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1泊2日で室生赤目青山国定公園をアクティブに楽しむ!様々な体験を通して、赤目の自然と文化に触れてきました!:山本亜依のみえたび!

掲載日:2021.12.16

室生赤目青山国定公園エリアの中で、名張市を巡る1泊2日のモデルコースをご紹介!日々をハードに過ごし癒しを求めるサラリーマン世代の皆様にオススメ!新鮮なフルーツや温泉、忍者修行に滝行など非日常体験を楽しみましょう♪



室生赤目青山国定公園とは

赤目四十八滝や青山高原に代表される室生赤目青山国定公園は、渓谷と連なる山々の雄大さをどちらも楽しめるエリアです。

四季折々の多彩な渓谷を感じたい人には赤目・香落渓のエリアがおすすめ。深い森に現れる数々の滝や柱状節理の岩肌が続く景観など、ありのままの自然を感じさせます。

なだらかな草原で風を感じたいなら青山高原。ゆるやかな起伏はハイキングやツーリングにもピッタリで、頂上付近の公園からは周辺の山々や伊勢湾が一望できる、高原の風が気持ちいいエリアです。

そして、連なる山々を登山やハイキングで楽しみたいなら美杉・飯高エリアです。美杉エリアは東海地域で最初の「森林セラピー基地」として認定されており、心と体を癒す森林浴には最適です。飯高エリアは香肌峡を取り囲む1000m以上の連なる山々と渓谷からなり、初心者から経験者まで楽しめる森林・山岳エリアです。

今回のコースで巡るエリアの解説

美しい山々に囲まれ、すぐ近くには景勝地として有名な香落渓(かおちだに)を有する青蓮寺湖(しょうれんじこ)。春は桜の名所としても知られるこの自然豊かな地では、時期に応じて様々な種類のぶどう狩りやいちご狩りも楽しめます。

初めに受付で手続きを済ませ、約12haのぶどう園が広がる園内から1番食べごろの農園を紹介していただきます。(私が訪れた10月はベリーAが食べごろのようです!)

実は今回が人生初のぶどう狩り。楽しみだなぁ♪

農園の中に入ると一面に広がる美しいぶどう畑が…!!あまりの多さにどのぶどうから食べるか迷ってしまうほど。

ぶどうは一つ一つ袋に包まれていて、房も実も大きく、一口噛むと甘みが口いっぱいに広がります。濃厚な味わいの中に程よく酸味もあり、その美味しさに手が止まりません…!

園内は時間制限なしの食べ放題。バーベキューの予約もでき、食べ物や飲み物の持ち込みもOKなので、お弁当を広げて家族や友達とゆったり過ごすのもいいですね♪

(ぶどう狩りは例年 7月下旬頃~10月下旬頃まで開園となっています。)

名張にきたら外せない!ご当地グルメ「名張牛汁」をいただきます♪

ぶどうで軽くお腹を満たした後は、名張のご当地グルメ「名張牛汁」を食べに行きたいと思います。

名張牛汁とは、幻の牛ともいわれる伊賀牛と地元の野菜などを使った和風醤油仕立てのお吸い物のこと。牛汁と名乗るには五つの決め事があり、その決め事を守った上でお店ごとに違った味が楽しめるそうですよ!

今回私がお邪魔したのは、食事だけでなくお土産の購入できる「ドライブイン赤目」さん。
注文した牛汁御膳は、牛汁におにぎりや小鉢がセットになっています。

旨味たっぷりの伊賀牛と、優しい和風出汁の相性がとにかく抜群!優しい味わいに身も心もほっこりします。葛を使ったツルツルで幅広のうどんに野菜もたっぷりと入った大満足の一品。

赤目の清流を眺めながら食事を楽しんでいると、葉の一部が色づいてきていました。もうすぐ紅葉シーズン。秋の赤目四十八滝では、紅葉と滝の美しいコントラストが楽しめるので必見ですよ♪

3年前の記事になりますが、紅葉の時期のレポートもありますのでこちらも是非みてくださいね!
赤目四十八滝で紅葉と滝のコラボ!忍者修行の地で自然に癒されてきました!:山本亜依のみえたび!名張編

かつて忍者が修行した森で「忍者修行体験」一人前の忍者になれるかな?

この地ならではのグルメで腹ごしらえをした後は、めいっぱい体を動かしましょう!

かつて伊賀忍者の祖・百地三太夫がその弟子達と日々厳しい修行に励んだのがこの赤目の山。ふもとにある「忍者の森」では、伊賀流忍術の様々な修行が体験できるんです!自分好みのカラーの忍者服に着替えたら、かつて忍者が修行したという延寿院を越え修行場所に向かいます。

1番初めは忍者のポーズを練習。

護身の呪文、厄除け、精神統一として、「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」の九字護身法を唱え早速修行がスタートです!

