伊勢志摩の海辺の町をつないで巡る1日ドライブモデルコース|灯台・町歩き・英虞湾の景色を楽しむ
掲載日:2026.09.29
伊勢神宮など王道観光を楽しんだあと、もう1日あるなら、伊勢志摩の「海辺の町をつないで巡る」1日ドライブはいかがですか。 石神さん、安乗埼灯台、波切、桐垣展望台、そして賢島へ。時間に余裕があれば、最後に浜島のビン玉ロードまで足を延ばしてみてください。
みえ旅アンバサダーである私「兼子ヤク」が長年サーフィンで通ってきた伊勢志摩も、観光の目線で巡ってみると、知らなかった景色や発見がいくつもありました。夫婦で巡った体験に追加取材を重ね、1日で楽しめるコースに組んでみました。
1日の流れはざっとこんな感じ。これだけの場所を1日で巡れるコースですが、気になる場所だけを選んでもOK。
※各スポット末尾の「NEXT NAVI」から、次の目的地を確認できます。閲覧とナビ設定は、出発前の駐車中に行ってください。
では早速、ナビを設定して出発しましょう⬇️
「石神さん」では細い参道側へ案内される場合があるため、ご注意ください。
旅の始まりは、相差の「石神さん」から
志摩ドライブのスタートは、鳥羽・相差(おうさつ)の「石神さん(神明神社)」から。
古くから、この地の海女さんたちに信仰されていて「女性の願いを一つ叶えてくれる」と人気のスポット。妻と巡る一日の始まりに立ち寄りたいと思って選びました。
境内に入ると木々の緑と差し込む光がきれいで、神社らしいすがすがしい空気に気持ちも整いました。
妻も願い事をひとつ。
海女文化資料館駐車場の右手にある坂道を進むと、石神さんへ。
さて、次の場所へ。ナビの設定はこちらです⬇️
※出発前に、ナビの経路がパールロード経由になっているかご確認ください。
安乗埼灯台|四角い灯台に登って、安乗岬の海を見渡す
鳥羽・相差の町を離れて志摩へ進むと、景色は町から岬へ。 ここでは、広い空と芝生、岬に白い灯台が立つ、開放的な風景が迎えてくれます。 この日のドライブで、最初に大きく海を感じてもらいたい場所です。
※3〜10月の土日祝等は16:30まで。最終入場は終了15分前
午前の最終入場は11:45。カフェにも立ち寄る場合は、先に灯台を見学すると安心です。
灯台に登ると、太平洋側の海岸線まで視界が大きく開けます。
安乗岬園地の休憩舎にはカフェも。大きな窓から灯台を眺めながら、ひと休みできます。
安乗岬駐車場。
次は、漁港のあるまち波切(なきり)へ⬇️
コースの途中でランチの時間もあります。
ランチはその日の気分に合わせて3店から
安乗から波切へ向かう途中と、波切の町で立ち寄れるランチ候補を3店紹介します。食べたいものや旅の進み具合に合わせて、お店を選んでみてはいかがでしょうか。
シェブロンカフェ | カフェランチ
安乗から波切へ向かう途中、看板を目印に脇道へ入った先にあるカフェ。アンティークな佇まいの隠れ家風なお店。タコライスやロコモコなどのランチを楽しめます。
レストラン まつむら
レストラン まつむら | 洋食ランチ
地元で長く親しまれてきた洋食レストラン。伊勢志摩パールポークを使ったメニューや冬場のカキフライなどもおすすめ。
田中料理店 | 波切で海鮮
名物は「かつお茶漬け」。波切まで進んでから昼食をとるなら田中料理店へ。波切の町にあるため、昼食のあとに大王埼(だいおうさき)灯台への町歩きを組みやすいのも便利です。
波切の町と大王埼灯台|「絵かきの町」の坂道を歩いて灯台へ
園地を歩いて向かう安乗埼灯台に対し、大王埼灯台へは漁港のある町を歩いて向かいます。坂道や路地に昔ながらの面影が残る波切は、灯台までの道のりも楽しんでもらいたい場所です。
※3〜10月の土日祝等は16:30まで。最終入場は終了15分前
波切は、昭和の時代から「絵かきの町」として知られてきました。灯台に登ると、目の前には波の立つ外洋。振り返れば、歩いてきた町と穏やかな港の風景。その対照が印象的でした。
昔の店や看板が残る細い通りを進むと、妻が「『千と千尋の神隠し』の冒頭、千尋たちが迷い込む不思議な通りみたいね」と。
