取材レポート

おはらい町通りの老舗 二光堂は、「松阪牛ステーキ丼」が名物!大正時代から変わらぬおもてなしの心で観光客を迎え続けています。

掲載日:2021.04.12

伊勢神宮 内宮の宇治橋から徒歩1分、観光客が行き交うおはらい町で大正時代から参拝客をもてなしてきた老舗店「二光堂(にこうどう)」。観光客に人気のお土産が種類豊富に揃っているのはもちろん、店内にある食事処「寶来亭(ほうらいてい)」の名物ステーキ牛丼は、松阪牛がたっぷり乗った贅沢な逸品!秘伝の醤油だれはご飯との相性抜群で、内宮を訪れたらぜひ味わっていただきたいメニュー。他にも店頭では松阪牛を使った牛串や肉まん、コロッケといった気軽に食べられるメニューも販売しています。

伊勢神宮の参拝を終えて、おはらい町に足を踏み入れるとすぐ左手に見えるのが、大正時代の初めからこの場所に店を構える「二光堂」!
石畳の町並みの中で、切妻屋根と妻入りの建築様式。歴史の風情を感じます。

入り口の一角にある大きな「松阪肉 牛丼」と書かれた暖簾も、通りを行き交う人の目を惹きつけてやみません。それにしても、松阪牛を使った牛丼だなんて、なんとも贅沢!

二光堂の店内に併設された食事処「寶来亭(ほうらいてい)」。
暖簾にも書かれていた看板メニューが、この松阪牛を使ったステーキ牛丼です!
「松阪牛丼 上」には松阪牛がたっぷり90g使われていて、とろける食感のお肉が丼の上から今にもこぼれ出してきそうなほど。
自家製の醤油だれが松阪牛の脂の旨味とからみ合い、ご飯との相性も抜群です!

そんなステーキ牛丼が誕生したのは平成3年。
二光堂の店舗が建て替えとなり、新しい店舗に食事処の寶来亭をオープンするにあたって、看板メニューとして開発されました。
では、どうして高級な松阪牛を“牛丼”というカジュアルな形で提供することにしたのでしょうか?

「当時はこの辺りで松阪牛を食べられるお店がありませんでした。せっかくなら伊勢を訪れた方にも極上の松阪牛を味わっていただきたいと思ったのがきっかけです」と、四代目店主の外村晃一さん。
「お昼どき、観光の合間に立ち寄っていただく方にはあまり時間をかけず、手軽に味わっていただけるように、ステーキにして丼に乗せる牛丼がいいだろうと思いました」

牛丼の味の決め手は、なんといっても牛肉の脂の旨味とマッチした“たれ”の味!
改装のための休業期間中、外村さんは飛騨や近江といった有名なブランド牛産地の飲食店や、時には関東方面にまで足を伸ばして、たれの味を追求したといいます。

その結果たどり着いたのが、こだわりの醤油とみりんと砂糖だけを使ったシンプルな味付けで、すき焼きのたれにも似た寶来亭オリジナルの特製だれ!
以来30年以上にわたって変わらぬ味で、松阪牛丼をお目当てに訪れる人たちを楽しませ続けているのだそう♪

寶来亭ではステーキ丼以外にも、伊勢志摩の郷土料理「てこね寿司」や名物「伊勢うどん」などの人気メニューがあり、幅広い年齢層が楽しめるようになっています。

店頭の「松阪牛 牛丼」と書かれた暖簾の横には出店(でみせ)の屋台もあります。
ここの看板メニューは、松阪牛の牛串!

「観光客の方にステーキ牛丼よりも更に手軽に松阪牛を味わっていただければと、牛串のメニューも提供することにしました」と外村さん。
松阪牛串が登場したのは今から20年以上前。今でこそ他の店舗でも見かけるようになりましたが、おはらい町の松阪牛串の“はしり”となったのが寶来亭なんだとか!

