伊賀焼
(いがやき)伊賀地域(主に島ヶ原地域)で採取される「伊賀陶土」を使用し、伝統的な技術、技法を活用して、伊賀市、名張市で生産される陶器を「伊賀焼」と称しています。
伊賀焼は、16世紀後期の築窯が確認され、茶道が興隆した室町末から桃山時代の茶人達は「歪みたるもの」・「へうけもの」の美を伊賀焼に求め、茶陶窯としての伊賀焼は、「水差、花生は伊賀に優る物なし」と日本の至宝として高い評価を受けるが、江戸期に入り、茶道の動向と作風変化に対応することが出来ず伊賀焼の窯煙は一旦途絶えます。
その後、江戸中期に復興し、行平鍋、土鍋、土瓶等の耐熱厨房食器や日用雑器を焼く産地へと変貌し、明治・大正・昭和の時代から現代に至るまで、「伊賀陶土」の特性を生かした耐熱食器の産地として、その伝統は受け継がれ続いています。
このスポットの関連記事
- 住所
- 伊賀市
- 電話番号
- 059-224-2395(三重県農林水産部フードイノベーション課)
- 公式URL
- https://www.miebrand.jp/15724017716.htm#igayaki
※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。