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吉野熊野国立公園の大台・大杉エリアを巡る1泊2日の旅!山と川のアクティビティで本物の大自然を満喫します♪

掲載日:2022.01.06

日本一の清流「宮川」と日本三大峡谷の1つに数えられる「大杉谷」がある町「大台町」。吉野熊野国立公園に指定され、町土の約90%以上が森林を占めるこの地で、山と川のアクティビティを満喫する1泊2日のモデルコースをご紹介します♪

吉野熊野国立公園とは



三重県南部の広い領域を占めるのが、吉野熊野国立公園です。

北部から南西部にかけては山脈が走り、南部には北山川と熊野川、東部には熊野灘が広がるなど、変化に富んだ自然と景観を楽しめるエリアです。北部の山岳地帯の大杉谷は日本三大峡谷の一つの呼び声高く、ユネスコエコパークにも登録されています。また、公園内の熊野古道”伊勢路”は世界でも有数の「道」の世界遺産。中でも南部の熊野川は、”川の参詣道”として知られています。かつてこの道をたどった旅人に思いを馳せる、このエリアではそんな楽しみ方もおすすめ。

奥深い自然と歴史が結びついたこの地は、何度でも訪れたくなる魅力を持っています。

スリル満点の吊り橋「新大杉橋」を車で通行!

1日目は大杉谷の絶景と呼ばれる「シシ渕」を目指す登山からスタート!

大杉谷は日本三大峡谷の1つに数えられることもある渓谷で、手付かずの原生林や滝、透明度の高い川を目にすることができる登山スポットです。

登山口へ向かう途中ではこちらの「新大杉橋」を車で渡るのですが、徒歩でも揺れを感じられるくらい揺れやすい吊り橋なのでスリル満天!足元の一部が透けて見えるのもポイントです。

橋の幅は自動車が1台通れるほどで、14tまでの重量制限があります。歩行者がいないのをしっかり確認して、橋への振動を抑えるために低速で、ゆっくりと走行してくださいね!

橋からは大杉谷の山々とエメラルドグリーンに輝く「宮川」を一望できるので、スリルを感じながらも自然の美しい光景を楽しむことが出来ます。

実は宮川は国土交通省の一級河川水質調査において、何度も日本一に選ばれており、下流では川遊びや鮎釣りのスポットとして、多くの人が訪れています。

今回の登山は宮川の源流部沿いを歩くので、さらに透明度の高い清流を眺めることができますよ♪

大杉谷登山口に車を止めて、いざシシ渕へ!登山時間が長いので、早朝の出発が安心です♪

登山口の駐車場に車を止め、「シシ渕」へレッツゴー!

シシ渕までは往復6〜8時間かか、日没までに下山する必要があるので、早朝の出発がおすすめ。目安としては、朝6時〜7時には駐車場くといいでしょう。

駐車場の詳細な場所については、みえ旅カメラ部のKoshi Iguchiさんの記事をご覧ください。

また、大杉谷は入山できるシーズンが限られていますので、計画を立てる際は事前に大杉谷登山センターのWEBサイトをご覧ください。ここで登山届のダウンロードも可能ですよ

※登山届のポストは登山口と大杉谷登山センターにありますが、大杉谷登山センターにメールやFAXで提出することも可能です。詳しくはこちら

※大杉谷の自然環境の保護や事故のない登山道の維持のため、入山協力金(1シーズン1000円)の納入にご協力をお願い致します。納入すると記念品を頂けます。詳しくはこちら 

「京良谷出合」の河原で美しい宮川を眺めながら休憩♫

大杉谷登山センターで登山届の提出と、入山協力金を納めて出発です。

登山口から約1時間ほど歩くと、宮川の支流と本流の合流地点(出合)である京良谷(きょうらだに)出合に到着。ここには透明度抜群の宮川を間近で眺められる広い河原があるので、休憩に最適な場所です。

まだまだ先は長いのでこの辺りで朝食をとりがてら、少し休憩をはさんでおきましょう。

大杉谷の絶景「シシ渕」は息を呑む美しさ!自然が作り出す神秘的な光景に感動です♪

更に約2時間ほど歩くと、目標地点であるシシ渕到着。

そびえ立つ2つの崖と、その間に流れるエメラルドブルーの宮川は息を呑む美しさでした。

思わず「これが日本三大峡谷の絶景かぁ...」と声が漏れるほど。登山の疲労感と日々のストレスを忘れさせてくれるようです。

ずっとこの光景を眺めていたくなりますが、登山道が暗くなる前に下山し、本日のお宿へ向かいます。

※日帰り登山に自身のない方や、大杉谷の絶景をもっと満喫したい方は、シシ渕から約1時間ほど歩いた先にある山小屋「桃の木山の家」に泊まるのがオススメです。(完全予約制)

大自然に囲まれたホテル「奥伊勢フォレストピア」で天然温泉と地物食材の創作フレンチを堪能!

大杉谷の絶景を堪能したあとは、本日のお宿である「奥伊勢フォレストピア」にチェックイン!

