三重の文学

三島由紀夫の陽光

三島由紀夫はなぜ「潮騒」の舞台に神島を選んだのか。

三島由紀夫はなぜ「潮騒」の舞台に神島を選んだのか。

鳥羽のはるか沖合に浮かぶ神島は、三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として知られており、その作品はたびたび映画化もされている。

三島は、この島へ取材旅行のために2度来ているが、その前年にはギリシャを旅した。20代後半の彼は、青い空と太陽、白い大理石の古代遺跡など、地中海的な明るさに傾倒し、その風土や文化に深い感銘を受けている。そして、ギリシャ神話『ダフニスとクロエ』を日本に移して書くことを思い立ち、選んだ舞台が神島だったのである。

この島は三島自身が探したのではなく、当時の水産庁に紹介してもらったらしい。ちなみに、八代神社で元旦に行われるゲーター祭りは、太陽信仰の祭りとされ、太陽神アポロと相通じるところがある。この島の風土をはじめ、半島や島々を間近に見る風景、海岸線から島の最高点へ急激にのびる景観などは、エーゲ海に通じていたのであろうか。三島は明るく力強い自然美を背景に、新治と初江の健康的な恋物語を謳いあげるのである。

荒波に囲まれた離島。だからこそ『潮騒』に描かれた自然は、時を経た今でも美しさは損なわれていない。小説を読めば、魅力的な物語とともに島の自然に触れることができるが、やはり実際の景色に直面することをお薦めする。小説では味わえない、人々とのふれあい、海の幸という嬉しいおまけもついてくるのだから・・・。

作品紹介

[潮騒]

神島の美しい風景を舞台に、漁師の新治と海女の初江が繰り広げる恋物語。

関連スポット

神島[鳥羽市]
鳥羽湾の沖合の島。海岸線に奇岩が見られ、美しい眺望も楽しめる。
近鉄・JR鳥羽駅下車、佐田浜港から市営定期船40分
八代神社
ゲーター祭

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