三重の歴史街道
菰野道


かつて東海道四日市宿の陣屋があった四日市市北町交差点から出発し、菰野町菰野へつづく街道で、全ルートのほとんどが三滝川と金渓川沿いを通っています。「菰野道」とは四日市側からの呼び方で、菰野側からは「四日市道」と呼んでいました。
見どころ
- 東町通り
- 東町通りは、菰野藩の城下町が整えられるなかで油屋、酒屋、呉服屋、筆屋などの商人や桶屋、畳屋、大工などの職人が町割りされた通りです。現在は約500mにおよぶ東町商店街となっており、菰野町の商店街のうち店数がもっとも多い商業の中心地です。商店の屋号などに昔がしのばれます。

- 瑞竜寺
- 東町通りのすぐ北側にある寺で、境内には石地蔵を祀ったお堂があります。毎年8月24日には、火伏と商売繁盛を願って、菰野地蔵盆とも呼ばれる縁日が催され、四日市や鈴鹿方面からも大勢の人々が訪れて賑わいます。

- 菰野城址
- 菰野城の跡は、現在は菰野小学校の敷地になっており、その西南に「菰野城址」の碑が建っています。西北にわずかに残っている堀と築地が一万二千石の土方氏陣屋の面影を伝えています。
