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伊勢神宮で早朝参拝!優しい光があふれる内宮は荘厳な雰囲気を感じる場所でした…!

掲載日:2018.03.16

伊勢神宮の早朝参拝ツアーに参加してきました。「お伊勢さん観光案内人」とともに、内宮をぐるっと90分、そして伊勢うどんの朝食で大満足!…お伊勢さんをさらに楽しむ方法、教えます!

「伊勢神宮を参拝するならダンゼン朝一番がいい!」と力説され、行ってきました早朝参拝。
お伊勢さんは何度か訪れたことがありますが、「お伊勢さん観光案内人」のガイド付きで参拝するのははじめて。7時20分に内宮宇治橋前で待ち合わせです。

内宮への入口、五十鈴川にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界へとつなぐかけ橋です。実はこの日、直前までひどい豪雨で開催が危ぶまれましたが、なんと!到着した瞬間に雨がやみ、雲の合間から朝陽が差し込むというミラクルな出来事が。実に神々しい朝の風景…。

まっすぐに続く参道。

…が!

ガイドの佐熊さんは、まっすぐには歩きません。宇治橋を渡って右側の「神苑」へ入り、小路を入っていきます。このあたり一帯はかつて神宮関係者たちの民家が建っていた場所だそうですが、明治中期以降は美しい庭園として生まれ変わりました。美しい3種の梅、さざれ石、大正天皇が皇太子だった頃に御手植された松…それぞれ説明を受けながら歩きます。看板がないので、ひとりだったら見落としていただろうなぁ~。ガイドさんがいてヨカッタ!

この橋は「火除橋」といいます。
江戸時代はここまでは民家が建ち並び、この橋の向こうが神域だったのですね。ですからこの間に川を通して、火事にならないようにしたのだそうです。

参拝の前に俗世の穢れを払うため手水舎で手と口を清めます。
この正しい作法、ご存知ですか?
ひしゃく一杯の水を汲んで、左手を清め、右手を清めたら、左手に水を受けて口をすすぎ、残った水でもう一度左手を清めながら、次の人のためにひしゃくの持ち手を洗い清めます。これは全国の神社共通の作法。一連の動きがよどみなくできるとカッコいいですね。

さっきまでの大雨で増水していますが、こちらが五十鈴川の御手洗場(みたらし)。
その昔、参拝の前に身を清めた場所です。この川岸の石畳は、元禄五年(1692)徳川綱吉将軍の生母、桂昌院が寄進したものといわれています。

ガイドさんの説明で面白かったのが、五十鈴川の守り神をお祀りしている、瀧祭神(たきまつりのかみ)の参拝方法。
「ここはお願いごとをする場所ではありません。“これから正宮さんへ参らせていただきます”とご挨拶をする風習もあるようです」。

正宮に向かう前に、アポイントをとっていくのですね!知らなかった!(というかいつもは参ってなかったぁ~)

正宮では撮影することはできないため、参道からのぞく正宮はかやぶき屋根の上部…鰹木、千木をパチリ。日の光できらりと輝いて、とても美しい姿です。

それにしても人の少ない早朝参拝は、なんてすがすがしいのでしょう!
朝の爽やかな空気、青々とした神宮の森にきらきらと差し込む陽の光、川のせせらぎの音…これは、この時間に訪れた人だけの特権でしょうね。神様のおそばへほんの少し近づいたような、そんな感じ。
「参拝は絶対、早朝!」と力説してしまう理由もわかります。

毎月、1日、11日、21日の朝8時頃に神職と神馬(しんめ)が参拝なさるということで、正宮の石段の下で、神馬の登場を待ちます。
神職さんに合わせて神馬も天照大御神様にお辞儀。静寂の中で行われる神事を目にして、粛々と繰り返されてきた2000年の壮大な時の流れを感じずにはいられません。

そして、天照大御神の荒御魂を祀る別宮「荒祭宮」へ。
こちらではまず感謝を捧げ、その後に個人的な願い事があるならばしてもいいですよ、とガイドさん。

「この木は立派ですね!」と思わず言ってしまった神宮杉。
御神木として紹介されて以来、みんながご利益を求めて、根元を触るので、木肌がテカテカに光っています。伊勢神宮の神域にあるすべてが御神木ともいえるので、実際にはこの木だけがというわけではないでしょうが、上へ上へと伸びた姿に強い生命力を感じますね。
(※神域ですので神宮内のものには、くれぐれも触ったりしないようにしましょうね!)