まずは忍者屋敷のカラクリとして有名などんでんがえしを体験。

隠し扉の向こうに抜け穴があり、敵から攻められた際に密かに脱出する技です。テレビでも見たことある楽しい仕掛けにテンションが上がります!

そして忍者といえばの手裏剣修行も体験!鉄製の手裏剣は少し重みがあり、打ち方のコツを教えていただいてから木の的目掛けて打っていきます。

最初はうまく打てませんでしたが、何回か練習しコツを掴むと命中するように!嬉しくてつい、はしゃいでしまいました!

全長15mの綱にまたがり、たぐって素早く渡る侵入術も体験。

下ろした方の足でバランスを取りながら、手の力で前へ進んでいきます。少し難しかったですが、その分ゴールした時の達成感が嬉しい!

ふと耳を澄ませると、木々のせせらぎや鳥の鳴く声が聞こえてきます。空を見上げて深呼吸をするのも、またひとつ心地よい時間になると思います!

次に猿が木から木へ飛び移る姿をまねた飛び猿の術。ジャンプしてロープに飛び移る修行にはちょっとしたスリルもあり、楽しくて何度も挑戦してしまいました!

他にも3つの壁を乗り越える「登り術」や「吹き矢術」など、様々な修行を体験。忍者修行は1時間半コースが基本で、大人も子供も楽しめる体験内容となっています。聖地で体験する忍者修行は、ここでしか味わうことのできない最高の体験になりました!

ここにくれば赤目名人になれる!「赤目自然歴史博物館」

忍者修行を楽しんだ後は、赤目四十八滝の入山口にある「赤目自然歴史博物館」へ。

この博物館には赤目エリアに生息する動植物や歴史、文化、縁が深い忍者など、この地にまつわる様々な資料が展示されています。

ふと外を見ると、博物館の窓から鹿の姿が!

美しい自然で溢れる赤目渓谷には、今も野鳥やオオサンショウオなど様々な生き物が生息しています。

事前に博物館で、どんな生き物たちが暮らしているのかを学んでから現地へ探しにいくのも楽しそう!地域の自然・特性に寄り添った素敵な博物館だなぁと感じました。

赤目温泉 隠れの湯 「対泉閣」で極上の寛ぎを。明日に備えてまったり一息。

たくさん遊び学んだ後は旅館でゆっくり過ごしましょう。
やってきたのは赤目温泉 隠れの湯 「対泉閣」です。

赤目渓谷と中庭が眺められる新館「こもれびの館」伝統を受け継ぐ日本情緒ある「本館」渓谷の木々を間近に感じられる「楓韻の館」

宿泊客のニーズ合わせた3つの館での宿泊が楽しめます。どのタイプの客室も赤目の自然を堪能できる空間となっていて、極上のくつろぎを味わえること間違いなしです。

館内のウッドデッキで夕涼み。山から吹く風と木々の香りを感じながら何もしないを楽しみます。

様々な体験を通し、赤目の自然と文化にたっぷり触れた1日。明日も、めいっぱい楽しむぞ〜♪

自然と一体になれる「滝行体験」滝に打たれ自分を磨きます!

おはようございます!朝起きてまず体験するのは、赤目四十八滝で行われている「滝に打たれて自分をみがくECOツアー」です。

かつて修験道の修行の地でもあった場所で滝行を通して自分を磨く。初めての経験にドキドキワクワク!昨日も訪れた赤目自然歴史博物館で受付を済ませたら、体験用の白装束をお借りして早速出発です!

山の中はマイナスイオンたっぷりの爽やかな空気が流れていてとっても気持ちいい!歩いていると、木々のせせらぎや鳥のさえずりも聞こえてきます。

「山本亜依のみえたび」でも一度お邪魔したことがある赤目四十八滝。その中で以前も紹介させていただいた、特に見どころとされている赤目五瀑。そのうちの1つ不動滝を通り過ぎ、しばらく歩いていくと急な傾斜の山道が顔を出しました!

この岩場をガイドさんの案内のもと十数分程登っていきます。想像していたよりも険しい道ではありましたが、そのような道だからこそ「これから待ち受ける体験」に徐々に期待が高まっていくのを感じます。

皆で声を掛け合いながらゆっくりと進んでいけるので山登り初心者の方でも安心です。

目的地に到着しました!ゴツゴツとした岩肌が見える滝の落差はなんと30メートル。すごい迫力です…!

この滝の名前は「大日滝」普段立ち入る人は非常に少なく、幻の滝とも呼ばれているそうです。簡易テントで白装束に着替えて滝に近づくと、歩いて熱くなった身体に水しぶきが当たって気持ちいい〜!

