが定番となっており、彩り豊かなのも特徴です。その華やかな見た目に癒やされる人が続出し、インスタ映えスポットとしても注目されるようになりました。

花手水は何のためにある?

コロナ禍になってからは感染拡大防止の観点から手水舎の利用を中止する神社や寺院が相次ぎました。

手水舎で手を洗えない代わりに、目で見て心を清めてもらうのを目的に、利用者のいない手水舎に花を飾る花手水を設置する神社やお寺もあります。

中には手水舎の周辺に花を浮かべた水鉢を置く場所もあり、まるでフラワーアートのような美しさも感じられます。

さらに、藤の花びらを手水鉢に浮かばせて、紫のハートを描いた花手水もあったりと、表現の幅は無限大!

上記写真は三重県津市にある花園「かざはやの里」の花手水なのですが、藤の花手水を作る動画をTikTokで公開したところ、9万再生を超える大反響があったそうです。

花手水はいつから?

実はコロナ禍になる前から花手水は存在し、2018年〜2019年頃にはInstagramで「#花手水」というハッシュタグが出現していました。

京都にある柳谷観音 楊谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)が花手水発祥のお寺と言われており、このお寺の執事さんが手水舎の手水鉢に浮かぶ紫陽花を「花手水」と呼んだのが始まりとされています。

ちなみに、古来からある「花手水」という言葉は、花や葉っぱについた朝露で手を身を清める行為のことを指していました。

自宅でもできる!花手水の作り方

花手水を作るにあたって必要なものは「器・切り花・ハサミ・水」があればOK!

器は雑貨店やホームセンターなどで手に入り、色とりどりのお花を浮かべたい方は生花店へ行くのがオススメ!

「○○な色合いのお花が欲しい!」と生花店のスタッフさんに伝えると、理想に近いものが手に入ると思います。

ハサミは茎をカットする用途で使用するのですが、100円ショップの園芸コーナーにある「剪定(せんてい)ハサミ」がオススメです。

100円ショップの造花でも作れる!

100円ショップのウェディングコーナーにある「フラワーシャワー」を使えば簡単に花手水を作れます。

上記写真は青とピンクのフラワーシャワーで花手水を作ってみましたが、意外にも可愛く綺麗に仕上がっていると思いませんか?

器も100円で手に入るので、かかった費用は税込440円とお手頃でした。

生花で失敗しないように、まずは100円ショップの造花で練習してみるのもアリだと思います。

実際やってみて思ったのですが、器の形に合った花の配置を考えたり、花同士の隙間を調整したりと、花手水の奥深さに気づくことが出来ましたよ♫

花手水はどのくらいもつ?

水に浮かべた生花は気温が高いと枯れやすくなるので涼しい環境のほうが長持ちしやすいです。

涼しい季節なら長いもので1〜2週間はもつそうです。

花手水が見られる神社・お寺・花園

ここからは三重県内で花手水が見られるスポットをいくつか紹介します。

各スポットの公式SNSアカウントも紹介しているので、リンクをクリックしてぜひチェックしてみてください♫

竹神社(明和町)

三重県多気郡明和町斎宮(めいわちょうさいくう)にある竹神社(たけじんじゃ)は三重県内の花手水で話題を集めた神社の1つです。

この神社が花手水を始めたのは2020年12月からで「みんなの花手水」というイベントで花手水を最初に披露しました。

このイベントは参拝者の方から募集した花で花手水を作ったり、水鉢やツボに花を入れたマイ花手水を募集して手水舎の周辺に展示する内容だったのですが、TwitterやInstagramでたちまち話題となり、多くの参拝者が訪れました。

その注目度は観光三重アクセスランキングで竹神社が上位にランクインした日があったほど!

このイベントを開催して以来、竹神社では花手水を毎月のように展示し、参拝者に癒やしと和みの空間を届けています。

2022年6月4日からは向日葵と紫陽花が入った花手水が公開され、初夏と梅雨の風情を感じられる光景になっています。

最新の花手水は竹神社の公式Instagramで確認することができ、竹神社の花手水のみを発信するInstagramアカウントもありますよ。

金井神社(いなべ市)

三重県いなべ市員弁町北金井にある金井神社は華やかな花手水とカラフルな御朱印が特徴の神社です。

三重県の中でも早期に花手水を始めた神社として知られており、Instagramで「#金井神社」と検索するとユーザーが撮影した花手水の写真がたくさん出てくるほど人気の場所なんです。

花手水に浮かべる花は毎月変化し、季節の旬なお花で彩られています。

御朱印は「月がわり」で頒布するものがあり、令和2年6月に頒布されたものには紫陽花が描かれていました。

金井神社の御朱印はとってもカラフルで可愛く、金色の文字で「金井神社」と描かれているのも美しいポイント!

御朱印の頒布時間については金井神社の公式Instagramにてチェックすることが出来ますよ。

彌都加伎神社(鈴鹿市)

