車なしでも大満足!世界遺産・熊野市を公共交通機関等でめぐる2つの絶景モデルコース

熊野市は三重県の南部に位置し、熊野灘の雄大な海岸線と、城跡や棚田が広がる山間部が共存する、歴史と文化が色濃く残る街です。「名古屋や大阪からは遠くて、車がないと不便そう…」という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実は車なしでも十分に満喫できるのをご存知でしょうか? 今回は、JR熊野市駅を拠点に、公共交通機関などを活用して車なしで巡る「海の世界遺産コース」と「山の絶景・温泉コース」、2つの観光ルートをご紹介します。

記事制作 / 観光三重 編集部

▼ 目次

熊野市内の公共交通機関

今回のモデルコースで使用する公共交通機関を紹介します。本数が少ないため、旅行前や旅行中に発着時刻を検索し、計画的に旅行を楽しんでくださいね!

・JR紀勢本線

熊野市と都市圏とをつなぐ交通機関。特に名古屋方面へは特急「南紀」が運行されており、今回のモデルコースにおいても都市圏からJR熊野市駅までの交通手段として紹介しています!

・市街地周遊バス

200円で1日乗り放題の土日祝限定バス。乗車券を提示すればバス停最寄りの施設で特典も受けられる、まさに観光にうってつけの交通手段です!

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・熊野市バス

かつて三重交通が運行していた路線が廃止され、交通手段を持たない住民の日常生活における代替移動手段として、市内で5路線運行している。

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13:17 旅のスタートは「JR熊野市駅」

JR特急「南紀」を利用して到着するのが「JR熊野市駅」。名古屋駅から直通で約3時間、大阪駅からは近鉄特急を利用し松阪駅で乗り換えて約3時間半ほどで到着します。 特急列車の大きな窓からは、紀伊半島の美しい海岸線や山並みが次々と現れます。運転に気を遣うことなく、移りゆく景色を眺めながら駅弁を味わうのも、列車旅ならではの贅沢な時間です。

旅の始まりは「JR熊野市駅」から。名古屋駅からは特急「南紀」で直通約3時間。大阪駅からは近鉄特急を利用し松阪駅で乗り換えて約3時間半ほどで到着します。

駅に降り立ったら、まずは併設の「熊野市観光案内所」へ。旬の観光情報を入手できるほか、バスの時刻表なども確認できるため、出発前に必ず立ち寄りたいスポットです。 また、付近には「熊野市駅前特産品館」もあり、帰路につく前にお土産を購入するのにも便利です。

【コース①】世界遺産を満喫!市街地・海沿い周遊ルート

ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産を、市街地周遊バスで効率よく巡る王道ルートです。海沿いを走るバスからの眺めも爽快です。

※熊野市市街地周遊バスは「土日祝日限定」です。平日にお越しの場合は、他の交通機関の情報をご確認ください!

14:05発→14:11着 JR熊野市駅 → 鬼ヶ城(熊野市市街地周遊バス)

最初のスポットは、国の名勝・天然記念物であり世界遺産にも登録されている「鬼ヶ城(おにがじょう)」。地震による隆起や風化、波の浸食によって造り出された大岩壁は圧巻の迫力です。自然が長い年月をかけて彫刻した芸術的な景観をお楽しみください。

15:30発→15:42着 鬼ヶ城 → 花の窟・七里御浜(熊野市市街地周遊バス)

続いて向かうのは「花の窟(はなのいわや)神社」。日本最初の歴史書『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」として登場する日本最古級の神社です。社殿がなく、高さ約45mの巨岩(窟)そのものをご神体としているのが特徴です。

神社の目の前に広がるのが「七里御浜(しちりみはま)」。熊野市から紀宝町まで約22km続く日本一長い砂礫海岸で、かつては熊野詣の巡礼者が歩いた「浜街道」として、こちらも世界遺産の一部となっています。

16:42発→17:05着 花の窟 → JR熊野市駅前(熊野市市街地周遊バス)

旅の締めくくりは、市内での宿泊がおすすめです。JR熊野市駅から送迎バス(※要事前予約)で移動できる宿泊施設をいくつか紹介します。

・ホテルなみ

鬼ヶ城のすぐそばに位置する宿泊施設。海岸線沿いに建っているため、客室から熊野灘の景色をより鮮明に感じられます。(※送迎は要事前予約)

・里創人 熊野俱楽部

のどかな山の中にあるリゾート施設。客室は熊野杉などの地産の材料を用いて造られています。地元食材や温泉なども充実しており、非日常を味わうことができます。(※送迎は要事前予約)

その他にも熊野市にはたくさん宿泊施設があります!下記の表をご確認ください。

 

