三重県観光連盟公式サイト

地元の方々がおいしい野菜の育て方を教えてくれるんですよ

レストランの前でその日に採れた新鮮な野菜を手に語ってくれた北村シェフ
レストランの前でその日に採れた新鮮な野菜を手に語ってくれた北村シェフ

この方に話を伺いました

農業レストラン「フラール」シェフ 北村光弘さん

三重県いなべ市の農業公園内にある人気レストラン「フラール」のシェフ。三重の食材を知り尽くした達人で、地元のテレビ番組や雑誌でも活躍中。四季折々の食材と料理のアレンジで、地元の方から観光客まで、食通をうならせている。市内の高校で週1で教鞭をとるパワフルな60歳。

ここで食べられる野菜の魅力とは

大自然に恵まれた素敵な環境のレストランですね。なぜこの場所でレストランを始められたのですか?

すっごい田舎で驚かれたでしょう?(笑)三重県農林水産支援センターで、三重県の農業と観光を結び付けて地元を盛り上げるための6次産業化のアドバイザーをしてたんです。その縁で、別の場所にあったレストランを任されてやっていたら、リピーターさんは増えるし、友達がまたそのお友達を呼んでくれて、中にはマイカーで来ていた人がなんと貸切バスできてくれたりするようになって。近くには見事な紅葉で有名な聖宝寺や、非常に珍しい「猿の狛犬」で有名な鳴谷神社もあって、どんどんお客様も増えたので「じゃあ、農業公園内に新しく建てるか」ってなってね(笑)。

皆さん、非常に美味しそうに笑顔で召し上がってますね。
このエリアの野菜の魅力って、いったい何でしょう?

実はこのエリアは、畑を非常に深く耕す伝統があるんですよ。畑が深いから味も深くておいしい。三重県の土は、地域によって栽培に適している野菜が微妙に違うんです。例えば四日市の赤土はホントにうまいジャガイモが育つし、鈴鹿の黒土なら絶品の根菜が採れる、とかね。だから、いなべの人たちはそれに負けじと天然のたい肥にまで徹底的にこだわって、今の土ができたんです。つまり、本当に美味しい野菜の作り方を知っている達人が周囲にいっぱいいるんです。しかも、収穫のタイミングによっても味が変わるんですよ。それを「キュウリは夕方に水をやれ。翌朝に採れ。」とか「ナスは花が咲いてから3日目で収穫だぞ。」とか、地元の方々にそれはそれは親切に教えてもらってます。

野菜が苦手な子どもたちも、ここで野菜が好きになって帰っていくという話を聞きましたが

こっちの野菜はね、完熟するまで畑で育てるんです。キャベツや大根なんて、完熟して畑で破裂する音が聞こえることもよくあるほど。だから甘みや旨みが違う。「おいしいよ」と言っただけでは、その野菜をお子さんは食べないですよね。だから、お母さんにまず食べていただく。そうすると、子どもの前で素敵な表情で「おいしい!」と言ってくれる。それを見て子どもも食べるんですよ。もちろん、子どももお母さん以上に素敵な笑顔になってくれますよ。

秋から冬にかけてはどういった食材で楽しませていただけるのでしょうか

夏に作って干した野菜を召し上がっていただくのが人気ですね。この地域には「伊吹おろし」という風が吹いてくれる。この風が野菜を美味しくしてくれるんですよね。干しナス、干し大根などは特にお薦めです。また、米粉ではなく、ご飯をつぶして作る「いなべだんご(写真)」も美味しい。砂糖を加えなくても自然な甘さでデザートのようです。三重県の豊かな自然が育んだ農作物で1年中おもてなししてますよ。

これから三重県へ旅行される方々にアドバイスを

そうですね。有名な観光地だけではなく、ぜひ、田舎に足を延ばしてほしいですね。そこで、明るい時間だけではなく、夜の満天の星空を眺めてみてほしいです。まったく音がしない静寂を楽しんだりね。三重の田舎を体感していただきたいですね。

北村シェフ 「これなら簡単で美味しい」おすすめの食べ方

なばなのお好み焼き

三重県の特産品「なばな」。おひたしや卵とじ、バター炒めで食べることが多いお野菜です。 北村シェフ「なばなは、お好み焼きでも絶品ですよ。お好み焼きはキャベツじゃなきゃいけない、なんて考えずに、試してみてください。他にも、ニンジンやスナップエンドウ、インゲンなどでもおいしいですよ~。」

お店の紹介

店 名
農業レストラン フラール
住 所
三重県いなべ市藤原町鼎3071 いなべ市農業公園内 MAPを見る
アクセス
東名阪自動車道 桑名ICから車で50分
電 話
0594-46-6370
営業時間
11:00~14:00 水曜定休

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