彌都加伎神社(みずがきじんじゃ)は鈴鹿市東玉垣町にある神社で、境内には花手水のほかに和傘が展示されています。

上記写真は2022年6月8日に撮影したもので、向日葵・菊・ガーベラ・芍薬・紫陽花で彩られた花手水になっています。

ここの花手水は季節ごとに花を入れ替えており、旬なお花が毎月のように披露されます♫

彌都加伎神社が花手水を始めたのは2020年11月23日からで、その日は境内で新嘗祭(にいなめさい)が行われる日でした。

例年の正月であれば甘酒やご神酒を参拝者に配っていたそうなのですが、感染症対策でそれが行えない為、正月前の新嘗祭から花手水と和傘の展示を初めたそうです。

上記写真は境内にある和傘で、この場所以外にも境内各所に展示されています。

風などで傘が飛んでいかないようにしっかりと地面に固定されていました。

彌都加伎神社の見所は花手水や和傘だけでなく、御朱印にもこだわりがあります。

国の伝統工芸品「伊勢型紙」を使用した御朱印を頒布しており、季節の御朱印(写真の左側)が3種、誕生月の御朱印(写真の右側)が1種あります。

※上記写真は2022年6月の御朱印です。

伊勢型紙は鈴鹿市の伝統産業でもあり、この神社のある鈴鹿市ならではの風情も感じられる御朱印となっています。

最新の御朱印や頒布時間については彌都加伎神社の公式Instagramをご覧ください。

都波岐奈加等神社(鈴鹿市)

都波岐奈加等神社(つばきなかとじんじゃ)は鈴鹿市一ノ宮町にある神社で、境内には旬のお花を飾った花手水があります。

上記写真は2022年6月8日に撮影したもので、紫陽花で彩られた花手水になっています。

この神社が花手水を始めたのは2021年10月からで、その時期に開催する例大祭がコロナ禍で中止になったのがキッカケで花手水を始めたそうです。


花手水に入れる花は季節ごとに入れ替えており、花の色合いを統一するこだわりがあるのだそう♫

この日は青系の紫陽花カラーで統一されており、梅雨の風情も感じられる素敵な色合いに心癒されました...

都波岐奈加等神社のこだわりは花手水だけでなく、御朱印にもあるんです。

毎月、季節の御朱印を2種頒布しており、そこには御神体の獅子頭と季節の花が描かれています。

2022年6月の御朱印には睡蓮と紫陽花が描かれており、初夏を感じる素敵な色合いになっていました。

この神社は「都波岐神社」と「奈加等神社」が合併したことにより「都波岐奈加等神社」という名前になったのですが、御朱印では合併前の神社名が書かれたものも頒布されています。

最新の御朱印や頒布時間は都波岐奈加等神社の公式Instagramで確認できますよ。

前述の彌都加伎神社から車で約10分の距離なので、両方の花手水を巡る旧伊勢街道花詣巡りをぜひお楽しみください。

神館神社(桑名市)

神館神社(こうたてじんじゃ)は桑名市大字江場にある神社で、境内の花手水は季節の旬なお花で彩られます。

上記写真は紫陽花シーズンに撮影したもので、花手水には紫陽花のほか、百合やシャクナゲ、睡蓮もあるなど、とても華やかな仕上がりになっています。

神館神社の公式Instagramでは花手水の様子や伊勢型紙を使用した切り絵の御朱印を紹介しているので、ぜひご覧ください。

御朱印の写真はこの記事にありませんが、切り絵で描かれた龍や獅子舞はものすごく繊細な仕上がりでアートのような美しさがありますよ。

法盛寺(桑名市)

法盛寺(ほうじょうじ)は三重県桑名市萱町(かやまち)にある浄土真宗のお寺で境内の水鉢には四季折々の花が飾られています。

上記写真は2022年6月1日に披露されたものなのですが、右側の水鉢には菊とガーベラが、左側には紫陽花などが水鉢に浮かんでいます。

法盛寺のInstagramでは最新の花手水の様子を公開したり、お寺での日常や行事、催し物を紹介しておりますのでぜひご覧ください。

公式Instagramはほぼ毎週のように更新されており、住職や副住職さんの想いのこもった投稿も見ることが出来ますよ。

かざはやの里

最後に、津市戸木町(へきちょう)にある花園「かざはやの里」を紹介します。

園内では季節折々の花を鑑賞できるのですが、花手水へのこだわりもすごく、梅・藤・紫陽花のシーズンになるとそれらを使った美しい花手水が披露されるんです。

2022年6月9日に撮影した花手水がこちら↓

色鮮やかな紫陽花の数々に思わずウットリしてしまう美しさの花手水....なんですが、実はこれ、あるものを描いたアートでもあるんです。

その正体は・・・かぼちゃの馬車!

緑の苔が馬車の輪郭となっており、乗車スペースや車輪の部分が紫陽花で表現されています。

まさに、おとぎの国のようなファンタジーな花手水!

この花手水はかざはやの里の入園受付のスタッフさんが手掛けたもので、かざはやの里の公式InstagramTwitterFacebookでは花手水を作る様子を動画で公開しています。

とても巧妙なテクニックの数々に、思わず「お〜」と私は声が出ました。

かざはやの里では紫陽花まつりを2022年7月18日まで開催しており、37品種・約77,000株の紫陽花を鑑賞することが出来ます。

東海地区最大級の規模を誇る紫陽花は圧巻の美しさですので、ぜひ行ってみてください。

今年は18時半までに入園すれば何時でも退出可能なので、夕焼け×紫陽花の幻想的なシーンが見られることも!

※上記写真は2022年6月9日の18時41分に撮影

かざはやの里の紫陽花は下記の記事でも詳しく紹介しております。

いかがでしたでしょうか

手水鉢に浮かぶ花はこんなにも美しいんだ....と私は魅入ってしまいました。

記事の公開日は紫陽花のシーズン真っ盛りですので、全国各地で紫陽花の花手水を披露されていると思います。

この記事をキッカケに、最寄りの神社やお寺の花手水をぜひ見に行ってみてくださいね。

ふがまるちゃん(記事制作)

観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitterInstagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。

カテゴリー
花&自然&公園 文化&寺社仏閣
季節
オールシーズン
エリア
北勢 中南勢 伊勢志摩

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