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熊野市紀和町の道の駅「熊野・板屋 九郎兵衛の里」がオープン!オススメお土産や食事などを徹底解説

掲載日:2018.05.08

三重県熊野市紀和町内(国道311号沿い)に2018年4月にオープンした道の駅「熊野・板屋 九郎兵衛の里」。オススメのお土産や地元の特産品、食事のメニューなどについて、実際に足を運んで体験・取材をしてきました。「熊野・板屋 九郎兵衛の里」でしか味わえない熊野地鶏関連のメニュー、熊野市のキャラクターにもなっている柑橘「新姫」を含む各種特産品を使ったお土産などについて徹底的に解説します!

道の駅「熊野・板屋 九郎兵衛(くろべえ)の里」は、平成30年4月7日に熊野市紀和町に新しくオープンした道の駅です。
熊野市街方面から国道311号を30分ほど直進。熊野市役所紀和総合支所のすぐ隣にこのような看板があり、右折して入っていく形です。

オープンしたてということもあり、施設はとってもきれい。
屋内はもちろん屋外にも座って休憩できる場所が多くあり、遠方からの方たちだけでなく、地元・紀和の方たちの憩いの場所にもなっています。

店の外には地元で採れた野菜がずらりと並んでいます。この日はレタスやニンニクなどが置いてありましたよ。
ビニール袋にパンパンに詰まったこのレタスは1袋120円。地元の新鮮な野菜を手軽に買い求められるのはとても嬉しいですよね。

地元野菜の隣のワゴンにはこんなものも。
何かわかりますか?
これはコケの一種「岩松」。「イワヒバ」とも呼ばれるシダ植物です。購入して自宅に置くと、素敵な和風の空間を演出できそうですね。

ここが入口です。
手前の看板に書いてある「瀞峡(どろきょう)ウォータージェット船」というのは観光用の船のことで、これに乗ると三重県・奈良県・和歌山県の県境にある大峡谷まで行くことができます。
この道の駅から車で5分ほどの「小川口乗船場」で乗船すると、往復1時間程度で美しい「瀞峡」を見に行けますから、お時間のある方はぜひ足を伸ばしてみてください。

ランチメニューの看板も出ていました。見てわかるとおり、熊野地方の地鶏「熊野地鶏」を使ったものが多く、かつバラエティに富んだ内容になっているので、お気に入りがきっと見つかるはず。

数ある熊野地鶏のメニューの中でも特にイチオシなのがこの「熊野地鶏ラーメン(700円)」!
その名のとおり熊野地鶏をベースにした濃厚なスープは香り高く、具として乗っている熊野地鶏の絶妙な歯ごたえもたまりません。
スタッフさんのおすすめは「備え付けの柚子胡椒をスープに少し溶かすこと」だそう。柚子胡椒を入れる前と後の味の変化を楽しめますよ。
なお、「スープに限りがあるため、注文が多いときは早目に終了することがある」とのことでした。

お土産類もとても充実しています。
これは熊野市で発見された新種の柑橘「新姫」で作られた「新姫ドリンク(150円)」。クセになるほのかな苦味とともに、さっぱりと爽やかな柑橘の香りを満喫できるジュースです。
運転に疲れた方は、コーヒーの代わりにこの新姫ドリンクで目を覚ますのもいいかもしれません。この棚のものは常温ですが、冷えたものも売っていますよ。

もう一つおすすめしたいのがこの「新姫キャンディ(200円)」。爽やかな酸味がドライブ中の眠気覚ましや車酔い対策に役立ちます。
また、キャンディは個包装ですから、職場で配るような手軽なお土産にもなりそうです。

「新姫」は酸味と苦味に特徴があります。そのため調味料との相性が非常にいいようで、
・ドレッシング
・ポン酢(塩ポン酢)
・果汁の原液
など様々な商品が陳列されていました。お好みのものをぜひ探してみてください!

