海沿い絶景ドライブ -リアス海岸が織りなす美しい景観-
伊勢志摩がある志摩半島では、美しい海岸線が続き、息を呑むような海の絶景が見られます。灯台がある岬や展望台など絵になるスポットも点在し、ドライブに最適。

展望足湯がある「伊勢志摩スカイライン」
まずは伊勢と鳥羽を結ぶ天空のドライブウェイ「伊勢志摩スカイライン」へ。沿道の朝熊山山頂には展望足湯があり、島々が浮かぶ美しい伊勢湾を一望しながら、ゆったりと足湯に浸かれます。絶景を眺めながらの足湯は最高に贅沢。
鳥羽から志摩へは「パールロード」へ。山並みを縫うように作られた道で、木々の緑と紺碧の海が織りなす素晴らしい景観が臨めます。真珠やカキの養殖いかだが浮かぶ海や、焼きカキ小屋が並ぶ町、海女小屋など、伊勢志摩ならではの風景を楽しんで。中間点の「鳥羽展望台」で高台から見下ろす景色は、雄大な太平洋と山並みが広がる大パノラマ。運が良ければ富士山が見えることも。
その他にも、複雑な海岸線と多くの島が浮かぶ英虞湾を一望できる「横山展望台」、地球の丸さが分かる岬として知られる「大王埼灯台」、正面に落ちる夕景が素晴らしい「登茂山展望台」、ハート型のかさらぎ池を見下ろす鵜倉園地の「見江島展望台」など、写真に残したくなる風景がいっぱい。潮風を感じながら、海沿いドライブを楽しみましょう。
船に揺られて、時空を超える離島めぐり

船旅の先に、島で暮らす人々との出会いがあります
伊勢湾に浮かぶ「答志島」「神島」「菅島」「坂手島」。鳥羽マリンターミナルから各島へわずか15分~40分ほどの船旅で、昭和を感じる日本の風景に出会えます。

答志島のワカメ漁。港には小さな漁船がひしめきあう
「答志島」は島めぐり初心者におすすめ。港が3つある大きな島で、お店や宿も充実。漁港の作業を見たり、路地裏を散歩したり、ありのままの島の暮らしに触れられます。「答志島スカイライン」は、伊勢湾に浮かぶ美しい島々が見渡せる人気のハイキングコース。途中の入口から170メートルほど登った「天望山レイフィールド」からの眺めは見飽きることのない美景です。
「神島」は島好きにおすすめ。歩いて一周できる小さな島で、三島由紀夫の小説『潮騒』のクライマックスシーンで舞台となった「監的哨跡」、恋人の聖地に指定されている「神島灯台」、白い石灰岩がそびえ立つ「カルスト地形」など、2時間ほどで探索できます。

菅島の「しろんご祭」では海女たちも昔ながらの白い磯着姿に

ホラ貝の音でつがいのアワビの初獲りを競い合う(しろんご祭)

初獲りしたアワビは白髭神社に奉納する(しろんご祭)
「菅島」は、海女の祭典「しろんご祭」が毎年7月に行われる島。昔ながらの白い磯着姿をした海女たちが、ホラ貝の音で一斉につがいのアワビの初獲りを競う様は圧巻。島のそこかしこで、伊勢えび・海藻・鮫・鯛などを干す風景が見られるのも、海女の島らしさを感じさせます。日本最古のレンガ造り洋式灯台「菅島灯台」や、1月~2月頃になると大山山頂を真っ赤に染め上げる紅ツゲの群生が見どころです。

鳥羽本土からすぐに渡れる坂手島

5~6月に楽しめる坂手島のアヤメ
「坂手島」は鳥羽本土とわずか600mの近さですが、一歩足を踏み入れると、島の空気にどっぷりと浸かれます。集落の細い路地を進むと、江戸川乱歩の妻・お隆さんの生家や、5月から6月にかけてカキツバタが咲き誇るアヤメ池や姫の浜など美しい自然に出会えます。