伊賀鉄道で安全・安心な移動を、忍者列車で乗車そのものも思い出に!

掲載日:2021.02.25

伊賀鉄道では、観光客や地域住民が安全・安心に電車を利用できるよう、抗菌・抗ウイルス加工や換気対策等の感染症対策を進めている。また、遊び心にあふれた忍者列車も運行されており、目的地に着くまでの移動そのものも楽しめる。万全の安全・安心対策に加え、見て、乗って楽しい、伊賀鉄道の取り組みをご紹介!

伊賀鉄道のサービスが安全・安心かつ楽しめるポイント
・全車両に抗菌・抗ウイルス加工が施されており、安心して利用できる
・忍者列車に乗れば、そこには驚きのしかけが!!
・伊賀鉄道オリジナル商品で伊賀の魅力を再発見できる


安全・安心な電車移動を支える、徹底した感染症対策


JR関西本線伊賀上野駅と近鉄大阪線伊賀神戸駅間の16.6kmを結び、地域住民の暮らしを支え、観光に利用されている伊賀鉄道。コロナ下においても、より安全に、安心して利用できるように様々な感染症対策を実施している。

車内全体に抗菌・抗ウイルス加工を施した

2020年9月には、伊賀鉄道が運行する全車両で、抗菌・抗ウイルス加工を完了した。車内で乗客が手を触れやすい手すり、吊り革、座席、窓、壁などを中心に、車内全体に噴霧された抗菌・抗ウイルス剤は、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどへの効果が数年間持続することが確認されており、新型コロナウイルスへの効果も期待できる。

走行中は外から心地よい風を感じる

列車の窓を一部開けて運行しているため、風通しがよく、換気対策も万全だ。窓を開けて走行する場合、約5~6分で車内の全空気が入れ替わるとされており(鉄道総合技術研究所試算)、安心して利用できる。

少しでも感染リスクを下げるよう工夫している

ビニールカーテンの設置により従業員の点呼時の飛沫感染を防止しているほか、乗務員のマスク着用や出勤時の検温、駅窓口での接客時の仕切りの導入等、全社をあげて様々な感染症対策が実施されている。


忍者列車に乗れば移動そのものを観光として楽しめる


青色、ピンク色、緑色の全3編成

伊賀といえば忍者を思い浮かべる人も多いだろう。"忍者のふるさと"として知られる伊賀を走る伊賀鉄道では、女性の忍者「くノ一」をデザインしたラッピングが特徴の「忍者列車」を運行している。

各編成色合いやデザインが異なる

目を引く車体のデザインは「銀河鉄道999」などの作品で有名な漫画家・松本零士氏によるもので、青色・ピンク色・緑色の3編成があり、側面のデザインはそれぞれに異なる。忍者列車は通常の普通列車として運行されており、事前に運行時間を知りたい場合は、乗車日前日の17時以降に電話で問い合わせると教えてもらえる(上野市駅:0595-21-3231)。

網棚には複数の忍者が忍び込んでいるようだ

車内にも楽しめる工夫が満載だ。車内の網棚に目を向けると、そこには忍者が!

忍者が見え隠れする扉がある

ドアが閉まると、疾走する忍者の姿が現れる。ドアが開いているときは、もちろん見ることができない。

車内のいたるところで忍者のおもかげを感じる

その他、手裏剣柄の車内カーテンや車内灯、石畳デザインの床等、見所たっぷりだ。

扉上部には伊賀上野城、忍者、松尾芭蕉等のロゴマークが刻印された三重県産ヒノキが設置されている

緑色の忍者列車の内装は他の青・ピンク色の車両と雰囲気が異なり、車内の至るところで三重県産の杉の木等が使用されている。快適な車内空間づくりに加え、乗客に三重県産の木材を身近に感じてもらい、地域にとって大切な森林やみどりを支える社会づくりに貢献していきたいという伊賀鉄道の想いが込められている。

吊り輪の一部は手裏剣型になっている

インパクトの強いデザインに加え、さまざまな仕掛けのある忍者列車はまさに“映えスポット”であり、忍者・鉄道・漫画ファンのみならず、老若男女幅広い世代を魅了している。

電車=移動手段という考えが覆され、乗車することで楽しい体験ができる。


伊賀鉄道オリジナル商品で伊賀の魅力を再発見

左:忍者列車ハンドタオル(500円)、右:マスキングテープ(4種類、各400円)

伊賀鉄道ではオリジナル商品も数多く販売している。忍者列車ハンドタオルや電車型マグネット、マスキングテープ、ボールペン等豊富なグッズを取り揃えている。

左:IGATETSU COFFEE(600円)、右:叶結び ふくにんキーホルダー(1,200円)

さらに、沿線地域の元気づくりに貢献したいという想いから、沿線地域のお店とコラボレーションしたグッズも企画している。
例えば、IGATETSU COFFEE。伊賀市内のベーカリーカフェ「ブーランジェリー エ カフェ リエゾン」とコラボレーションした、オリジナルブレンドのドリップパックだ。4種類のパックには、鉛筆画風のかつての伊賀線車両とその車両の番号がデザインされており、車両番号ごとに違った味わいが楽しめる。
他にも、伊賀組紐を使った叶結び ふくにんキーホルダー等伊賀の名産品を活用したグッズも販売しており、沿線地域の魅力を再発見できる。各種商品は、上野市駅で購入することができるほか、2020年8月からは通信販売も開始しているので、沿線以外に住んでいても伊賀鉄道グッズを購入することができる。

■関連情報
運行情報や通信販売について、詳細は伊賀鉄道株式会社ホームページをご確認ください。
https://www.igatetsu.co.jp/
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