荒祭宮へ向かうこの石段には1か所「踏まぬ石」と呼ばれる石が…よく見ると整然と並べられた石段とは違う場所にあります。
割れ目が「天」という字に見えていたことから、天から降ってきたという言い伝えがあるとか。知らずに踏んでしまう方も多いみたい。つくづくガイドさんがいてヨカッタ!

こちらは、御稲御倉(みしねのみくら)。
神宮神田より、収穫した抜穂の御稲が納められます。正宮を直接見ることはできませんが、ココは正宮と同じく神明造りになっているので(5分の1の大きさ)正宮の雰囲気を感じることはできますよ。

そしてその隣の外幣殿(げへいでん)。

柱の間が空いています。ガイドさん曰く「ここに隙間が空いていますよね。
次の式年遷宮の頃には重みで隙間が狭くなります。これは、遊びのための隙間。長持ちする秘訣ですよ」。

宇治橋の渡り切るところで多くの人がなでていった場所があります。…それは宇治橋の擬宝珠。よくみると1つの擬宝珠だけがテカテカしているのでわかるはず。
「あれは、擬宝珠の中に宇治橋の守り神である饗土橋姫(あえどはしひめ)神社の萬度麻(まんどぬさ)が納められているからですよ」とガイドさん。最後の最後まで御加護を受けたようで、とてもありがたい気持ちがしました。

参拝を終え、勢乃國屋(せのくにや) へ。
早朝参拝ツアーの最後は朝食か600円分のお買いものができます。たっぷり歩いてお腹がすいたので、もちろん朝食をいただきました!わーい、名物の伊勢うどんだ!!出てきた時は「うどんにごはん!?」と思いましたが、真っ黒い濃厚なタレをかけて食べる伊勢うどんは、意外にもごはんと合うではありませんか。一味唐辛子をたっぷりかけるとさらに美味。くせになります!

【勢乃國屋(せのくにや)】 
住所 三重県伊勢市宇治今在家町117
電話番号 0596-23-5555
公式URL http://www.senokuniya.co.jp/
営業時間 8:30~16:30
休業日 年中無休
アクセス 伊勢神宮宇治橋より徒歩1分


これがお土産の名物「神代餅」。
無添加の草餅で、ちょっと小ぶり。甘さも控え目でいくつでも食べられます。こちらはなんと皇太子様に献上されたお菓子だそうですよ。お土産に喜ばれそうですね。

朝食を終える頃には、だんだん参拝者も増えてきました。
日も高くあがり、さきほどまでとは全く違う風景に見えます。うーん、伊勢神宮はやはり早朝参拝がいい!人が少なく、神様を身近に感じるのは、朝ならではの感覚です。ぜひあなたも体感してみてください。

【伊勢神宮 内宮】
住所 三重県伊勢市宇治館町1
電話番号 0596-24-1111(8:30~16:30)
アクセス 近鉄五十鈴川駅よりバスにて約6分
公式URL  http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/

【概要】
期間 通年(ただし、1月1日~1月3日を除く)
所要時間 約90分(お食事、お買い物の時間は除きます。)
料金 大人2,300円 小人(小学生以下)2,300円(未就学児童は無料)
料金に含まれるもの 
・お伊勢さん観光案内人同行ご案内料(内宮)
・参宮木札
・朝食(爽朝食)又は、勢乃國屋お買い物券600円分<選択制>
最小催行人数 2名(最小受付人数1名)
(2名に満たない場合、催行不可となります。その場合、3日前までにご連絡させていただきます。)
行程表 内宮 宇治橋前(7:20出発) = 御手洗場 = 瀧祭神 = 風日祈宮 = 正宮 = 荒祭宮 = 宇治橋 = 勢乃國屋(9:00頃着)
※ご案内の順番は、前後する場合がございます。
集合場所

 内宮宇治橋鳥居前 7:20発(予約時間10分前集合)

 

問い合わせ・申し込み先 美し国ステーション (営業時間:9:00~15:00)
〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町117
 TEL 0596-24-3501 / FAX 0596-24-3504
公式URL  https://ise-guide.jp/
      http://ise-machi.co.jp/dmo/

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