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諸戸(宗)家住宅 主屋・洋室・御殿・洋館・玉 突場・煉瓦蔵・表門

諸戸(宗)家住宅  主屋・洋室・御殿・洋館・玉     突場・煉瓦蔵・表門
諸戸(宗)家住宅  主屋・洋室・御殿・洋館・玉     突場・煉瓦蔵・表門

諸戸家の基礎を築いた諸戸清六(1864~1906)は、米取引、田地、山林などによって一代で資産を築いた実業家で、明治17年(1884)頃には、富商として知られていた太一丸所在の山田家の屋敷地を購入し、事業と生活の拠点とした。
諸戸(宗)家住宅は、江戸期から大正期にかけての住宅施設、庭園が複合した大規模な事務所兼用住宅である。このうち、主屋一棟 洋室一棟 御殿(玄関及び座敷)二棟 洋館一棟 玉突場一棟 表門一棟が平成14年12月に国重要文化財に指定された。
煉瓦蔵は明治20年頃に創建されたもので、当初は5棟連続の木造蔵であった。
明治28年に放火により焼失したが、直ちに煉瓦造で再建された。しかし、昭和20年の戦災で西側の2棟を失い、現在は3棟が残存する。
外観は3棟とも同一で、南北両面の上部に窓、南面中央に両開きの鉄扉が付く。ただし西側2棟が北側に裏戸口を設けるのに対し、東端のものは東面の北寄りに戸口を設ける。これらの開口部には全て庇の付いた痕跡があるが、南面では全て失われている。
裏口の戸は片引戸で東端のものは銅板張りだが、他は板戸である。内部は板床で、壁は煉瓦のままで仕上げとし、キングポストトラスの小屋組みも露出している。 煉瓦塀は、北面の一部が失われているものの比較的当初の姿を留めている。
塀の頂部には2段の持ち出しがあって、桟瓦葺の屋根を載せる。内側には煉瓦造りの控柱が一定間隔に設けられ、この上にも切妻の瓦屋根がを付ける。溝渠は煉瓦塀の内側に掘削され、基壇は石積で外側の上部は煉瓦塀となっている。
南端はアーチ型の水門を通じて外部の水路と連絡し、北面西端ちかくでも外部への連絡の痕跡がある。

【三重県の文化財情報】
諸戸(宗)家住宅 煉瓦蔵一棟 附 煉瓦塀三棟 石造溝渠一基 = 県建 8棟 2000/03/17(H12) 個人 (外部リンク)

詳細情報

住所
〒511-0005 桑名市太一丸
電話番号
0594-24-1361 (桑名市教育委員会文化課)
公共交通機関でのアクセス

・近鉄・JR「桑名駅」から徒歩で約15分

車でのアクセス

・東名阪自動車道「桑名IC」から東へ車で約15分

※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

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