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石神さん(神明神社)が女子旅に大人気!鳥羽で海女さんと過ごす石神さん体験プラン「海女結びドーマンセーマン」の体験を取材してきました。

掲載日:2017.06.14

「女性の願いを必ず一つは叶えてくれる」といわれている、鳥羽市相差町の神明神社にある石神さんは、女子旅で大人気のお参りスポット!地元の海女さんと一緒に石神さんを参拝し、古民家でスイーツをいただく体験プランを楽しんでいる女子旅を取材してきました。

海女の町、鳥羽市相差(おうさつ)の人気スポット「石神さん」は、相差地区の氏神である神明神社(しんめいじんじゃ)の参道にある小さな社。女性の願いを必ずひとつは叶えてくれるといわれています。
「海女さんと過ごす石神さん」体験プランでは、海女さんたちと一緒にお参りするだけでなく、そのあとには女子会も待っています。和のスイーツを味わいながらお喋りに花を咲かせましょう!
リラックスとリフレッシュのいっぱい詰まったプランで、とっておきの休日を体験してみませんか。海女さんと話すのが初めての人でも、会うのが初めての人でも大丈夫。海女さんたちはどの方も気さくで話しやすく、お話もとってもおもしろいんです。
始めはちょっとどきどきするかもしれませんが、気がつけば自然と笑顔になれるはず。あれ?前から知り合いだったのかなと思えるような、穏やかな気持ちで過ごせるでしょう。

海女さんとの待ち合わせ場所に向かう前に目に入るのが、神明神社第一駐車場の隣にある「相差海女文化資料館」(駐車場はほかに、第二駐車場、第三駐車場があります)。
ここでは、伝統的な海女の文化について知ることができます。海女の文化は、平成29年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
特殊な潜水技術を持つ自立した女性の海女たち。普段は見ることができない彼女たちの海中での作業を再現した人形や、パネルなど、興味深い展示が盛りだくさん。

石神さんに置かれている、格子状の印「ドーマン」が刻まれた石。
海に潜る海女たちが、竜宮に引き込まれてしまうのを防ぐ、魔除けのおまじないなのだそう。相差の町では、看板やお店などいたるところでこのシンボルに出会います。

海女さんたちと待ち合わせるのは、海女の家「五左屋(ござや)」。スタッフの方に予約名をつたえて先に精算します。
まずは、石神さんへのお参りから。ピンク色の願い用紙に願い事を書きます
。海女さんたちは、待っていてくれるので、慌てずに、じっくり考えて。どんな願い事を書こうかな。
混んでいるときには、このコーナーでも少し待ち時間があります。少し奥に進むと、左手にもう一部屋、願い事を書くスペースが用意されています。

石神さんには、毎日たくさんの女性が参拝するために訪れます。わたしたちは、願い事を文字にして書くとき、自分がなにを求めているのか、どうなりたいのかを自分に問います。とても大切なことですね。
海に生きた海女たちは日々の潜水作業での身の安全と、無事に帰還することを祈りました。現代もストレスや不安はつきもの。安全と安心と幸せを願うのはいつの時代も同じですね。

数か所に、参拝方法を示したパネルがあります。お参りの前にはかならず手水舎で手を清めましょう。手水舎には、お手水のやり方もきちんと書かれています。
願い事はひとつだけ。たくさんの女性が参拝し、願い事を捧げるのですから、神様もそれを叶えるのにきっと大忙しです。

この日も、順番待ちの列ができていました。待っている間も、楽しいお喋りタイムです。
海女さんたちの話は尽きません。知らないことを知るのは楽しいですよね。海女さんたちは相差の町のこと、海女の歴史のこと、百科事典のような知識を披露してくれます。

自分の番が来たら、いよいよお参りです。
神様、どうか願いを叶えてください。真剣な思いが届きますように。二礼、二拍手、一礼…。

お参りできたら、次はお守りコーナーに行ってみましょう。
どれにしようかな。自分のお守りはもちろん、一緒に来られなかったお友達や、夢を追いかけるあの子、片思いのあの子、お母さんやおばあちゃんへのお土産にもぴったりの、小さくてかわいいお守りです。

きれいな紫色の文字で「石神さん」と書かれています。小さくてかわいいですね。
叶い結びといわれる結び方がしてあり、結び目のところには、アコヤ貝の本真珠がついています。
真珠は恋愛運を向上させたり、持つ人を事故や災難から護ったりしてくれるといわれているそうです。また、真珠の石言葉は、健康長寿、富などです。強さや豊かさが連想されます。なかなかに最強の護り石といえそうです。
海に潜る海女たちは危険から身を守るため、星状のセーマンと、格子状のドーマンを磯着に描きました。自然のなかに生きた海女たちの、祈りの形のひとつです。

少し奥まで歩くと、荘厳な大木の根が祀られています。長寿を祈るといいそうです。
これだけの根を張り、長く生きたクスノキです、ご利益がありそうですね。ここにもお参りしにいきましょう。

お参りの帰り道には、相差の海産物を売っているお店がいくつもあります。このあたりの海で獲れる魚介類や海藻のことなら、海女さんはなんでも知っています。
せっかくの機会ですから、身体にいいもの、きれいになれるもの、とにかく美味しいもの、あれこれ聞いてみましょう。肌ツヤのいい海女さんたちの美容の秘訣はなんでしょう?