「くまの宿組合」加入施設一覧

No 事業所名 郵便番号 住所 電話番号 アクセス
1 ホテル なみ 519-4322 熊野市大泊町772-1 0597-88-1800 地図を見る
2 熊野の宿 海ひかり 519-4324 熊野市井戸町1020-7 0597-89-7000 地図を見る
3 ビジネスホテル河上 519-4324 熊野市井戸町446-15 0597-85-4000 地図を見る
4 早苗旅館 519-4321 熊野市磯崎町2-1 0597-85-2439 地図を見る
5 ビジネスホテル みはらし亭 519-4324 熊野市井戸町555-4 0597-89-1211 地図を見る
6 紀南荘 519-4324 熊野市井戸町614-3 0597-85-2010 地図を見る
7 民宿 ハタイ 519-4323 熊野市木本町217 0597-89-4333 地図を見る
8 ビジネスホテル 七里ヶ浜 519-4325 熊野市有馬町5070 0597-89-1711 地図を見る
9 入鹿温泉 ホテル瀞流荘 519-5417 熊野市紀和町小川口158 0597-97-1180 地図を見る
10 湯元山荘 湯ノ口温泉 519-5416 熊野市紀和町湯ノ口10 0597-97-1126 地図を見る
11 山里民泊 あかくら 519-4446 熊野市育生町赤倉594-1 0597-82-1347 地図を見る
12 ビジネス旅館 潮音 519-4325 熊野市有馬町4633 0597-89-4346 地図を見る
13 里創人 熊野倶楽部 519-4326 熊野市久生屋町1430 0597-88-2045 地図を見る
14 旅の宿 はるさめ 519-4326 熊野市久生屋町748-1 0597-85-2627 地図を見る
15 農家民宿Mt.HOIRO 519-4564 熊野市飛鳥町佐渡477 050-5242-0922 地図を見る
16 和田邸 519-4203 熊野市二木島町527 03-6666-0075 地図を見る
17 旅の宿icotto 519-4324 熊野市井戸町470-12 0597-70-4062 地図を見る
18 (有)熊野市観光公社 519-4324 熊野市井戸町654-1 0597-89-2229 地図を見る

【コース②】日本の原風景へ!絶景「千枚田」を巡る温泉ルート

山間の秘境へ足を伸ばし、日本の原風景と名湯に癒やされるルートです。バスに揺られながら、海から山へと移り変わる車窓のグラデーションを楽しめます。

13:50発→14:35着 JR熊野市駅前→道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里(三重交通バス)

熊野市の山間部「紀和町」へ移動します。この道の駅の名前にある「板屋九郎兵衛(本名:玉置九郎兵衛)」は、江戸時代に実在したこの地の庄屋(村長)。村人から絶大な信頼を集めた人物で、今も残るお墓に触れると願い事が叶うと伝えられています。 付近には、かつて紀伊半島随一の巨大鉱山と言われた「紀州鉱山」にまつわる資料館もあります。

丸山千枚田へ移動 (タクシーまたはレンタサイクル)

道の駅から約6km離れた場所にあるのが「丸山千枚田」です。 約1,340枚という日本最大級の規模を誇る棚田で、「日本一の景観」とも称されています。四季折々に表情を変えるその姿は、まさに日本の原風景。

※道の駅から約6km離れた場所にあるのが「丸山千枚田」です。ここへのアクセスはバス便が少ないため、以下の手段を検討するのがおすすめです。

  • ① 電動アシスト自転車  道の駅で電動自転車をレンタル可能。坂道も快適ですが、台数が少ないため事前確認がおすすめです。

  • ② 観光タクシー JR熊野市駅から出発する観光タクシープランなら、現地での移動手段に悩むことなく千枚田を快適に巡れます。

  • ③ 一般タクシー  道の駅周辺にはタクシーが常駐していません。利用する場合は、必ずタクシー会社への事前予約が必要です。

16:25発→16:39着 瀞流荘(せいりゅうそう)着(三重交通バス)

旅の最終目的地は「入鹿温泉ホテル瀞流荘」。 名勝「瀞峡(どろきょう)」の北山川を見下ろす風光明媚な高台に位置し、絶景の露天風呂が自慢の温泉宿です。 夕食では、「熊野地鶏」や幻の柑橘「新姫(にいひめ)」など、地元食材をふんだんに使った季節ごとの郷土料理を堪能できます。

レンタサイクルの周遊モデルコースも紹介しています

いかがでしたか。今回紹介したモデルコースは半日想定ですが、2日目は市内の他のスポットや東紀州地域、あるいは伊勢志摩や和歌山県を観光してもらうなど、熊野市駅を起点に移動できますので、旅の参考にしてください!

また、市内の主要スポットを巡るレンタサイクルのモデルコースを紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください!

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