伊賀の名物を多彩なスタイルで! 名瀑の近くにある「対泉閣」は料理自慢のお宿

掲載日:2019.03.07

深い森と静かに流れる滝川がつくる深山幽谷「赤目四十八滝」。かつては、伊賀流忍者が修行を重ねた場所でもあります。多くの滝をつなぐ約4Kmの回遊路は遊歩道となっていて、四季折々の鮮やかな風景には、時を忘れるほどの美しさがあります。この名勝地の近くにある旅館が、「伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣」。渓谷の四季のうつろいを感じられる温泉とともに、伊賀の幸を味わえる料理が魅力です。
取材日:2019年2月7日(木)

名勝地とともに歴史を歩んできた旅館

深い森と静かに流れる滝川がつくる深山幽谷「赤目四十八滝」。かつては、伊賀流忍者が修行を重ねた場所でもあります。多くの滝をつなぐ約4Kmの回遊路は遊歩道となっていて、四季折々の鮮やかな風景には、時を忘れるほどの美しさがあります。

この名勝地から歩いて約3分のところにある旅館が、「伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣」。渓谷の四季のうつろいを感じられる温泉とともに、伊賀の幸を味わえる料理が魅力です。
創業は明治時代初期で、創業当初は茶屋として、その長い歴史がスタートした旅館です。

気品漂う書や盆栽が和の上質感を演出したロビー。
風格がありながらも、落ち着いた空気が漂うスペースとなっています。

ロビーの横にある、囲炉裏を模した珈琲処「河澄渓洞(かすけーど)」。

各種ドリンクを注文でき、外の自然を眺めながらくつろぐことができます。

伝統の技と味に遊び心が加わった「自慢の料理」

伊賀牛や名張川の鮎、里山で採れた山菜などの「伊賀の幸」を盛り込んだ料理が、「対泉閣」の特質すべきポイント。
「伊賀の旬の月替わり会席」は、季節ごとに異なる趣向で、旬の素材を生かした味わいを楽しめます。


「三重ブランド伊賀牛の石板焼きステーキ付会席」では、赤身に薄いサシが入った伊賀牛を石板焼きのスタイルでいただけます。
熱が均一に入り、旨味が閉じ込められるので、素材の良さが際立ちます。

※「石板焼きステーキ」は別注も可能。

別注料理の「伊賀牛とろ寿し」は、この旅館の名物で大好評。
その食感は、まるで口の中でとろけるよう!特製のタレにつけて、ネギとしょうがと一緒に食べると、「最高」の一言。

また、赤目渓谷で修行した忍者の体力づくりとして食されたという鍋を現代風にアレンジした対泉閣オリジナル料理「忍術鍋」もイチオシメニュー。

伊賀牛や伊賀山麓豚、若鶏、猪肉に里山のお野菜の数々、季節によって変わる食材が使われています。数多くのタレで食すことで、まるで忍術のように口の中で味が変化する料理です。
地域の特色あふれる料理を堪能するのが旅の醍醐味ですよね!

食事とともに楽しめる「地元の日本酒」は、伊勢志摩サミットにも提供された高品質の酒蔵のもの。
清らかな水に恵まれた土地から生まれたお酒は、独特の香りと力強い酒質が特徴で、ほかのお酒とは一線を画す個性を持っています。
日本酒好きの方は、一度試してもらいたいお酒たち。

食事会場は2カ所あり、ここは『囲炉裏茶屋「ごえもん亭」』。
滝が流れる庭園を眺めながら食事ができ、山海の幸を使った「あみやき料理」や「忍術鍋」など、メニューは充実。

朝ごはんは、栄養バランスに優れていて、見た目も華やか。
「伊勢志摩産あおさのおみそ汁」や名張の郷土料理「のっぺ」(根菜類が豊富に入った、しょうゆ出汁の煮物)など、目覚めの体に やさしい献立です。

2018年4月にリニューアルオープンした、山のお食事処「滝のべ~TAKI-NOBE~」が朝食会場。
おしゃれなレストランで伊賀のおいしい朝ごはんを楽しめて、大満足。

新館の客室は一工夫が光る!

赤目渓谷と庭園を一望できる新館「こもれびの館〜KOMOREBI〜」、伝統ある造りの「本館」、あみ焼き料理を楽しめる「楓韻(ふういん)の館〜Fu-in〜」の3館ある対泉閣。
客室はそれぞれに個性がありますが、特に「こもれびの館」の客室は見どころあり。「掘り炬燵付客室」では、窓際でリラックスできる造りです。

「こもれびの館」の「囲炉裏付客室」は、昔懐かしい趣があり、ほのぼのとした田舎の温かさが感じられます。

忍者が疲れを癒したという伝説が残る「自家源泉」

かつて、伊賀流忍者が修行の合間に入って疲れを癒したといわれる「赤目温泉」。
地下深くから湧き出るアルカリ単純温泉で、美肌効果の高い泉質です。男性専用の露天風呂「半蔵の湯」は、屋根がありながらも、のんびり空を眺めることができ、夜に満点の星空を楽しむのも一興!

女性専用の露天風呂「かげろうの湯」は目の前に広がる山々の自然を楽しめます。澄んだ空気の中で浸かるお湯は格別!

2種類ある大浴場は男女日替わりで、地元産のスギを使ってつくられ、心地よい香りと木のぬくもりが体を包み込んでくれます。「上忍(じょうにん)の湯」(写真上)は泡風呂が、「くのいちの湯」(写真下)は打たせ湯が併設されています。

【大浴場・露天風呂】
利用時間 [大浴場]6:00~23:30[露天風呂]6:00~22:00 ※冬季は朝7:00~

【日帰り温泉】
料金 850円(小人500円)で、温泉のみのご利用も可能です。
受付時間 平日10:30~18:00、休前日・休日10:30~15:00
※但し、混雑時は受付をお断りする場合があります。
※予約制度はありません。
※タオルはご持参ください。210円での販売もあります。(バスタオルは、350円貸出し。)

「赤目四十八滝」の散策&体験はさまざまな世代が楽しめる!

対泉閣に宿泊した際は、もちろん赤目四十八滝の散策をしたい!春から夏にかけては深緑を、秋には紅葉を楽しむことができ、すべての滝を制覇するのもよし、ゆったり自然を眺めながら時間を過ごすのもよし、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。

(写真提供)赤目四十八滝渓谷保勝会
また、渓谷内では、伊賀流忍者の歴史を学べる「忍者修行」や、渓谷周辺の野生動植物を観察する「エコツアー」など、多彩な体験を楽しめます。

※詳しくは、赤目四十八滝渓谷保勝会の公式HP(http://www.akame48taki.com)でご確認ください。

この土地でしか味わえない食材を生かした料理が堪能できる「対泉閣」。赤目四十八滝とともに長い歴史を歩んできた旅館は、温泉や館内施設の質も高く、幅広い世代に愛される魅力を持っています!

【伊賀のかくれ宿 湯元赤目温泉 隠れの湯 対泉閣】
住所 名張市赤目町長坂682
電話番号 0595-63-3355
公式URL http://www.akameonsen.com/
利用時間 チェックイン15:00~、チェックアウト翌日10:00
アクセス 名阪国道「上野」ICより約40分
近鉄「赤目口」駅からバス10分(送迎あり)※日帰り入浴のみ利用の方は利用不可。
駐車場 あり(50台)※宿泊・昼食・夕食で利用の方は無料。日帰り入浴のみ利用の方は入浴の間のみ無料。

※ 2019年2月時点の情報です。内容が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

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