三重県初上陸!観光列車「はなあかり」実証運行レポート~JR関西線に乗って伊賀・亀山の歴史&グルメ旅を楽しもう~
掲載日:2025.12.24
2025年11月12日、26日、12月3日の3日間限定で、「地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトとした観光列車「はなあかり」が、JR関西線で実証運行されました。
このトピックスでは、「はなあかり」実証運行のレポートと、関駅で降りて徒歩で楽しむ江戸時代の面影残る宿場町「関宿」のモデルコースをみえ旅アンバサダーのキャスターマミがお伝えします。
記事制作 / みえ旅アンバサダー キャスターマミ
撮影協力 / @yuu_field.5427
観光列車「はなあかり」三重県初上陸!
JR西日本が運行する観光列車「はなあかり」は、季節に合わせて様々な地域を走る、2024年秋にデビューした新しいスタイルの列車です。
今回、はなあかりが三重県で初めて運行されたのは、関西本線活性化利用促進三重県会議(三重県、亀山市、伊賀市、西日本旅客鉄道株式会社)が進める「関西本線(亀山駅-加茂駅間)」の活性化プロジェクトの一環として実施されたもの。
関西方面からの誘客と利用促進を目的に、3日間限定の実証運行が行われ、倍率3倍の抽選をくぐり抜けた参加者たちは、京都駅を出発し、歴史とグルメが詰まった三重の“おもてなしの旅”を満喫しました。
京都~伊賀上野・関をつないだ三重県への旅
今回の実証運行で用意されたのは、伊賀上野プランと関プランの2種類。
紅葉が見ごろを迎えた11月26日、伊賀上野駅で下車された参加者のみなさんを見送り、関駅までの約35分間「はなあかり」へ乗車させていただきました。
車内は、日本の四季の草花をテーマにしたラグジュアリーなデザインで、座っているだけで心がゆるむような心地よさ。
車窓に目を向ければ、日本の原風景ともいえる里山の暮らしが広がり、さらに「はなあかり」の通過を楽しみに手を振ってくれる人や、カメラを構えて撮影を楽しむ人の姿も見られ、終始飽きることのないひとときでした。
江戸時代の面影残る宿場町「関宿」を散策
亀山市の関駅では、かわいい園児たちも旗を振ってお出迎え。
温かい気持ちになりながら、東海道五十三次の宿場町として栄えた関宿へ向けて歩きました。
今もなお江戸時代の風情を残した関宿。この町並みは、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
はなあかりのプランに参加したみなさんは、ランチを楽しんだあと、地元の観光ガイドさんの話を聞きながら町並み散策されました。
関宿のカフェ「ウーノボーノ」で大満足ランチ
関宿には、趣向を凝らしたグルメ店がいくつもあります。
そんなお店の中から、私がランチを楽しんだのは、「cafe ウーノボーノ」さんです。
関宿の町並みに馴染んだ外観から、店内にディスプレイされたFIAT500が顔を見せます。
レトロモダンテイストのカフェで、ランチタイムに味わえるのが、選べるパスタランチ、スープカレーのランチ、お肉がおいしいメインランチ、そして、パスタもお肉もついたスペシャルランチ。
どのお料理もボリューム満点で、食べ応え抜群です。
関宿と三重県のお土産がそろう「関見世 吉右衛門」
旅行の最後に欠かせないのが、お土産ですよね。
大河ドラマのような江戸店を思わせる「関見世 吉右衛門」さんには、関宿と三重県のお土産が数多く並びます。
関宿土産には、創業約380年、「忍びの隠れ蓑」としての歴史を持つ深川屋さんのこだわりの和菓子がおすすめ。
一番人気の商品は、伊勢市発の「イセカルダモンコーラ」だそうです。十数種類のスパイスでできた、着色料や保存料など不使用の身体にやさしいクラフトコーラ。
炭酸水で割って自家製コーラのできあがり。ハニージンジャーエールやベリーベリーカシスなど、新商品もそろっています。
北勢
亀山市古い町並みが今も残る東海道関宿に古民家を改装した土産物店がオープン‼
「東海道関宿は三重への西の玄関口」を合言葉に、関宿の物産はもちろん、
オーナーの人脈を通して集められた県内各地の物産や県外の珍しい商品が
500点以上も取りそろえられています。
JR関西線に乗って伊賀・亀山を旅しよう!
今回は、3日間限定でJR関西線を走った観光列車「はなあかり」と、江戸時代の面影残る宿場町「関宿」のグルメ、お土産スポットについてお届けしました。
「はなあかり」の運行は今回限りの特別イベントでしたが、みなさんもタイムスリップしたかのような歴史体験が楽しめる三重県伊賀市、亀山市へ、JR関西線を使ってぜひ遊びに来てください。