少し歩くと、喉が渇きますね。ここからはお待ちかねの海女さんと一緒に楽しめる女子会です。きんと冷えた珈琲や紅茶が待っています。ガラスの器に盛られたなめらかなところてんもいただけます。
きなこの甘みがよく合うこのところてん、海女さんたちが獲った海藻天草100パーセント!海藻は身体にもいいんですよ。ヘルシーなおやつですね。

海女さんがお餅を焼いてくれます。炭火で焼かれる色鮮やかなお餅。
築80年のこの古民家、もともとは海女さんたちが暮らしていたもの。改装オープンした現在は、昭和の雰囲気を残した、海女の家「五左屋」として一息つける空間となっています。
光を取り入れる天井の小窓や、部屋の隅に置かれた木箱など、当時の暮らしを思い起こさせるようなものもたくさんあります。海女さんたちがひとつひとつ説明してくれます。

落ち着いた和の空間で、海女さんたちともすっかり打ち解けて、リラックスの笑顔。

古民家でいただく甘味、たまらないですね。
ところてんといえば、押し出して細くなっているイメージですが、ここで食べるところてんは、気前よくかたまりで出てくるので食べごたえ十分!いくらでも食べられそう。

気づけば4人ともこの笑顔。話も弾み、途中からは大笑い。
海女さんたちも、お客さんとお話するのが楽しいのだそう。ときには厳しい自然を相手にたくましく漁をしている海女さんたちの力強いエネルギーをわけてもらえたようです。
海の女は強く、優しく、美しいですね。

プランの終わりには、お土産があります。
相差で獲れた「あらめ」という海藻。お肌がきれいになるとのこと。栄養満点で、ダイエット中でも問題なし。女子会のお土産にはぴったりの一品です。

以上、「海女さんと過ごす石神さん」プランでした。
願い事から始まって、おまじない、和のスイーツ、古民家での女子会、お喋り、女の子の大好きをめいっぱい詰め込んだ楽しい時間。
そして帰りには、お土産までもらえます。その他の海産物や乾物など、健康に効きそうなものをお買い物することもできます。
気さくで明るい海女さんたちと、心躍るひとときを過ごしてみませんか?

【基本情報(石神さん)】
交通:伊勢二見鳥羽ライン→国道167号線経由でおよそ20km
公共交通期間:鳥羽バスセンターから、かもめバス(鳥羽~国崎線)にて約40分、相差下車 バス停から徒歩約7分
※かもめバスの時刻表・路線図はコチラ
http://www.city.toba.mie.jp/teikisen-kanri/basu/rosen/toba-kuzaki.html
駐車場:無料

【海女結びドーマンセーマン「海女さんと過ごす石神さん」プラン】
内容:①海女2人と一緒に石神詣で(ドリンク・ところてん・お土産付き)
   ②海女さんとおしゃべり(ところてん付き)
料金:1人 4,000円(定員2~6名)
時間:約60分(15:00~15:30~) 予約制
申込み:前日17:00までに海女文化資料館に電話連絡
    0599-33-7453
    または予約フォームから申込

※2017年6月現在の情報です。

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神明神社の境内にある「石神さん」は、海女達の間では古くから「女性の願いなら一つは叶えてくれる」と信仰されており、今では全国から多くの女性の参拝客が訪れます。祈願紙に願い事を1つだけ書き、石神さんの前にある願い箱にそっと入れてお祈りを。 星と格子のマークが刺繍で綴られた、一風変わった魔よけのお守りも人気。星は一筆書きできることから「海女が海に潜っても元の場所へ戻れる」、格子は「魔物の入る隙がない」という意味。 伊勢・鳥羽・志摩の観光特集ページはこちら!

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石神さん(神明神社)参道にある、築80年の古民家を再生したお土産物屋兼カフェ。昔の相差町の海女の生活を、実物などの展示でわかりやすく紹介しています。海女の特産品(あぶらとり紙、ガーゼハンカチ、匂い袋、石いかりなど)、海女に関する書籍など海女関連グッズも購入できます。 趣のある古民家で、2階には喫茶スペースもあり、落ち着きのある空間で一休みすることができます。 石神さんへお参りの際はぜひお立ち寄りください。入館無料です。

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相差(おおさつ)は海女と漁師のまちです。鳥羽志摩地域において、最も多くの海女がくらしています。 この資料館では、海女が昔使っていた道具や磯着の展示など、海女文化の歴史やこころに触れることができます。 昔の海女さんの作業風景のジオラマや、模型を使ってのアワビ採り体験、彫刻や絵画、写真など海女をテーマにした美術作品もあります。 そして、ここを拠点に相差のまちを歩き、相差の人々と語り合えば、海女の元気をもらうことができます。

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