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旧東海道 桑名宿を歩く。

掲載日:2011.06.12

近鉄電車に乗って桑名市に残る旧東海道の町並みを散策してきました。江戸時代、桑名宿は伊勢の国への玄関口の宿場町として栄えました。海路尾張の国から桑名を訪れた旅人は、まず最初に七里の渡に到着し、この大鳥居を目にしました。(2010年3月)

桑名駅に到着しました。桑名といえば、ナガシマリゾートや多度大社が有名ですが、今日は旧東海道、桑名宿の面影をたどりたいと思います。
駅前ビルのサンファーレ2階には桑名市の観光案内所がありますので、散策マップ等が入手でき、とても便利です。

桑名駅から歩いて15分程で、旧東海道、桑名宿の入口七里の渡跡に到着しました。熱田の宮から桑名まで海路七里あったことから、「七里の渡」と呼ばれています。
名称

七里の渡跡

住所
〒511-0011 桑名市船馬町
電話番号

0594-24-1361

公共交通機関でのアクセス

・JR・近鉄「桑名駅」から徒歩で約20分
 またはコミュニティバス「船馬町」下車・徒歩で約3分

車でのアクセス

・東名阪自動車道「桑名IC」から車で約25分

現在七里の渡跡周辺は、公園として整備されており、揖斐川河口付近が眺望できます。

七里の渡跡の近くで、歌行燈句碑を発見しました。説明書きによると、出張で桑名に滞在した明治の文豪泉鏡花はこの時の印象をもとに歌行燈という文学作品を書いたとのことです。
名称

歌行燈句碑

住所
〒511-0011 桑名市船馬町
電話番号

0594-24-1361

公共交通機関でのアクセス

JR・近鉄桑名駅から市内循環バス本町下車徒歩5分

旧東海道は、現在住宅地になっており江戸時代の賑わいはありませんが、所々旧街道の面影を感じることができます。

桑名といえばはまぐり、はまぐりといえば桑名。昼食は、100年以上続く老舗の俵寿司(TEL0594-21-5454)ではまぐりのにぎりを頂きました。噛めば噛むほどに口の中ではまぐりの味がひろがり、とても美味です。

食後は九華公園を散策。公園の入口では桑名藩の初代藩主本多忠勝の像が出迎えてくれました。忠勝公は、徳川四天王といわれた名将です。

九華公園は、三重県内屈指の桜の名所として知られていますが、この日はまだつぼみの状態でした。
名称

桑名城跡・九華公園

住所
桑名市吉之丸
電話番号

0594-21-5416

駐車場

柿安コミュニティパーク(有料)をご利用ください
料金・利用時間は桑名市ホームページでご確認ください
http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,10646,225,352,html

公共交通機関でのアクセス

〈鉄道〉JR・近鉄・養老鉄道「桑名」駅、三岐鉄道北勢線「西桑名」駅から徒歩15分
〈バス〉桑名駅から市内A循環バス「本町」下車徒歩5分

車でのアクセス

東名阪自動車道「桑名」ICより15分、伊勢湾岸自動車道「湾岸桑名」ICより15分

九華公園から歩いて5分ほどのところにある桑名市博物館に行きました。この日は、特別展「六戦図史」を公開していました。六戦とは、徳川家康公の6つの合戦のことで、江戸時代の地理学者が作成した戦の地図が展示してあります。特別企画展を除き、入館料は無料です。
名称

桑名市博物館

住所
〒511-0039 桑名市京町37-1
電話番号

0594-21-3171

料金

無料

営業時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休日

月曜日、祝日の翌日、年末年始、展示入れ替え期間

駐車場

あり

公共交通機関でのアクセス

JR・近鉄桑名駅より市内A循環バス宮通下車徒歩2分

車でのアクセス

東名阪自動車道・桑名ICから20分
または伊勢湾岸道自動車道・湾岸桑名ICから15分

帰りはJRを利用することにしました。切符を買って下りホームで列車を待っていると中原中也の詩碑をみつけました。「桑名の駅は暗かった 蛙がコロコロ鳴いていた …」
半日で旧東海道の歴史だけでなく、桑名市が文学作品の舞台になったこともわかり、有意義な旅でした。

※掲載されている内容は2012年4月の情報となります
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