【伊賀】鉄道ファン、子鉄が喜ぶ〝忍者列車”

掲載日:2025.11.28

伊賀市を走る伊賀鉄道は、JR関西線と乗り継ぎができる「伊賀上野駅」と近鉄大阪線と乗り継ぎができる「伊賀神戸駅」を結ぶ16.6kmの路線です。伊賀市民の通勤通学のほか地域住民や観光客にも利用されているなくてはならないローカル鉄道です。伊賀流忍者発祥の地で知られる伊賀市を走る伊賀鉄道にはその名も「忍者列車」があるのはご存じですか?今回は電車大好きな子ども(子鉄)と一緒に忍者列車に乗ってショートトリップを楽しみました。

上野市駅!? 忍者市駅!?

伊賀流忍者発祥の地で知られる伊賀市に本社のある伊賀鉄道は、「上野市駅」の”愛称”を2019年2月から「忍者市駅」としました。駅舎にはどどーんと「忍者市駅」の文字が!!そして、忍者市駅周辺には、モニュメントや小さな忍者など様々な場所に忍者が潜んでいるんです。

忍者市駅周辺に潜んでいる忍者を探せ!

さすが忍者市駅!駅周辺には、忍者が使う手裏剣のモニュメントやカラフルな忍者、ミニ忍者、かわいい忍者などがたくさん潜んでいるんです。子どもはもちろん大人だって「あ!こんなところに忍者がいる!」なんて探しながら駅周辺を散策するのも楽しいかも!!

旅の目的は忍者列車

伊賀鉄道では漫画家の松本零士さんのデザインによるラッピング列車が走っているんです。

色は3種類あって、青色は平成21年から、ピンク色は平成22年から、緑色は平成24年から走行しているということで、もう10年以上みなさんに親しまれている列車なんですね。

なかでも緑色は、「木育トレイン」として車内に三重県産の木材をふんだんに活用されています。

伊賀鉄道には全部で車体が5編成10両あり、そのうち3編成6両が忍者列車ということですが、その日によって運行時間はまちまちなのが注意すべきところ!(事前に上野市駅に電話(0595-21-3231)で確認すると運行時間を教えてくれます。)

私が訪れた日は、青色がメンテナンス中で残念ながら走行していませんでしたが、ピンク色と緑色が随時運行中ということで、遭遇率の高い日となりました。

 

忍者列車が子鉄の心をわしづかみ!

今回の旅では、運行表をみると上野市駅から桑町駅間を往復すると、行きはピンク車両、帰りは緑車両に乗ることができるのがわかったため、短い区間ではありますがそのルートで往復することに決定!
(まだ子鉄は2歳なので短い区間でも列車に乗る体験ができるだけで大喜びなのです。)

さて、列車にのってみるとびっくり!車内のあちこちに忍者が潜んでいます。
・網棚の上には、割と大きな忍者が・・・
・ドアが閉まると、青色の忍者が・・・。
・窓のカーテンを下げるとこちらにも手裏剣模様が・・・。
・運転席の近くに、ミニ忍者が・・・。

車内を探検!私たちの行った時間は、ちょうど上野市駅で7分ほど停車時間があったので、安心して、車内探検をすることができました。

コラム

ちなみに緑色の忍者列車 車内はこんなかんじ!

三重県産の杉・楓・ヒノキなど5種類の木材が使用されている車内は、ピンク色列車とは雰囲気も異なり、木材ならではのあたたかみを感じます。
もちろんこちらの車内にも忍者が潜んでいたり、つり革が手裏剣になっていたりして、忍者探しが止まりません。
そして筆者が乗車した日は、緑色はメナード青山リゾートとのコラボ列車「セージトレイン」として運行している期間でして車内にのった瞬間から、セージの香りに包まれてとても癒されました。
(セージトレインは、2025年9月26日~11月30日まで運行)

ショートトリップ スケジュール(例)

列車を見るだけでも楽しい2歳の子鉄。やってくる列車に手を振って合図をしています。今回は親子2人旅なので上野市駅(忍者市駅)ロータリーにある駐車場に車をとめて、上野市駅から桑町駅までを往復することにしました。

私たちは、時刻表をにらめっこしながら、事前にピンク列車と緑列車の運行時間を調べて、まずは、下り伊賀神戸駅行きのピンク列車に乗ることにしました!(13:36発)
上野市駅は、複線になっているので時間帯によっては、行き違いの為の待ち時間ができます。
ちょうどピンク列車は停車してくれていたので、ゆっくり写真を撮ったり車内を回ることができました

上野市駅ー広小路駅ー茅町駅 と伊賀市の街なかを進む列車。乗車中は、忍者を探したり、車窓から景色をみたり、運転席の近くにいって、全面展望を楽しんだりするうちに、約6分ほどで桑町駅に到着!(13:42着)

桑町駅は、なんともレトロな駅舎でちょっとうれしかったりしました。そして10分ほど待つと今度は上り上野市駅行きの緑色の列車がやってきました。(13:56発)

また6分ほどで上野市駅まで戻ってきて、短い時間でしたが2種類の忍者列車に乗れて大満足な子鉄でした!!

もう少し先終点の伊賀神戸駅まで乗車すると車窓の景色ものんびりとした田園風景が広がったりしてローカル鉄道ならではの鉄道旅ができることでしょう。

みなさんもぜひ忍者列車にお乗りください!

忍者市駅周辺の立ち寄りスポットのご紹介

忍者市駅から歩いてすぐのところに、2025年8月にOPENしたのが、伊賀流忍者体験施設「万川集海」

体験は、洞窟を探りながら忍者の教えを学ぶ「魔堅窟巡り」や忍者修行を体験する「忍修殿」があります。

こちらは小学生以上から体験できるので、今回子どもは、安全なゴム手裏剣を使ったを手裏剣修行を体験させていただきました(200円) 優しい忍者さんの教えのもと、見事命中させることができ、子どもも一つ成功体験をさせていただきました!大人も楽しめる本格的な忍者体験施設です!詳しくは下記の記事をご覧ください!

ぽりんの画像

ぽりん

電車が大好きな息子との旅。今回初めて伊賀鉄道に乗りに行きました
「忍者鉄道に行く~」と大喜び。たくさんの忍者の「仕掛け」があり、楽しい子鉄旅になりました。

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