どこか日常から少し離れた場所へ入り込んだような感覚がありました。
大王埼灯台の下の売店で、志摩産のサザエ壺焼き。この日は、少し小ぶりのサザエを3個600円でいただきました。
港の一角に「海女専用」の看板。海女文化が、観光のためだけではなく町の暮らしの中にあることを感じさせる風景でした。
波切の町をあとにして、ここからまた景色を変えていきます⬇️
満車時はともやま公園芝生広場横の第1駐車場(約125台)。展望台まで片道徒歩約6分
桐垣展望台|英虞湾の島々を、ぐっと近くに感じる
波切で太平洋側の開けた海を見たあと、次は英虞湾(あごわん)側の桐垣展望台へ。
このコースの中で、海の見え方が大きく切り替わる場所です。
展望デッキに出ると、入り組んだ英虞湾と重なるように続く島々が目の前に広がります。
思っていた以上に近く、大きく見え、その迫力に思わず「わあ」と声が出ました。遠くからパノラマで眺めるのとは違い、島々がぐっと近くに感じられるのが印象的でした。
駐車場のすぐ脇に展望デッキがあります。短時間でも立ち寄りやすいのも、この展望台のよいところ。
夕景の名所でもある桐垣展望台。今回は英虞湾の景色を楽しんだあと、賢島へ向かいます⬇️
賢島|英虞湾の水辺へ。ここからは思い思いに
桐垣展望台から見えていた賢島へ、今度は実際に渡ります。 最後は予定を詰め込みすぎず、賢島駅周辺を散策して過ごしてみます。
カフェで休憩する場合は、到着後に先に立ち寄るのがおすすめです。
賢島は伊勢志摩サミットや有名ホテルの名前でよく知られていますが、私にとっては宿泊しなければ意外と訪れる機会がなかった場所です。
今回あらためて駅や港周辺を歩き、「賢島ってこういうところなんだ」と、発見もありました。
賢島駅の2階のカフェ サミエールは席数も多め。この日はここでひと休み。
カフェ サミエール|10:00〜16:00
伊勢志摩サミット記念館「サミエール」|9:00〜17:00/入館無料
※カフェは16:00まで。その日の予定に合わせてご利用ください。
伊勢志摩サミットの円卓
伊勢志摩サミット記念館「サミエール」には、サミットで実際に使われた円卓も展示されています。
広々とした賢島駅北口。伊勢志摩サミットが開かれた賢島らしさを感じました。
一方、海側にある賢島駅南口はぐっと小さな佇まい。北口との違いにびっくり。ここを出ると遊覧船乗り場や店が並ぶ港側へ続きます。
気になるお店を見つけました。
海側の賢島駅南口前にある賢島観光駐車場。駅や港周辺を歩く際の拠点にできます。
基本コースはここでひと区切り。あとは宿や夕食、帰宅の予定に合わせてお過ごしください。
もう少し志摩の夕暮れまで楽しむなら、ここから延長コースへ⬇️
※夕景を楽しむ場合は、季節の日没時刻や宿の予定に合わせて立ち寄ってください。
浜島・ビン玉ロード|夕暮れとともに変わる、海辺の景色
明るいうちは海沿いの静かな遊歩道ですが、夕暮れが進むにつれてビン玉の灯りが浮かび上がってきます。一日を振り返りながら、空と灯りが変わっていく時間を眺めていると、「今日はよく遊んだな」という気分に。
夕日を受けたビン玉を妻も撮影。肉眼で眺めるだけでなく、写真を撮りながら変化を追うのも楽しい時間でした。
空が青みを増すころ、ガラスの色と内側の灯りも少しずつ違って見えてきます。
日が沈むと、今度はビン玉の灯りが主役に。明るい時間とはまったく違う表情になりました。
海辺の町をつないで巡る、伊勢志摩の一日
石神さんから安乗、波切、桐垣展望台、そして賢島へ。海辺の町をつないで巡るこのコースでは、灯台や町歩き、英虞湾の景色など、場所ごとに少しずつ違う伊勢志摩の表情を楽しむことができます。
すべてのスポットを同じように回る必要はありません。気になる場所でゆっくり過ごしたり、時間に合わせて立ち寄る場所を選んだり、その日の天気や宿の予定に合わせて調整してください。
伊勢神宮や鳥羽の王道観光とは少し違う、伊勢志摩の海辺を巡る一日の参考になればと思います。