

【期間限定・桑名】6/15まで!眩しい新緑と花しょうぶが彩る国名勝「諸戸氏庭園」春の一般公開中
掲載日:2025.05.30
現在、三重県桑名市にある「諸戸氏庭園(もろとしていえん)」では、春の一般公開が行われています。
公開期間は、2025年4月26日(土)から6月15日(日)まで。
ふだんは入れないこの庭園が開かれるのは春と秋の年2回だけです。
今の時期は初夏の新緑に包まれた景色と、まもなく咲きそろう花しょうぶをゆったり楽しめます。明治の実業家・諸戸清六が来客をもてなすためにこだわり抜いて整えた上質な庭園へ、この機会に訪れてみませんか?
今回は、そんな諸戸氏庭園の魅力と見どころに加えて、隣接する「六華苑」や、老舗の味を堪能できる「歌行燈本店」での昼食、そして周辺のおすすめスポットもご紹介しています。
どうぞ最後までご覧ください。
諸戸氏庭園とは?
三重県桑名市にある「諸戸氏庭園」は、もともと江戸時代の豪商・山田彦左伊右衛門の隠居所としてつくられた庭園を明治時代の実業家として巨万の富を築いた初代諸戸清六が、政財界の人々をもてなすために整えた和の風情に満ちあふれた庭園。国の名勝にも指定されていて、隣接する六華苑とはまた違った雰囲気が楽しめます。
見どころは、なんといっても“歩いて楽しい”回廊式の庭づくり。視点の変化を計算した小径や、伊勢湾の離島・答志島から運ばれた青みがかった敷石など、隅々にまで洗練された趣向が凝らされています。庭を一巡すれば、日常を離れた別世界に足を踏み入れたような気持ちに。
春の公開では、これから5月下旬は花しょうぶが見ごろを迎え、池に咲く紫や白の花しょうぶが絵巻物のように庭に彩りを添えます。
混雑しすぎず、ゆったりとした時間が流れるのも嬉しいポイントです。
普段は非公開のため、見られるのはこの時期だけ。気になる方は、ぜひこのチャンスをお見逃しなく。
駐車場は六華苑の駐車場をご利用ください。 ※月曜休園(石組みが多いので歩きやすい靴で行くのがおすすめです)
詳細はこちらからどうぞ
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💡「諸戸氏庭園」豆知識
ちょっと知ってるとさらに楽しめる「諸戸氏庭園」のトピックを集めてみました。スライドしてお楽しみ下さい。
大正ロマンの洋館「六華苑」
レトロな洋館と風情ある和館。三重・桑名の「六華苑(ろっかえん)」は、大正2年に建てられた実業家・諸戸清六の旧邸。設計はあの鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル。洋館と庭園は重要文化財&名勝に指定され、一年を通して一般公開をしています。諸戸氏庭園と一緒に和洋が美しく調和する名建築とお庭を、優雅に楽しんでみてはいかがでしょうか。 ※月曜休館
詳細はこちらからどうぞ
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六華苑の公式HP内にあるVRツアーが面白いのでぜひみて!
TOPページ→施設案内→VRツアーです。
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六華苑と諸戸氏庭園のお得な共通チケットがあります。(750円 2025年5月現在)
桑名観光を深く楽しむなら「桑名歴史案内人の会」の無料ガイドがおすすめ
六華苑や諸戸氏庭園、九華公園、七里の渡跡、石取会館、博物館、市内の社寺、東海道の街道筋まで地元を知り尽くしたガイドさんが、無料で丁寧に案内してくれます。
ご利用は2名以上での事前申し込みが必要。案内希望日の8日前までにお申し込みください。この機会に、桑名の歴史を無料の地元ガイドさんと一緒に巡ってみませんか?
申込み方法など詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
桑名に来たら食べてみて!グルメ情報
桑名へ来たら絶対におすすめしたいグルメがあります。それは蛤(はまぐり)料理です。
諸戸氏庭園からだと徒歩でも約10分。創業明治10年、泉鏡花『歌行燈』ゆかりの老舗「歌行燈本店」でお昼はいかがでしょうか?
三重県産・桑名産のはまぐりの旨味がとろける看板・釜揚げうどんは「伝統の出汁が絶品」「地元から観光客まで幅広い客層に人気」と評判です。桑名へ来たら「ふっくらプリプリ」の、はまぐりをぜひ味わってください。
▪️歌行燈本店/ 年中無休11〜21時、予約不要、本町バス停徒歩2分・駐車場30台完備。
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桑名のはまぐり豆知識
桑名の「地はまぐり」は、江戸時代から続く名産で、その品質とおいしさは絶品です。
国内流通の9割を占める輸入はまぐりとの違いは歴然!いまが旬です。機会があれば、ぜひ味わってみてくださいね。
【車で15分】おすすめお立ち寄りスポット2選

諸戸氏庭園・六華苑でゆったりと、ひとときを楽しんだあとは、車で約15分のところにある三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島へ足を運んで見てはいかがでしょうか。また、同じく車で約10分ほどの場所にある『なばなの里』のイルミネーションも、夜の彩りをお楽しみいただけるおすすめスポットです。
知る人ぞ知る「期間限定公開の庭園」をぜひお楽しみください
諸戸氏庭園の一般公開が始まったのは2003年と、意外にもごく最近のこと。まだあまり知られていないかもしれませんが、訪れてみると「こんな素敵な場所があったなんて」ときっと驚くはずです。
もともとは富豪が大切なお客さまをもてなすために築いた庭だけに、建物や石の配置、小径の演出にまで丁寧なこだわりが感じられます。一歩足を踏み入れると、空気の質まで違って感じられるような、静けさと品のある空間が広がっていました。
この特別な期間を見逃さないよう、ぜひ足を運んでみてください。