いざ、滝修行に入っていきましょう。まずは、滝に一礼。

優しく流れる滝に身をゆだねると心と体がゆっくり浄化されていきます。静寂かつ幻想的な空間で行う滝行は、まるで自身と自然が一つになったかのような感覚を味わえます。

このツアーを利用されるお客様の年齢層も幅広く、女性にも大人気のツアーなんだとか。大自然の力を借りて、身も心もリフレッシュ出来る最高の体験でした☆

美肌効果が期待できる「対泉閣」の天然温泉で、時間を忘れてゆったりまったり。

滝行を満喫した後は、エコツアーにセットで付いている温泉を楽しみたいと思います。

温泉は「湯元赤目 山水園」と「対泉閣」から好きな方を選んで入浴できます。私が入った対泉閣の湯は地底1000mから湧く良質なアルカリ単純温泉です。しっとり滑らかな肌触りで美肌効果が高く期待できるそう。

赤目の自然風景が目の前に広がる開放的な露天風呂に、忍者に因んで「上忍の湯」「くのいちの湯」と名付けられた大浴場。山を登り、滝に打たれ、温泉で温まる。心身ともにたっぷり癒される贅沢ツアーでした!

お洒落な隠れ家「BIG SPICE」で本格スパイスカレーを楽しんできました♪

次に私が向かったのは、宿からほど近い古着とスパイスカレーのお店です!2021年2月に赤目にオープンしたばかりの「BIG SPICE」さん。

古民家を改装して作ったお店は木の温もりを感じられるお洒落な空間です。

今回
注文したのはブラックひよこ豆とざくざくナッツが入った「週替りキーマカレー」。スパイス玉子やインドのおせんべいパパド、そして日替りのおかずが4〜5種類も入っていました!

店主さんが独自に調合したスパイスがほどよく効いたコクのあるカレー辛さは控えめで、副菜たちと一緒に合わせて食べるのもとっても美味しい!お米はパキスタンの香り米バスマティライスを使用しているそうで、スパイスカレーとの相性も抜群。

カレーのお供に季節のドリンク「すだちのラッシー」もいただきました。無農薬のすだちで作ったラッシーはとても爽やかでゴクゴクいけちゃう♪

大阪から名張に家族で移住し、お店を始めたという店主さん。料理に使用されている新鮮な野菜は、その日使う分をお隣の農家さんから分けていただいているそうです。

これぞまさしく地産地消。
美味しいカレーを食べながら時間を忘れてのんびりと過ごせるまた来たくなる素敵なお店でした!

「瀧自慢酒造」でこの地ならではの名酒を発見!

ゆっくり昼食を楽しんでいたら、そろそろいい時間に。駅の方に向かっていると何やら素敵なお店を発見しました。

こちら「瀧自慢酒造」で作られている日本酒「瀧自慢」は、伊勢志摩サミットの乾杯酒にも選ばれた名張が誇る名酒です。ここでは主に伊賀山田錦を使用していて、「平成の名水百選」にも選ばれた赤目四十八滝の伏流水で仕込んで造られています。いくつもの小さなタンクを使い、一つ一つ状態を微調整しながら丁寧に造られた逸品

なんと備品の清掃やお米を研ぐ段階から
、全て赤目の伏流水を使っているそうですよ!

爽やかで心地良い香りと、すっきりした味わいが自慢の「滝水流(はやせ)」をオススメしていただき家族へのお土産に購入。

瀧自慢酒造さんでは他にも、北海道や広島などのお米を使って季節限定のお酒造りにチャレンジしているそうです。既存のものを大切に守りつつ色々なことに挑戦していきたいと、工夫のもとに生まれた名酒たち。

様々な体験を通して触れてきた赤目の水や自然が、お酒造りにもつながっていました!

いかがでしたでしょうか

この記事では、1泊2日で室生赤目青山国定公園の大自然や文化をたっぷり満喫するモデルコースをお伝えしました。たくさんの自然を心ゆくまで楽しめるのがこの地域の魅力です。皆様もぜひ、このエリアに来て体感してみてくださいね。

観光三重では、室生赤目青山国定公園を楽しむモデルコースを他にも紹介しています。気になる方は室生赤目青山国定公園特設サイトをぜひご覧ください。

また、三重県国立国定公園の特設サイトでは三重県内にある4つの国立国定公園を紹介しています。エリアごとに自然の魅力が様々ですので、そちらも合わせてご覧ください。


<山本亜依プロフィール>
1995 年生まれ、三重県出身。2016年に配信ドラマ「東京女子図鑑」で女優デビュー。主な出演作にドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(2022年)映画「きみの鳥はうたえる」(2018年)「ヲタクに恋は難しい」(2020年)「藍に響け」(2021年)などがある。女優業のほか、三重テレビやテレビ愛知の 番組でリポーターとして出演するなど、幅広く活動している。

今回訪れたスポットを表したマイマップはこちら↓
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