僧兵まつり〔菰野町 湯の山温泉〕(旬体験!三重県おでかけ情報:2017年10月20日放送内容)
2017.10.20
※ぎふチャン(岐阜放送)ラジオ「旬体験!三重県おでかけ情報」<2017年10月20日(金)放送内容>
AM1431kHz(岐阜)/AM720kHz(高山)/AM1197kHz(下呂)
パソコン・スマホ: http://radiko.jp/#GBS
パーソナリティ:西金之助さん、竹内万理さん

竹内:三重県の旬の観光情報をお届けする番組「旬体験!三重県おでかけ情報」。
今日は、三重県菰野町「湯の山温泉」でおこなわれる「僧兵まつり」についてご紹介します。
紹介いただくのは湯の山温泉協会の坂口 智美(さかぐち さとみ)さんです。坂口さん、よろしくお願いします。
坂口:おはようございます。湯の山温泉協会の坂口です。よろしくお願いします。
菰野町・湯の山温泉は、鈴鹿山脈の北側に位置し、鈴鹿国定公園に指定され、御在所ロープウエイを中核として四季折々の自然豊かで、ゆっくりくつろげる温泉豊かなまちです。
西:素晴らしいロケーションですね。
坂口:今日はそんな菰野町湯の山温泉から、10月22日(日)に行われる「三重県下最大の火祭り・湯の山温泉僧兵まつり」をご紹介します。
竹内:「湯の山温泉僧兵まつり」は、火まつりなのですね。どのようなおまつりですか。
坂口:はい。湯の山温泉にある三嶽寺(さんがくじ)は、伝教大師が全国に開いた山岳宗教の拠点のひとつでした。
戦国時代は、武家政治の横暴に対して寺も武装し、三嶽寺には数百人もの僧兵がいたと言います。
織田信長に攻められ焼き討ちにあいましたが、このとき勇敢に戦った僧兵たちの『勇気』、『忍耐』、『正義感』を伝えようと始められたのが僧兵まつりです。
西:勇壮なまつりなのでしょうね。

坂口:はい!なんといっても「火炎みこし(かえんみこし)」が見ものです。
竹内:燃える「火」そして「炎」と書いて「火炎みこし」。ただならぬ雰囲気ですが。
坂口:僧兵装束に身を包んだ男たちが担ぐ『火炎みこし』は迫力満点ですよ!
大小の樽5個に、松明を約60本付けた神輿は重さ約600kg。
三嶽寺でお祓いを受けたあと、ロープウェイ前の広場まで約2kmの道のりを練り歩きます。
炎が凄まじく燃え盛り、漆黒の夜空に火の粉が飛び散るさまは圧巻です。
西:僧兵装束の男たちが担ぐ、炎の神輿ですか・・
当時の僧兵たちの鬼気迫る思いが伝わってきそうですね。
坂口:そしてこの火炎みこしと一味違った神輿も登場します。
それは、火炎みこしに先立って練り歩く、女性だけの神輿です。
竹内:女性が担ぐ神輿ですか。
坂口:はい、『かえでみこし』といいまして、綺麗に飾られた神輿です。
お祭り好きの女性たちが元気よく気勢をあげ、祭りを盛り上げます。
西:こちらは対照的に、華やかな雰囲気ですね。
どちらも楽しみです。
それでは、まつりのスケジュールを教えてください。

坂口:10月22日 日曜日午後13時から始まります。
メイン会場は、御在所ロープウエイの駐車場の広場です。
13時に僧兵祭りの開幕式を行います。
開幕式では、火炎みこしで使う火の「採火式」もあります。
この時間から屋台も店開きしていて賑やかですよ。
竹内:屋台も出るのですね。
坂口:はい。その昔、僧兵たちがスタミナ源として食してきた僧兵汁や、味めしの販売も致しております。
西:僧兵汁、気になりますね。
坂口:美味しいですよ、是非お召し上がりください。
開幕式のあと、ステージでは僧兵太鼓の演舞、マックスタイルショー、あずま太鼓の演奏やお笑いタレントショーが広げられます。
そして夜の7時半頃からいよいよ!呼び物のみこしが動き始めます。
竹内:火炎みこしと、かえでみこしですね?
坂口:そうです!まず女性たちのかえでみこしが、三嶽寺を7時半にスタート、ロープウエイに通じる道路を進みます。
そして、午後8時には火炎みこしが三嶽寺を出発、温泉街を練り歩き、9時過ぎにロープウエイ会場に到着します。
そしてクライマックスは、打ち上げ花火ショーです。
西:秋の花火もいいですね。

坂口:湯の山温泉はまさに音の炎の大饗宴です。
秋の夜長、湯の山温泉にお越しいただき、紅葉を満喫していただき、勇壮な「僧兵まつり」を十分に楽しんで頂ければと思っています。
竹内:まつり会場までのアクセス方法を教えてください。
坂口:例年、交通渋滞が発生していますので、公共交通機関でのお越しをお願いします。
近鉄電車・湯の山線「近鉄湯の山温泉駅」下車。
三交「湯の山温泉駅」までは、無料シャトルバスをご利用ください。
三交「湯の山温泉駅」からメイン会場のロープウエイまで徒歩10分です。
西:花火も楽しみたいので、いいお天気になるといいですね。
坂口:はい!皆様のお越しをお待ちしています。
西:今日ご紹介いただいた湯の山温泉僧兵まつり問い合わせは、「湯の山温泉協会」電話番号 059-392-2115
竹内、西:坂口さん、今日はありがとうございました。
坂口:こちらこそ、ありがとうございました!