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取材レポート

伊勢宮川の里「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理。静かで贅沢な大人の休日♪(多気町)

掲載日:2018.04.01

ミシュランガイドで星☆一つ!「鄙茅(ひなかや)」は、原初的な建築様式の茅葺屋根の民家で、里山の景観を楽しみながら、旬な食材を使った日本料理を味わうことができるお店。季節を感じる山々に囲まれた田園にある「鄙茅」を訪れて、静かで贅沢な非日常の和風リゾートを楽しんでみませんか?

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

まるで昔話の世界に迷い込んだかのような美しい日本の里山と、ひときわ目を引く茅葺(かやぶき)の和風建築。静かで落ち着いた空間で堪能できる、厳選食材をふんだんに使った逸品の数々。

伊勢宮川の里「鄙茅(ひなかや)」で過ごす至福のひとときについてお伝えします。

2019/5/20追記
ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」にて、一つ星☆獲得!
※星一つ=近くに訪れたら行く価値のある優れた料理

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

青々として広がる茶畑の向こうに、大きな茅葺屋根が見えたら、それが目印。
季節ごとにその色味を変える里山の魅力を残し、訪れる人々に伝えていきたいというオーナーの思いが詰まっています。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

風情溢れる建物の外観が里山の魅力をいっそう引き立てます。茅葺の「茅(萱)」はススキの別名。チガヤなどの植物も含めたイネ科の植物の総称なのだそう。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

テーブル席の並ぶ広間、どの席からも、空と山、そして宮川の流れる美しい眺めを楽しむことができます。テーブルの間隔は近すぎず、落ち着いて食事できるようになっています。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

調理場の手前にあるかまどでは、お茶をいれるお湯を沸かしています。
原初的な屋根といわれる茅葺は、室内で囲炉裏やかまどを使うことによって、その煙で屋根が燻されて耐久性が高められるのだそうです。防虫効果もあるとか。昔から伝わる知恵なんですね。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

2階にある個室。
障子の向こうには、穏やかに流れて煌く川が見えます。落ち着いた小部屋です。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

待合室には、囲炉裏があります。
山と川を望む、整然とした空間。風情たっぷりです。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

見上げると、高い屋根の内側はとても精巧な造りになっています。
暖色の照明が照らす木目は美しく、建物内部もスケールが大きく、圧倒されます。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

こちらが、今回お昼のコースをいただいた個室。
3面が、上半分は障子のガラス張りになっていて、里山情緒あふれる日本の自然を、目で楽しみながら美味を堪能できるようになっています。掘りごたつになっていて、足元にも負担がかかりにくいです。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

縁側からの眺めも素晴らしい。聞こえてくるのは、川のせせらぎと、小鳥のさえずりだけ。
なんというか、どこまでも静かで贅沢な大人の時間です。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

いよいよコースのはじまりです。先附は「鰤と白菜のミルフィーユ」。
鰤のお刺身、細く切った白菜、利休麩、うに、土佐酢のジュレから成る、まるでスイーツのような可愛らしい色合いに心が躍ります。甘みと酸味のバランスの絶妙さもさることながら、後味として口いっぱいに広がる胡麻の香りも好ましい。初対面から余韻まで、完成度の高い一品でした。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

箸休は、「春菊の擂り流し(すりながし)」。
擂り流しは、素材を擂り潰して出汁でのばした日本料理。中には牡蠣と蕪が入っていて、牛蒡チップがのっています。ぎゅっと染み入る出汁の深い味わい、舌の上でほろほろとくずれる蕪のやわらかさ、アクセントになる牛蒡の香ばしさを楽しめます。後味は意外なほどさっぱりとしていて、春菊が苦手な方でも大丈夫という感じがしました。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

目にも鮮やかな造里(つくり)。
クロマグロの幼魚であるヨコワ、サワラ、真珠貝、しめ鯖。上品な味わいです。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

ゴージャスで華々しい八寸、「季節のお野菜と珍味の盛合せ」。
生け花を彷彿とさせる、芸術作品のような雰囲気です。里芋や南瓜などの野菜と、いくらやうになどの珍味がふんだんに使われていて、実に贅沢な品々です。助子(すけこ、スケソウダラの卵)のゼリー寄せ、ぷちぷちの食感と甘辛系の味つけがたまらなく美味でした。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

焼物の「鰆の味噌幽庵焼き」は、炭火で焼いているのだそう。
鰆ってこんなにやわらかかったかな?と思うほど、ふわっとした口当たりでした。手前には、ピンク色の「椿大根」。花に見立てた大根の甘酢漬け、可愛らしいですね。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

土鍋で炊いた「根菜のごはん」。
大根、人参、牛蒡、椎茸、零余子(むかご)の風味がふっくらと炊かれたごはんにしっかりと染み込んでいます。お野菜もみんなやわらかい!
緑色が鮮やかな菜花の上にのっているのは、湯葉。軽い食感でいくらでも食べられそうな軽い食感でした。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

美味しい炊き込みごはん、食べきれない分は持ち帰りにしてもらえました。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

食後の甘味は「生八つ橋」。
まぶしてあるきなこと、包まれた味噌餡の上品な甘さが、贅沢すぎる日本料理のコースを締めくくってくれました。ふと外に目をやると、同じペースで流れる穏やかな川、乱反射する陽の光。満ち足りたひとときでした。心を込めて「ごちそうさまでした」。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

ここ鄙茅は、鮎の甘露煮で有名な「うおすけ」さんが営む日本料理店。
店頭のショーケースには、持ち帰り用に購入できる甘露煮も並んでいます。

「鄙茅(ひなかや)」で堪能する里山風景と日本料理

日本らしい田園風景にそっと佇む「鄙茅」。
主張し過ぎない品の良さに溢れながら、それでいて圧倒的な存在感のある、魅力的な料理店。和の絵画のような世界に一歩足を踏み入れると、そこで味わえるのは、静謐な室内空間と、自然豊かな里山の景観、季節の旬な食材をふんだんに使った色鮮やかな日本料理。社会の喧騒や日常の持ち場を離れて、ひと息ついてみてはいかがでしょうか。

【基本情報】
住所 三重県多気郡多気町相鹿瀬615
電話番号 0598-39-8080

営業時間
【昼】11:00~15:00(入店は13:30まで)予約優先
【夜】17:00~21:00(入店は19:00まで)二日前完全予約制

料理内容(税別表示)
・懐石料理(コース)
【昼】 2,800円 平日限定(土・日・祝日は除きます)
3,800円、5,000円、8,000円、10,000円
料理長おまかせ     10,000円~20,000円

【夜】 5,000円、8,000円、10,000円
料理長おまかせ     10,000円~20,000円

定休日 水曜日(祝日の場合は翌日木曜日)年末年始臨時休業あり

アクセス 伊勢自動車道の勢和多気インターチェンジからおよそ15分

※2018年4月時点の情報です。料金等が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

【ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版に掲載!】
鄙茅(ひなかや)が、ミシュランガイドにて星一つ獲得しました。鄙茅以外にも、三重のレストラン・飲食店がたくさん紹介されていますので、ぜひ、グルメガイドとして活用してみてください。

カテゴリー
グルメ・おみやげ
エリア
中南勢

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    【※この記事は、台湾人ライターが現地向けに書いた記事の日本語版です。】
    日本人向けに作られていないので、少し目線が異なるかもしれませんが、そういった点も含めてお楽しみください!

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