宮川と緑の山々に囲まれた場所にあり、ホテルタイプの宮川山荘と一棟貸しのコテージから宿泊タイプを選べます。

今回は、ホテルタイプの宮川山荘へ宿泊。

部屋の窓からは緑あふれる景色を眺めることができ、自然との距離感が近いロケーションを楽しめます。

部屋に荷物を置いたら、さっそく館内の天然温泉「奥伊勢宮川温泉」へ。

広い大浴場や露天風呂、季節替わりの野草風呂や打たせ湯があるので、山登りで疲れた身体を癒すのにピッタリな温泉!保温効果が高い泉質なので、心も身体もほっこり癒やされました♪

温泉で汗を流したあとは、館内のレストラン「あんじゅ」で地物食材中心の厳選食材を使った創作フレンチのディナーを堪能 ♪

食材には宮川でれたアマゴや鮎のほか、大台の山々で採れたワサビや山菜、肉には紀和牛やジビエを使ったメニューとなっていて、もちろん味は絶品。

大台町の大自然と美味しいディナーを満喫して、1日目が終了。

満天の星空や動物の鳴き声を楽しみつつ、
明日のアクティビティに備えて早めに就寝します。

奥伊勢ダム湖でSUP体験!ボートが宙に浮遊するような光景に感動!

2日目の朝は、「奥伊勢ダム湖エリア」でSUP体験!ここは大杉谷を流れる宮川の源流と繋がっており、大迫力の自然とエメラルドグリーンに輝く姿が美しいダム湖なんです。

SUPとは、スタンドアップパドルボードの略称で、専用のボードに乗って立ちながらパドルで漕ぎ進む水上アクティビティです。

今回は、Verde大台ツーリズムが実施する約2時間半のコースを体験!

スタート地点は、奥伊勢フォレストピアから車で10分程のところにある「さくらの里公園」なのでアクセス良好です。

道具一式は全てレンタルでき、スタッフさんによる丁寧なレクチャーがあるので初心者でも安心して楽しめますよ♪

レクチャーを終え、さっそく水上へ!

山と空が水面に映る光景が目の前に広がり、「こんな素敵なロケーションでSUPができるんだ・・・!」とその美しさに息を呑みます。

ガイドさんに案内をしてもらいながらをゆっくりと進んでいき、折返し地点である森の中に到着。

川のせせらぎや小鳥のさえずりが聞こえる物静かな場所で、辺り一面が緑に包まれる空間!まるで秘境を探検する気分に。慣れてきたら寝そべって広大な青空を眺めたりも…♪

大自然を間近に感じられるSUP体験は、このロケーションならではのアクティビティでした!

さらに上流へ進むと、川底にボートの影が写り、まるで宙に浮遊しているかのような光景に出逢えることも!

友達に自慢できる奇跡の一枚が撮れるといいですね♪

宮川の原水と地物の食材を使ったラーメンが食べられる「一富士」でランチタイム♪

2時間半たっぷりとSUP体験を楽しんだのでお腹はもうぺこぺこ。

お昼は大台町で人気の老舗ラーメン店「一富士」でランチタイムとしましょう♪

このお店の名物はなんといっても中華そば。スープには宮川の水と紀州の海産物が惜しみなく使われ、コクのある和風醤油の味わいがクセになる美味しさ♪

スープを覆い尽くすほどたっぷり入った具材がお腹を満たしてくれます。

チャンポンや五目中華そばも人気メニューなので、大台町へお立ち寄りの際はぜひご賞味ください

食後のデザートは「道の駅奥伊勢おおだい」の大内山ソフトクリームを堪能!お土産物もたくさん買っちゃいました♪

美味しいラーメンを食べた後は、すぐ近くにある「道の駅奥伊勢おおだい」でデザートタイム♪

今回は、
道の駅の出入口にあるテイクアウト専門店「まごころ屋台」にて「伊勢茶ソフト」を注文!

三重を代表するローカル牛乳「大内山牛乳」をベースに伊勢茶がブレンドされており、濃厚なバニラ味とお茶の風味の絶妙なバランスが楽しめる逸品!

大内山牛乳は、奥伊勢の大自然で育てられた乳牛ものであり、伊勢茶も三重県産100%の茶葉なので、三重の自然の恵みがたっぷり詰まったソフトクリームなんですよ♪

※奥伊勢・・伊勢エリアよりも西部の山間部の総称であり、大紀町・大台町エリアを指します。

食後のデザートを楽しんだら、お土産物選びの時間です♪

入口を入ってすぐの「直売コーナー」では、大台町や周辺地域で採れた野菜や手づくりの品がたくさん並んでおり、どれもお手頃価格なので目移りしちゃいますね!

実はここ大台町は、全国の品評会で「町」として産地賞を取るほど上質なお茶が取れる場所。そんな大台町のお茶が、こんなにも揃ったコーナーもありました!

大台町の特産品であるお茶、椎茸、鮎をセレクト♪

「冷凍鮎」は、季節によっては子持ちの状態で販売されています。

旅の思い出と大台町の特産品をお土産に、帰路へつきます。大自然のアクティビティと地物食材のグルメ、お土産に大満足の旅でした♪

いかがでしたしょうか

この記事では、1泊2日で吉野熊野国立公園の大台・大杉エリアでアクティビティを楽しむプランをお届けしました。大杉谷や宮川といった全国でも屈指の自然を間近で感じられる体験があるのはこのエリアの大きな魅力です。皆様もぜひ、このエリアに来て体感してみてくださいね。

観光三重では吉野熊野国立公園を楽しむモデルコースを他にも紹介しています。気になる方は吉野熊野国立公園特設サイトをぜひご覧ください。

また、三重県国立国定公園の特設サイトでは三重県内にある4つの国立・国定公園を紹介しています。エリアごとに自然の魅力が様々ですので、そちらも合わせてご覧ください。

今回訪れたスポットを表したマイマップはこちら↓

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