熊野市は「新姫」以外の柑橘類の栽培も非常に盛ん。
一般的な温州みかんはもちろん、「甘夏」「セミノール」など様々な種類のジュースが置いてありました。いくつか購入して飲み比べてみると味の違いが分かって面白いですよ。

ラーメンに使われていた熊野地鶏はお土産としても購入できます(200g 1,296円 ※冷凍)。カット肉だけでなくスライス肉もあるので、用途によって使い分けもでき便利です。

紀和と言えば「梅干し」も有名。赤紫蘇を使って漬けた、いわゆる「昔ながらの梅干し」で、シンプルかつちょっと懐かしい味です。
「ちょっと試しに食べてみたい」という方のための少な目パック(150g 360円)から、「気に入ったからたくさん欲しい」という方のための大ボトル(1kg 2,460円)までバラエティ豊かです。

売店の横には周辺の観光案内コーナーがあります。
「瀞峡」はもちろん、壮大な棚田「丸山千枚田」、天空の城とも呼ばれる「赤木城跡」、徒歩でも行ける「鉱山資料館」など、この道の駅周辺には見どころ盛りだくさん。
一度のみならず何度でも足を運びたくなります。

観光案内コーナーの前にはベンチがあり、モニターで熊野市の魅力満載の動画が流れています。
ベンチで一休みしながら、次の観光プランを考える、というのもよさそうです。

観光案内コーナーにはきちんと「道の駅スタンプ」も置いてあります。
試しに押してみたところ、かわいい九郎兵衛&妻のお菊の絵柄が出てきましたよ。

※「九郎兵衛」はその昔、紀和の鉱山の荒くれ者たちを取りまとめていたこの地方の庄屋です。「九郎兵衛の墓に触れると願い事が叶う」という言い伝えがあります。
また、九郎兵衛は賭博の胴元もしており「出かけるときに妻・お菊に触れると勝負事に勝った」とも言われています。これがこの道の駅のロゴマーク上部に書かれている「勝運」の由来です。

建物の横には公園のようなスペースがあり、遊具も設置されています。特に目を引くのはこのボルダリングの遊具。
実は、紀和は知る人ぞ知るボルダリングのスポット。熊野市紀和町内にはボルダリングエリアがあり、2017年にはRED BULL ASURAのエキシビションが開催されたほどなのです。

ボルダリング遊具のほか、背伸ばしチェアや踏み台昇降用の小さな階段、手すりのついた低めの平均台などの健康遊具が設置されています。
長時間のドライブで疲れた体を気軽にリフレッシュできそうですね。

建物の裏手には板屋川が流れており、そこに沿った遊歩道もあります。時間があれば周囲を散策してみるのも楽しいでしょう。
4月~5月には立派な藤の花のトンネルを見ることができます。

この道の駅の特色のひとつはこの見事な景色です。新姫ジュースを片手に山を見つめていると「緑」は一色ではない、としみじみ感じます。

熊野市街方面から紀和町を経由して和歌山・奈良方面へ抜ける車は多いのですが、このルートを通る場合、お店やトイレなどがある施設がとても限られているのがネックでした。特に子連れの場合、「トイレや休憩施設がない」という理由であえて紀和を通るルートを避けることさえありました。
しかしこの道の駅のオープンにより、休憩スポットがルート上に1つ増えます。綺麗なトイレも整備されており、オムツ換えにも苦労しません。これは本当にありがたいです。

取材中、近所の人が歩いて道の駅を訪れ、さまざまに交流している姿も多く見られました。
観光客やドライバーだけではなく、地元・紀和の方にとっても、この「道の駅 熊野・板屋 九郎兵衛の里」は大切な場所になっていくだろう、と感じました。

【道の駅 熊野・板屋 九郎兵衛の里 基本情報】 

・住所 〒519-5413 三重県熊野市紀和町板屋82番地

・電話番号 0597-97-0968

・駐車場 普通車43台、大型バス3台

・営業時間
 売店 10:00~17:00
 食事・軽食 11:00~16:00

・トイレ 道の駅と同じ建物内(入口は別)。24H使用可能。多目的トイレはオムツ交換台・オストメイト用設備あり。

・EV充電施設の有無 有(1台)

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