松阪牛串の他にも、松阪牛を使ったコロッケや肉まん、ソーセージといったメニューも♪
暖簾の裏に置かれた床机(しょうぎ)に腰掛けて味わうこともできます。

床机は店内にも置かれていて、内宮参拝の後に気軽にひと休みできるようになっています。この床机にも歴史がありました。

バス旅行が盛んになってきた昭和の初頭頃には、お弁当を持参でおはらい町を訪れる観光客もたくさんいました。
二光堂はそうした人たちに立ち寄ってもらいやすいように、お茶を無料で提供する休憩所として床机を配置し、利用してもらっていたといいます。
今も店内に床机が置かれているのは、その頃から続く観光客へのおもてなしの現れなのです。

二光堂の歴史を遡ると、明治末期頃の創業時は、伊勢名物の「生姜糖」の製造・卸しからスタートしました。
その後、おはらい町に店を出して現在までに百数十年の歴史を刻んでいます。

二光堂のルーツとなった生姜糖とは、生姜の絞り汁と砂糖と水飴を煮詰めたものを銅製の型に流し込み固めたお菓子で、伊勢神宮の御札をかたどった意匠で現在も販売されています。

生姜糖
白(生姜味)500円 
赤(イチゴ味)500円

二光堂オリジナルお菓子、羊羹の「呑海」も人気商品!
あっさりとした味わいの羊羹の中には、もち米の粉に砂糖や水飴を練り込んでもっちりとした味わいが魅力の求肥(ぎゅうひ)が入っています。

呑海 6個入 1,200円

ステーキ牛丼のセットメニューに付いてくる「牛肉のしぐれ煮」も二光堂のオリジナル商品です!
松阪牛を使ったものはそぼろ煮としぐれ煮の2タイプで、三重県産黒毛和牛のものと合わせて5種類販売しています。

松阪牛しぐれ煮 1,900円 
松阪牛そぼろ煮 1,900円

松阪牛をじっくりと煮込んで旨味を引き出し、黒にんにくの深いコクと合わせた「松阪牛万能だれ」も人気の商品。
他にも、味噌のコクと玉ねぎの甘味が松阪牛の濃縮した旨味とマッチした「松阪牛ご飯だれ」、細かく刻んだ生姜や椎茸を混ぜ合わせた「松阪牛ぶっかけ生姜」、にんにくの香りと味噌のコクが引き立つ「松阪牛にんにく肉味噌」といったご飯の上に乗せて楽しむメニューもレパートリー豊富♪

松阪牛万能だれ 540円
松阪牛ご飯だれ 680円
松阪牛ぶっかけ生姜 680円
松阪牛にんにく肉味噌 740円

伊勢名物「伊勢うどん」のお土産に♪
黒く濃厚なたまり醤油のたれを、柔らかな極太麺に絡めて食べる伊勢の郷土料理です。

伊勢うどん
2食入り 500円
3食入り 750円
5食入り 1250円

買えるのは、食べ物だけではありません。店頭には四日市の伝統工芸「萬古焼」の窯元から直接仕入れた藍窯の陶器も並んでいて、お茶碗やお皿、湯呑、ビアグラスなど品揃え豊富!
多彩な柄が揃っており、訪れるたびに新しい作品に目を留めて買っていく人もみえるとのこと♪

店頭の松阪牛串の屋台の反対側には、天ぷらの屋台も!
熊野灘産の地魚を使ってかまぼこを製造している「新兵衛屋」に、毎年年末から3月末頃まで軒を貸し、揚げたての天ぷらを販売しているのです。
「チーズ棒」や「えびマヨ天」、「たこ天」(各350円)など種類豊富に揃っています。

通りで食べ歩きにもよし、当時の旅人気分で店内の床机に腰掛けて食べるのもよし♪
当時の旅人気分で内宮参拝のひと休みに、名物ステーキ丼を味わいに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

メニュー
◇ステーキ牛丼(ステーキ丼・赤だし・香物)
松阪牛丼 特上 (松阪肉90g)3,670円
松阪牛丼 上    (松阪肉70g)3,160円
松阪牛丼  小丼  (松阪肉50g)2,750円
 国産牛 丼    (国産牛70g)1,630円

◇牛串類
松阪肉牛串   1本800円
飛騨牛牛串   1本500円
松阪牛コロッケ 1個300円

◇てこね寿司
てこね寿司(赤だし・伊勢海草の小鉢付き)1,000円
てこね寿司・伊勢うどんセット  1,450円

◇伊勢うどん
伊勢名物伊勢うどん 500円
伊勢うどんミニ鳥めしセット 750円

※この記事に掲載されている料金は、2021年3月時点のものです。
名称

二光堂 寶来亭

住所
〒516-0024 伊勢市伊勢市宇治今在家町60
電話番号

0596-22-4175

営業時間

10:00~17:00(L.O16:30)

休日

無休 ※時短営業の時期は火曜・水曜休の場合もあり

駐車場

なし

公共交通機関でのアクセス

伊勢市駅、近鉄宇治山田駅からバス15分「内宮前」下車

車でのアクセス

伊勢自動車道「伊勢IC」から車で5分

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